さなだアセスメント!

真田自治州の別館。
レビュー内容へのツッコミ・コメントは Twitter @sanada_noriyuki にどーぞ。

コミックレビュー「先月の1冊」 at Jan-2014

2014-02-17 04:10:07 | 更新終了・先月の1冊
うっし、2日遅れできららレビューいっくy……あれ、「先月の一冊」更新してない?(今更)

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……なんもかんもオリンピックが悪い!(責任転嫁)
オリンピック観ていて更新忘れてたわぁ……スポーツ観戦好きにはたまらんイベントだからねぇ。
あと、羽生選手おめでとう!(こっちも今更)



☆先月の一冊!(新刊)
 ・思春期ビターチェンジ 2(将良 / フレックスコミックス)
  真田の本棚2013・特薦大賞に選んだ作品の第2巻。
  この巻では主に中学1年時の出来事が描かれていて、まさしく思春期ど真ん中の時期。
  初恋(される)話や女子同士(?)の友情話など、中学生らしいエピソード満載の巻となった。
  
  この巻を語るとすれば、やっぱ木下さんのエピソードだよねぇ。
  つーんとしている委員長があったか系男子にほだされる、というよくありがちな話なんだけどさ。
  その男子の中身は、実は女子という……ユイさん、女の子落としてどうするんですか(笑)
  睨まれた時にうろたえるユウタとか、困りまくるユイとかが傍から見ててすげー面白かった。
  
  あと、ユイの家庭問題をユウタが解決しちゃってたことにも注目したい。
  そもそも大塚家の問題って、夫婦間のエゴがぶつかり合って娘(ユイ)が見えなくなってる点にあるんだよね。
  だからユウタの行動が問題解決に一役買ったんだけども、これは他人だからこそできた行動だとも思える。
  いやほら、親同士のケンカが自分に飛び火したらイヤじゃない。普通ならあんなこと言えんって。
  そういう意味で、この入れ替わりには意味があったんだなーと感じてみたり。
  
  このまま中学生ものでダラダラ行くのかと思いきや、なんと巻のラストでは高校に進級。
  学園祭とか体育祭とか修学旅行とか、各種イベントをばっさりと切ってきた点はフツーに驚いた。
  まあ、この作品の場合はそうしたイベントが無くても話として成立するとは思うけどね。
  引き延ばしでつまらなくなる作品が多くなる昨今、テンポ重視で構成を組んだ点を高く評価したい。
  こうやってサクサクと話を進められるのもwebまんがならではの魅力なのかも。



☆先月の一冊!(新刊その2)
 ・普通の女子高生が【ろこどる】やってみた。 1(小杉光太郎 / 一迅社)
  役場が運営するローカルアイドルの日常を描く4コマまんが。
  アイドルを描いたまんがは数多かれど、公営アイドルを描く作品はそう多くはあるまい。
  公営ならではの低予算、ローカルアイドルのあるあるなど、世間の世知辛さを感じられる一冊だ。
  なお、ぱれっとのHPによるとTVアニメ化が決まっている模様……攻めるなぁ、一迅社。
  
  話の舞台は千葉県流山市……じゃなくて、架空の都市・流川市(笑)
  役場に勤める叔父さんに騙されて、女子高生がローカルアイドルを始めるというストーリーだ。
  時給は1000円、時間外拘束があるうえにメディア出演のギャラはナシ……つまり、ワーキングプア(笑)
  まんがだから大げさに書いているかもしんないけど、現実はどんなものなんだろうかね?
  
  このまんがの売りは女の子たちの可愛さ……と思うアナタは普通のまんが読み(何
  やっぱ魚心くんでしょ! あのテキトーなデザインと背中のコワい魚のミスマッチがたまんない!
  こりゃアニメの販促品は魚心くんで決まりだね>一迅社さん、期待しとります。
  
  本作の難点を挙げるならば、モノクロに比べてカラーが物足りないってこと。
  無難な塗りで悪くはないんだけど、モノクロがとっても良いだけに勿体ないよねぇ。
  これは2巻以降の課題かな……って、2巻は今月出るのか! 攻めるなぁ、一迅社!



