さなだアセスメント!

真田自治州の別館。
レビュー内容へのツッコミ・コメントは Twitter @sanada_noriyuki にどーぞ。

きららキャラット No.126

2016-03-28 03:58:22 | きららキャラット
時間も少ないので、駆け足気味に(=簡易感想版で)キャラットレビュー行ってみよう!

きららキャラット126号(2016 年 4 月号)の表紙は、ひだまりスケッチ@蒼樹うめ。
雪遊びをするゆのの絵なんだけど、どこからどう見ても中学生にしか見えないっていう(怒られるぞ)
ゆの単独での表紙はすっごい久しぶりなんで、逆にちょっと新鮮だなーとか思ってみたり。



☆今月のビッグ・スリー!
 ・ひだまりスケッチ(蒼樹うめ)
 ・まちカドまぞく(伊藤いづも)
 ・異なる次元の管理人さん(榊)
 
 今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はアリス:この作品はこれぐらい攻めないとダメだよね……てゆーか、もっと攻めても良いのでは?
 ゲスト作品が少ないのは良い傾向だけど、2本立ての連載が2作品あったという点は割引く必要はあるかと。
 
 
 @まりスケ
  久しぶりにゆの・宮子・ヒロ・沙英のカルテットが揃い踏みで登場(※夏目さんもいるよ!)
  やはりこのメンバーが揃った時の安定感はダンチですな。卒業させるまでにアレだけ迷走したのも分からいでか。
  ただ、今回の話で1番面白かったシーンは、素直な夏目さんを見る時のヒロの表情なんだけどね(ぁ
 
 
 @まカドま
  今月は2本立て。
  どちらとも好内容だったけど、やはり巻中カラーである1本目の方が力が入っていた印象がある。
  B級感あふれる映画ポスターとか、たまさくらちゃんに入れ込んでいる桃とか(笑)
  2本目の小倉さんの外道っぷりも嫌いじゃないけどな! 大人しそうな外見してマジ怖ぇよ小倉さん!
 
 
 @なるのさん
  フェイエルが発情期に入っちゃってみんなでドタバタするお話。
  といってもポラリスにいるヒト型の男性はスズキだけなんで、スズキのモテモテ回ですね。ケッ!(←マナーの悪い客)
  フェイエルの直接的な愛情表現(※語弊アリ)にデレってるスズキに、ポラリスがジト目で釘をさすシーンが印象的だったわ。
  管理人とはいえ、意中の人が別の女性と絡んでいるシーンが不快なんですよね。分かります(ぁ



☆アテンション!
 ・黒髪巫女とマリアウィッチ(内藤隆)
 
 今月のアテンションは、黒髪巫女とマリアウィッチ@内藤隆。
 とにかく絵の繊細さが光る作品で、背景と服飾の良さは特筆に値するものがある。
 内容面がちょっと薄い気はするものの、絵の良さでカバーできるレベルなんでトントンってトコロだろうか。
 
 初登場ゲストの五つ葉クローバー@AMAも、女の子はすっごい可愛かったんだけどねぇ。
 ロリっ娘カワイイを前面に押し出し過ぎちゃって、ギャグがあんまり走っていなかったのが残念だった。
 常葉のロリコンネタを軸に据えれば、ギャグまんがとして光る可能性もある……かも?
 
 
 @巫女魔女
  2話目にして早くも頼子の妄想が暴走(※ラップではない)
  友人の着せ替え妄想とか、この人、ガチでヤバイ人なんじゃ……(笑)
  本筋の方では、幼女の願いを魔法でサポートするというハートフルな展開。
  ややチープではあるんだけど、こういう分かりやすい「イイ話」ってのは嫌いじゃないのよね。



☆CO-HYO!
 今月号のキャラットも好調の2文字。
 これといった「ハズレ」が無く、最初から最後まで安定して楽しめる誌面だったと思う。
 欲を言うなら、長期連載の作品たちにはもーちょい頑張って欲しい……ってコトぐらいかな?(過剰要求だけど)
 