☆そのほか
 1月は当たり月というか、個人的にお気に入りな感じの作品が多くてホクホク。
 そのぶんレビューの時間がかかるんだけどね……眠気をこらえつつ、3作品紹介するよ!
 
 まずは双葉社から「ガール メイ キル」の第1巻。
 マフィアの殺し屋をやっている女の子とパンピー男子の交流を描いた、異色の任侠ものだ。
 殺し屋なヒロイン・芽衣が平然と人殺しをやってのけるシーンが実にセンセーショナル。
 ニコニコ笑いながら人を殺すとか、背筋が凍るわぁ……殺し屋ってコワイ。
 ちなみに、本作の帯にはラブストーリーって書いてあるけど、ラブ要素はあんま無いから注意するように。
 
 お次も双葉社から「カリュクス」の第1巻を紹介するぞ。
 花の少女という奇病に侵された少女と軍人の恋を描く、どこか切ないラブストーリーだ。
 命をかけた恋とはよく聞くけど、本気で恋をしたら死んじゃうってのは残酷だよねぇ。
 主人公ペアの沢村とナデコは、はたしてどんな恋をしてどんな結末を迎えるのだろうか……
 あー、想像したらなんだか気が沈んできた。でも面白いから続きが読みたくなるというパラドックス。
 
 最後に、一迅社の「マジでカガク」の第2巻を取り上げておく。
 1巻は正直ビミョーだったんだけど、2巻になってキャラも話も安定した感がある。
 れあさんが完全にボケ要因として定着したのが大きいよねぇ……本人は納得しないだろうけど(笑)
 ちょうど完結なんで、表紙が気になった方は1・2巻揃えて読んでみても良いかも?



明日(というか今日)の仕事に障るので、今回はこれぐらいで。
来月はもうちっと余裕を見てレビューしたいなと思いました。まる。
……まあ、来月もこんな調子のような気がして仕方ないのだけれども(ぼそ)



真田紀行

特集・真田家の本棚 2013

2014-02-08 15:09:28 | 特集・真田家の本棚
予定がだいたい1週間伸びたけど、特別企画いっくよー!

この企画は昨年度もやった企画の焼き直しなんだけど、念のため、先に要点を説明しておく。

企画の主旨は、真田が 2013 年に読んだまんがの中からおススメの作品を勝手に表彰するというもの。
選出対象は「2013 年内に1巻が発売された作品」で、今年も部門別に5作品+特別賞を選出した。
表彰するといっても副賞は無いんで、関係各位にはあらかじめご容赦頂きたい(笑)



☆表彰作品一覧(各賞別)
 ○「特薦大賞」年度代表まんが
  思春期ビターチェンジ(将良 / フレックスコミックス)
 
 ○「秀話賞」最優秀ストーリーまんが
  クズの本懐(横槍メンゴ / スクウェア・エニックス)
 
 ○「大笑典」最優秀ギャグまんが
  高橋さんが聞いてる(北欧ゆう / スクウェア・エニックス)
 
 ○「皇帝賞」最優秀4コマまんが
  先輩には頭が上がらない!(榊 / 芳文社)
 
 ○「萌王賞」最優秀萌えまんが
  隣人を妹せよ!(森乃葉りふ / 一迅社)
 
 ○「特別賞」最優秀企画
  好きもよい・恋ときどき(双見酔 / ジャイブ)



☆各賞解説
 今年の特薦大賞には、将良さんの「思春期ビターチェンジ」を選出した。
 人格が入れ替わっちゃった……という古典的なギャグを、あえてマジメ路線で描くという異色作だ。
 多感な思春期を異性の視点で描くっていうのがスゴイ新鮮。あー、こういう見方もあるのかっていうね。
 ユイの家庭問題だとか、思春期の友人関係だとか、いろんな問題を丁寧に描いている点にも好感が持てる。
 骨太な作品なんで、表紙を見てただの萌えまんがを想像していると(良い意味で)裏切られるかも。
 こういう作品が増えてくれると、萌え系ももっと評価されるんだろうけどねぇ……
 
 続いて最優秀ストーリー作品・秀話賞には、横槍メンゴさんの「クズの本懐」をセレクション。
 学校で噂のカップルは、実はかけがえのある恋人だった……これなんて昼ドラ?(ぁ
 主人公の花火と麦に加えて、花火の親友の早苗や麦の幼なじみののり子が出てくるなど、人間関係はもうドロドロ(笑)
 とはいえ主人公カップルがなんだかんだで仲良しだから、読んでいてそれほど不快感ってのは無いかな?
 このキャラクター設定でよくフツーの青春活劇を描けるな……横槍さんにマジもんのリスペクト。
 
 ベストオブギャグ・大笑典は、北欧ゆうさんの「高橋さんが聞いてる」を推してみた。
 アイドルをやっている女子高生・高橋エナが、同級生男子たちのアホな会話に内心でツッコむという形式のコメディだ。
 男子コンビの会話もくだらなくて良いんだけど、エナのツッコミが入ることでギャグとしてより完成されてる感じ。
 このツッコミが良いのよ。一例を出すならば「盲点だー!」とか(伝わりづらいレビューで申し訳ない)
 ネタの中心はパロディなんで、元ネタが分からないとサッパリつまんないっていう危険性も内包してるけどね。
 某Amazonでは評価が割れて平均星3つ。合うか合わないかは読者によりけりってところだろうか。
 
 4コマ大賞・皇帝賞は、キャラットレビューでもおなじみ榊さんの「先輩には頭が上がらない!」
 さんざレビューしておいてなんだけど、この作品って2013年(しかも8月)に1巻が出たばっかなんだよねぇ。
 今回の選出にあたって1巻を読み返してみたところ、初期は迎さん一択だったんだなと改めて感じてみたり。
 つーかこの冒頭のモノローグ、これで野乃ルートに入ったら時任くん鬼畜じゃね?(笑)
 そしてここまで書いて、全然レビューになっていないことに気がつく(ぁ
 ……「先輩」の内容をもっと知りたい方は、左メニュー「きららキャラット」から(以下、宣伝のためカット)
 
 真田を萌死させた、森乃葉りふさんの「隣人を妹せよ!」には萌王賞を贈らせていただきたい。
 だってアパートの隣に越してきた美少女がいきなり「お兄ちゃん」ですよ! この時点で既に悶絶は必至。
 義理(ですらない)兄妹のスキンシップが激しすぎて、真田、もう限界(※一部、表現を誇張しています)
 幼なじみの乾も巻き込んで、1巻まるまる兄妹イチャコラという展開。ごちそうさま、お腹いっぱいです。
 去年の「うさぎ」とは全く別ベクトルの萌えだけど、こういう萌えもアリだと思う今日この頃。
 
 最後に、企画賞として双見酔さんの「好きもよい」「恋ときどき」の2作品を紹介する。
 作家コメントを読む限り、この2冊は双見さんの同人作品をまとめた単行本という位置づけらしい。
 収録作はストーリーで勝負するタイプの作品が中心で、同人アレルギーのある私でも楽しめる内容だった。
 それにしても双見さん、昔はこんな話描いていたんだねぇ……商業作家の「商業前」ってなかなか興味深いもんだね。
 こういう「××さんの昔の作品」って企画は面白いんで、今後もこういう企画が続いてくれるといいなって思う。
 ていうか双見さん、なんでこういう話を商業でやらないの! こっちのが絶対売れるよ!(ぁ