 そんな中、今月は2作品が新連載として登場。
 
 まずはカラーで新連載だった、アニマエール@卯花つかさ。
 チアリーディングというニッチ系のテーマを扱う作品で、連載初回のツカミはまずまず上々といったトコロか。
 とりあえずチア部を作るために5人のメンバーを揃える必要があるので、当面はメンバー探しがメインの流れになりそうだ。
 名前の法則からすると、動物系の名前が入った新キャラ=新メンバーってカンジかね?(※メタ読み)
 
 また、トモダチヅクリ@GAGAGAが今月から連載化。
 麻乃・静に先輩コンビが加わるとネタの幅が広がるなぁ……としみじみ。
 同棲ネタのカン違いを引っ張るくだりとかは、絶対に2人じゃできないギャグだもんね。
 とりあえず滑り出しは上々なんで、今後どのように進展していくのかが気になる連載になってくれそうだ。
 
 ではでは、次号予告ッ!
 
 表紙&巻頭カラーは、Aチャンネル@黒田bb。
 ここ最近は置きに行ったカンジの内容が多いのが気になるんだよね……そろそろ新キャラの投入も必要なのでは?
 カラーはAチャン、キルミー、ばーすと、なるのさん、きら☆スタ(※きらら連載)の5作品が予定されているぞ。
 
 最終回は、ばーどすとらいく!@もず。
 人類とダジョン星人とのファーストコンタクトが完了し、役目を終えたクル。
 果たして、地球でできた友人たちとは再会できる日が来るのか……という胸熱なクライマックスだ。
 武闘派の面々も何やら暗躍しているっぽいし、最終回まで目を離せない展開に持ち込むコトには成功している。
 あとの焦点は、どうやって終わらせるのかの1点:ハッピーエンドになれば良いんだけどねぇ。
 
 また、初登場ゲストとしてはやしたてまつり@高坂曇天が予告されている。
 グーグル先生の情報によれば、高坂さんは18禁方面で仕事をなさっているエロまんが作家さんとのこと。
 ……ここ最近の芳文社ではエロまんが業界からのハンティングが流行っているのだろうか?(ぁ
 とりあえず絵はキレイな作家さんらしいので、内容次第ってトコロだろうかね。



うおっ、気がつくともう4時か……仕事休もっかな(コラ)
とりあえず次回は12月分の単行本レビューで、それが終わったら 2015 年の「真田家の本棚」だな。

ではでは。



真田紀行

コミックレビュー「先月の1冊」 at Nov-2015

2016-03-27 23:58:56 | 更新終了・先月の1冊
もう先週のコトになっちゃうけど、きゆづきさとこ展に行ってきたぞ。
レビューの前にそっちの感想をちょろっと書いておくことにする。

展示品は主にキャラットの表紙絵とかクロの原画とか。
既出の絵が中心だったので新鮮味は薄いものの、やっぱ生原稿ってのはファンの心をくすぐるモノがあるね。
つーか、クロの原画ってアナログだったのか……そりゃ休s(自主規制)も多いハズだわ。

個人的に1番興味深かったのは、読者からの質問にきゆづきさんが回答する「QA」のコーナー。
何気ないやり取りの中にちょろっと裏設定・ウラ話が混じっているから、行った際はぜひ目を通して欲しい。
クロに出てくるキャラのネーミングに関する法則とか、気付いていなかった身としては地味にショッキングよ?(笑)

ちなみに絵の販売もしていたんだけど、シリアルナンバー入りの奴が売り切れていたんで購入せず。
その代わりにグッズを……と思ってレジに持って行ったら、総額で諭吉さんが消失するという事態に(泣)
こーゆー時に財布のヒモが緩くなるからお金が貯まらないのよね……まあ、反省する気はさらさら無いのだけど(ぁ

時間帯によっては当日券でも入れるので、東京に用事がある際にサクッと寄るというパターンがオススメ。
ファン必見ってほどのモノでもないものの、一見の価値はあるってカンジの個展だったかなー。



☆11月の一冊!
 ・寄宿学校のジュリエット 1(金田陽介 / 講談社)
  ジャンル:ラブコメ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★★
  見どころ:ペルシアの可愛さはガチ(ぁ
  