昨年の振り返りをしてみて、そもそも去年は新作をあんま買わなかったことに気づく。
保守的になってるのは良くないよね……今年はバンバン新作に挑んで、バンバン玉砕しようと思いました。まる(ぁ

ではでは、また次回の更新で。
……今日が定期更新の日だって? あーあーあーk(定型パターンにより省略)



真田紀行

きららキャラット No.101

2014-02-03 23:59:04 | きららキャラット
連日更新のため、冒頭コメントが全く思い浮かばず。
やっぱね、1週間に1度マメに更新するのが大切だと思うわけよ。節分なだけに(やかましい)

てなわけで、今回はきららキャラット 101 号(2014 年 3 月号)のレビュー!
表紙は冬景色の道を歩くキサラギ&キョージュ。格好からして学校帰りの1シーンかな?
本を読みながら歩くとコケるよ、キサラギちゃん……ただでさえ危なっかしいんだから、気をつけんと(笑)



☆今月のビッグ・スリー!
 ・セカイ魔王(双見酔)
 ・イキモノシステム(ユイザキカズヤ)
 ・先輩には頭が上がらない!(榊)
 
 今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はGA。今回は布細工か……ホント、この作品はネタが尽きないよねぇ。
 今月はあと一歩踏み込みの足りない感じの作品が多くて、ちょっとパワーダウンした感じで残念だった。
 
 
 @セカイ
  マオが勇者と戦う意志を固めて、物語が大きく動き始めた。
  この直接対決はどう転んだって物語の山場になるんで、いよいよ物語も終盤の局面といった様相を呈してきた。
  ここまでが長かった……だらだらずるずるで終わったらどうしよう、という心配は完全に杞憂だったね(ぁ
  
  勇者に負ければ当然死んでしまうので、今回は死の恐怖を考える演出がちょいちょい。
  迷うマオの背中を押したのが、あのニャム様(笑)というのだから物語はどう転ぶか分からんもんだ。
  それにしてもニャム様(笑)は良いこと言うねぇ。可能性があるからやるとか、お前そういうキャラじゃないだろ!
  くそう、良い台詞持っていきやがって……今度どっかで使おうっと(ぉぃ
  
  最終決戦に挑むにあたって、ニッカがパーティから脱落。
  戦力にならないというマオの突放しは、半分は本音、もう半分は友人を死なせたくないって気持ちだろうね。
  それはつまるところ、魔王として本気で勇者パーティとぶつかることを意味してるわけで。
  歴戦の猛者たちに声をかけていよいよ最終決戦か……エンディングまであと半年ってところかな?
 
 
 @イキシス
  この号が発売されているのは2月なんで、通例だとキャラットでもバレンタインネタが多くなる傾向にある。
  ところが、今年バレンタインネタをやったのはなんとイキシス1作品のみ。キャラット作家陣はみんな枯れてるな。
  マジレスすると、先生方も「みんなバレンタインで来るだろうし……」と敬遠し合った結果がコレだろうね。
  定番ネタも1作品独占ならばインパクトは絶大なわけで。凡手のはずがまさかの勝負手になるとは。
  
  てなわけで、今回はハカナのバレンタイン大作戦!(表現が昭和)
  液体ドーナツをドーナツと言い張るハカナが、ミサキへのチョコを渡すために大奮闘!(表現が以下略)
  ……なのに、なぜか5月某日から物語がスタートするミステリィ。何故にホワィ?
  いやまあ、それは読めばすぐに分かるから詳しい事情は伏せておくけども。
  
  それにしてもハカナのボケっぷりが凄まじい。お菓子に生レバーて。芋焼酎て。
  これはもはや歩く災害といっても差支えあるまい。被災するのはいつもキリちゃんな(笑)
  以前はこういうネタって割と流してたんだけど、最近はツッコむようになって話にリズムが出てきたね。
  内容はじわじわと良くなってきているんで、来月号にも注目したい。
 
 
 @先輩
  新年に家でのんびりしてたら、キレイな先輩たちが家にやって来た……ってどこのエロゲじゃ!
  これが東方院行人ならフザケロだけど、時任くんだとなんか許せてしまう時任マジック。
  着実にフラグ建築士の道を歩みつつあるねぇ。もう羨ましいを通り越して尊敬してしまう(笑)
  
  妹野乃さんの威力がまじパねぇ。つーかあざといけどカワイイ!(笑)
  こんな美少女ロリっ娘に上目づかいでお兄ちゃんとか言われたら、健全な男子だったら100%赤面するわい!
  まあ、時任くんのカワイイというコメントで顔を紅潮させるあたり、本人はいたって無自覚なんだろうけども。
  距離感の近い美少女こわいわぁ……いつか小説を書くときの参考にしよう(待テ
  
  野乃さんの反応を見る限り、時任くんの野乃ルートはかなり脈がありそうな雰囲気。
  これさ、もう時任×野乃でいいんじゃないかな? ロリコン真田的にそのルートは大歓迎っす。
  とはいえ迎さんも少し時任くんのことが気になってるようだし、まだまだ波乱含み。
  いやぁ、今年もこの作品のレビューが増えそうだ! 偏向レビューバンザイ!(ぉぃ



☆アテンション!
 ・ラッキー・ブレイク(平つくね)
 
  今月も連載作品から、今月号でフィナーレを迎えたラッキー・ブレイク@平つくねをセレクト。
  連載が始まったのが2009年の11月号だから、かれこれ4年以上掲載された計算になる。
  最近でこそ存在感が薄かったけど、終わるとなるとなんだか感慨深いものがあるねぇ。
  最終3巻の発売も記念して、今月のアテンションに挙げておく。
  
  
  @ラッキー
   最終回は、前回の3年後の物語。
   藤沢産業が新ブランド会社として出発する展開で、一応の大団円を見た格好となった。
   扉の陸を見て「あれ、この子ってこんなにカワイイキャラだっけ?」とツッコんだのはここだけの秘密。
   連載4年の中で最終回に1番いい笑顔が出てくるってのはなんだか感慨深いものがあるねぇ。
   
   ただ、最終回もやっぱり話が分かりづらかった。
   なんでそこに陸やちゃこがいるのかとか。会社に幕を下ろすって社名を変えるだけじゃんとか。
   連載初期から説明不足がちな作品だったけど、最後の最後まで分かりづらいってのはねぇ……
   話がもっとスムーズに回ればもっと上を目指せる作品だっただけに、ホントに惜しいと言わざるをえない。
   
   とはいえ、打ち切り展開にも関わらず最終回をきっちりと仕上げてきたのは立派。
   良くも悪くも平さんらしい締め方で、いちファンとしては大いに楽しめたと思う。
   最終3巻は来月発売とのこと。カレンダーにチェックを入れておこう(回し者っぽいぞ)



☆CO-HYO!
 今月のキャラットを評する言葉として「あと一歩」ほど相応しいものはない。
 つまらなくはないけど、絶賛するにはなんか物足りないって作品が多いんだよね。
 スープはおいしいんだけど麺が微妙なラーメン、みたいな?(分かりづらいたとえで申し訳ない)
 最近は面白さの波が来ていただけに、この微妙な出来はちょっと残念だったかな。
 
 新連載に触れておくと、新連載2作品のうちブレンド・S@中山幸はまずまずの立ち上がり。
 本人が無自覚なドSと勝手に勘違いする周囲のギャップが面白くて、これはなかなか良いギャグ。
 話運びもそつがなくて良かった……だけに、オリジナリティ皆無な絵が本当に残念で仕方ない。
 これはきららのスロウスタートにも言えることだけどね(飛び火)
 連載を重ねるうちに絵の個性が出てくると良いんだけど、絵を変えるのは難しいからねぇ……
 
 もう1つの新連載、ばーどすとらいく!@もずもまずまずの立ち上がり。
 また宇宙からの侵略者ものか……とは思っても口にしないのがきららスキーのマナーな(矛盾)
 テンプレに忠実な印象はあるけど、絵は安定してるし話もそこそこ面白くて悪くはないと思う。
 難点を挙げるとすれば、設定や展開がありがちすぎて没個性ってところかな。
 新連載が2作品とも没個性というのは、昨今の日本の教育が(以下、冗長な駄文のためカット)
 
 あと、アテンションでも取り上げたけど、ラッキー・ブレイク@平つくねは本当にお疲れ様。
 最後までストーリー面の不安定さが解消されなかったのは……まあ、作風だーね(ぁ
 その不安定なストーリーを補ってあまりある画力があったからこそここまで来れたわけで。それもまた作風か(便利な言葉だ)
 次回作が出てくるかどうかは分かんないけど、またいつかキャラットに戻ってきてくれると嬉しいね。
 
 そんじゃ、ここからは次号予告!
 
 表紙&巻頭カラーはAチャンネル@黒田bb。
 衝撃のトオルサンタを予告に使うのは卑怯だろ。必要以上に期待してしまうではないか(笑)
 カラーはAチャン、NG、ブレS、先輩、ののノの5作品。全部連載で固めてきたか。
 
 読切予告は今月からの続きが1作品、再登場1作品、初登場1作品というバラエティ豊かな面々。
 初登場の+ぽじてぃ部@服部まさきって、どんな人なんだろう……ということでグーグル先生に聞いてみた。
 どうやらエロ文庫系の絵師に「はっとりまさき」なる人がいるようだけど、ひょっとしてこの人かね?
 今月の武内さんといい、芳文社はエロスに飢えている様子……だからあの意見広告か!(笑)



ふぅ、なんとかギリギリ3日に間に合った!
ではでは、今回はこのぐらいで。

先週予定していた「真田の本棚2013」は今週中に更新します。



真田紀行

きららミラク No.25

2014-02-02 19:01:36 | 更新終了・きららミラク
1週間遅れたけど、何事も無かったかのようにミラクレビュー!
今回はきららミラク 25 号(2014 年 3 月号)を取り上げるぞ。
表紙はいつもの桜Trickで、先月に引き続いて優&春香……若干ネタ切れの感アリ(ぁ
新年号なんだから、せめて季節感を出すとか工夫が欲しいよね。連続での表紙なんだし。



☆今月のビッグ・スリー!
 ・幸腹グラフィティ(川井マコト)
 ・ワケありずむ Complex(島崎無印)
 ・寄り道ファミリ(タダタグ)

 今月のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はアンネッタ。今月も世界名作劇場っぽい雰囲気でほっこりさせられた。
 あと、青シスの尾花がなんか超可愛かった。話そのものはあんまり印象に残っていないけど(ぉぃ


 @幸腹
  リョウの母・緑が初登場(※回想などを除く)
  すごい若いんで継母かと思いきや実母! ホムンクルスだ!(作品が違います)
  現実にも、こういうトシを取らない感じの人ってたまーにいるよね。安達○実とか。
  私は年相応……というよりいつも10歳ぐらい年上に見られるから羨ましい限りだわ(苦笑)
  
  リョウがお母さんに遠慮しているように、お母さんもリョウに遠慮しているっぽい。
  まあ、長い間離れて暮らしちゃうとお互い距離感が掴めないってことはあるだろうけどね。
  ここの家の場合は娘の思春期にまるまる離れているわけだし、難しさも一入か。
  母娘そろって引っ込み思案って面もあるし、元通りに戻るまではまだまだ時間がかかりそう。
  
  そんな2人の間を料理(+叔母)が取り持つって流れがいかにもこの作品らしくてニヤリ。
  料理に限らず、思い出のナントカって人と人の結びつきを強めてくれるよね。思い出の景色とかさ。
  こういう「何気ないけど深い」演出が今のミラクには足りないんだと思う。
  ちゅっちゅすれば良いわけじゃないのだよ。ちゅっちゅすれば!(※大切なことなので2回言いました)
 
 
 @ワケCom
  連続ゲストの第2回。
  2回目ということもあり、前回からのヒキと簡単なあらすじでスタート。
  前から書いてるけど、連続読切でこういう丁寧な入りをする作品は好感が持てる。
  まあ、ギャグがメインの作品ならあんま気になんないんだけど。ストーリーものだからね。
  
  アパートの話でずっと引っ張るかと思いきや、学校生活の方にもフォーカスを当ててきた。
  新キャラは女の子の同級生2人と野郎の担任1人。先生が男子ってきらら系では割と珍しい気がする。
  同級生2人は心霊オタクなメガネ女子と痛い系おチビか……主人公が男だったら完全にエロゲだな(ぁ
  
  前回出てきたスケバン幽霊が担任の谷田先生と同級生という設定らしい。
  しかもスケバンの反応を見る限り、どうやら谷田に気がある模様でピュアな反応。
  あー、不良が草食系男子を好きになっちゃったとかそんな奴か……おい谷田、ソコ替われ(笑)
  スケバンの表情がすっげー乙女ちっくでメッチャ可愛かった(←雑な感想)
  
  絵も話運びも良くって、これが連載と言われても不思議ではないレベル。
  次々号あたりで連載になってくれると良いんだけど、真田が評価する読切ってミラクだと(以下略)
 
 
 @寄り道
  今回はメガネとこたつの話……面白いんだけどレビューしづれぇなコレ!(笑)
  話の流れ通りレビューすると訳が分からなくなるから、ネタ別に書くか。
  ……元々訳の分からないレビューだから気にならない? あーあーあー聞こえませーん!(耳塞
  
  まずはメガネの話から。
  彩音の目が悪くなったんでメガネを買うことになったんだけど、女子高生+メガネとか超あざとい!
  冒頭の夕希しかり、史夏しかり、さな子しかり……くそう、普通にカワイイじゃねーか。
  なるほど、このメンツなら彩音のメガネが一番人畜無害だな。ギリギリあざとくない(怒られるぞ)
  
  おこたの話は、まあ、萌えまんがが1度は通るテンプレートか。
  ただ、ここの宿直室のこたつは掘りごたつなんで中に隠れるってオプションが使用可能。
  案の定というべきか、さな子がそのオプションでボケた……って、他の3人はやらんわな(苦笑)
  
  これは内容とは直接関係無いんだけど、終盤の台詞で1箇所写植ミスがあったのは非常に残念。
  いや、ここはむしろゲーメスト誌よろしく写植ミスを楽しむのが通ってものなのか?(そんなわけない)
  この前のキャラットでも写植抜けがあったし、ちょっと気になったんで突っ込んでおく。



☆アテンション!
 ・はじめようSKR!(さくらいす)
 
  今月のアテンションは、初登場のはじめようSKR!@さくらいす。
  大型スーパーの出店によって経営が傾いた小型スーパーが舞台というニッチ路線な経営ものだ。
  タイトルのセンスは残念の二文字なんだけど、内容はよく練られていて面白いと思う。
  何気に小売業の社会問題がテーマになっているなど、連続掲載されたら大化けしそうな予感はある。
  
  次点はシロクロコミュニティ@石見夕×よしだひでゆき。
  未与の一人称によるキャラクター設定まとめで、話そのものはほとんど進展せず。
  連載じゃないからしゃーないけど、もう少し踏み込んで話を進めても良かったと思う。
  
  
  @SKR
   まるまる1年のブランクを経ての再登場。
   男の娘でお茶を濁した前作とは打って変わって、今度はワーカー路線で攻めてきた。
   新連載のゆずコといい、高校生+企業運営ってのが今のミラクのトレンドなのかね?
   
   上にも書いたけど、舞台は外部要因によって経営の傾いた小型スーパー。
   プレッシャーに負けて逃げた父の代わりに店を切り盛りする女の子が主人公……設定重いな!?
   当人はいたって明るく店長をやってるけど、裏で色々あったんだろうなと想像すると泣けてくる。
   明るく見えるのはストレスで精神がおかしくなってる、なんて妄想しちゃう私はフロム脳(ぁ
   
   もっともこれは萌えまんがなんで、そんな鬱設定は無いわけだけども。
   主人公・こはるのパワーはスーパー経営よりもオリンピックを目指した方が有用だよねぇ(笑)
   どうしてもスーパーで頑張りたいなら、それをパフォーマンスとして売りにするとか工夫が必要。
   ……いや、女子高生店長っていうのもメディアの気を引くには最適か(ぶつぶつ)
   
   だいぶ妄想でレビューしてしまったけど、切り口は面白いし登場人物も魅力的なキャラが多くて◎。
   いかにも商店街の中のスーパーって雰囲気も感じられた点も良かったと思う。
   この設定、続きものになった方が映えそうな気がするんだけど、第2回はあるのだろうか?
   ここ最近のミラクは読切ラッシュでしのいでいる状態だし、続きがミラクに載ることを期待したい。



☆CO-HYO!
 先月7作品も読切があると嘆いたら、今月は9作品もぶっこんできた。
 ミラクの掲載枠は18なんで、なんと半分が読切というバファリン状態(ぁ
 雑誌運営が破綻気味で、もはや死に体と言っても過言ではあるまい。
 やべぇよ、はりかもさん戻ってくるまで雑誌がもたない可能性が出てきちゃったよ。
 
 なんでここまで心配してるかっていうと、きららもMAXも連載枠がスッカスカだから。
 現状を打破する最もスマートな流れはミラク廃刊→連載作移籍なんだよねぇ。
 きらら系って新連載攻勢とかあんまやらないし、エールの前例があるだけに廃刊は十分ありえるわけで。
 ……このマイナスな妄想が杞憂に終わってくれることをただただ祈るばかりだーね。
 
 そんな誌面のなか、ゆずりはコーポレーション@しんとが連載スタート!
 連載初回なのにカラーじゃないあたり、なんとなく急に連載が決まったような気がしないでもなく。
 とりあえず会社設立が目標といったあたりかな。話の運びはそつがなくてイイ感じだと思う。
 ただ、この事業内容だと大きく稼ぐのは難しいような。どっかで事業転換は必要になってくるだろうね。
 ひとまず無難な滑り出しなんで、今後の経過に注目といったところだろうか。
 
 さてさて、ここからは来月号の話。
 
 表紙&巻中カラーはいつもの桜Trick@タチ。
 表紙がだいぶ単調になってきてるんで、そろそろ一工夫が欲しいトコロ。一応の看板なわけだし。
 カラーは桜のほか幸腹、SMS、きしひめ、ゆずコと連載作品で統一してきた。
 幸腹はきららにも3号連続掲載が決まっているんで、何気に超絶忙しいんじゃないかと。頑張るねぇ。
 
 読切予告は無いけど、ハルソラ行進曲と制服デイズは連続掲載の見込み。
 ハルソラは連載見込みな雰囲気だけど、果たしてこの状況下での新連載があるかどうか不安(何
 制デイは……頑張って欲しいね、というサクセスのコーチみたいなコメントで留めておきたい。
 あとはシロクロもほぼ掲載確定じゃないかと。これはもう、凖連載作品だよね(笑)
 
 
 
うっし、それじゃこれからキャラットレビューを書くんでよろしく!
こっちも現在半分ぐらいは書けているんで、明日には更新できるかと。
単行本の年次企画は……もうちょっと待ってくれると嬉しいな♪(←アラサー男子がやると気色悪い)

ではでは。



真田紀行