  いがみ合う学園寮のリーダー同士が恋に落ちたら……という分かりやすいロミジュリもの。
  主人公カップルの下の名前がロミオとジュリエットになっているのも、この構図を意識したネーミングだろう。
  
  マガジン系らしくアクションシーンの良さも目を引く作品だけど、何よりも素晴らしいのはヒロインのペルシア。
  とにかくカワイイ。すんごくカワイイ。超絶カワイイ。めty(以下略)
  貴族らしい凛と澄ました表情と、笑った時に見せる年相応の可愛さのギャップが実にたまらんのよ。
  これが萌えって奴か……犬塚が恋に落ちるのもしゃーないね。だってこんなにカワイイんだもの(ぁ
  
  サイドキャラクターにも魅力的なキャラが多くて、ペルシア萌えに終始していないのもこの作品のイイ所。
  筆頭格は犬塚サイドの蓮季だけど、ペルシアサイドのスコット(♂)もギャグ担当としてキャラが立っているんだよね。
  この残念な美少女&残念なイケメンが今後の展開にどう絡んでくるかも、見どころの一つなんじゃないかと思う。
  つーか、この2人がくっつく流れになると、それはそれで面白い気がするんだけれども(笑)



☆11月のピックアップ!
 ・虚構推理 2(城平京×片瀬茶柴 / 講談社)
  ジャンル:伝奇ミステリ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★★
  見どころ:琴子と紗季の妙なライバル意識
  
  鋼人七瀬の生前にまつわるエピソードのほか、九郎が現在の体質になった過去を描くモノローグを収録。
  この手の内容をやるとシリアス一辺倒になりがちなんだけど、ちょいちょいギャグシーンを挟んでバランスを取るのが城平作品らしさだよね。
  特に、琴子と紗季がお互いを「九郎の(元)彼女」として意識し合っている描写がアホらしくて好き(笑)
  普通の方法では倒せない鋼人七瀬をどうやって倒すのか……というのが次の巻の焦点だろうか。
  
  
 ・ちこたん、こわれる 1(今井ユウ / 講談社)
  ジャンル:ラブコメ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:最強のサブヒロイン・猫屋敷彩
  
  いわゆる不思議系ヒロインのラブコメ作品だけど、ヒロインの設定がぶっ飛んでいるのがポイント。
  まさかのドローン=遠隔操作で動く(本体そっくりの)ロボットというのは斬新だったわ。
  ただ、本作がラブコメとして面白いのは、サブヒロインの猫屋敷の存在があってこそなんだよねぇ。
  連月発売となった2巻では猫屋敷の秘めた想いも描かれており、マルチヒロインラブコメとしても伸びそうな予感も。
  
  
 ・イチゴーイチハチ! 2(相田裕/ 小学館)
  ジャンル:青春モノ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★★★
  見どころ:白熱の新歓マラソン!
  
  1巻と比べると作画面が少し荒っぽくなったものの、内容の良さはキープ。
  烏谷くんのネガティブ思考は相変わらずだけど、新歓マラソンを経て少し風向きが変わった感がある。
  また、マラソン後には会長さんから驚きの言葉がポロリ。これは三角関係への布石だろうか?(恋愛脳)
  
  
 ・はらほろキーパーズ! 2(児玉樹 / 角川書店)
  ジャンル:青春ラブコメ×退魔ファンタジー
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★★
  見どころ:何気に律儀な軒瓦くん
  
  軒瓦くんと澄もだいぶ打ち解けてきたようで、夫婦っぽさがパワーアップ(笑)
  とはいえ退魔のお仕事の方もきっちりやっているし、作品の基本的なスタンスは1巻と変わらすといったトコロ。
  また、夏の海の話では軒瓦くんの紳士な一面が見られて真田はニヤニヤが止まんなかったわ!(ぁ
  不まじめなんだけど、芯を通して行動できるのが軒瓦くんの美点だよね:次の巻でもニヤニヤさせてくれることに期待したい。
  
  
 ・弁天ロックゆう 2(渡会けいじ / 角川書店)
  ジャンル:青春ロック
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★★★
  見どころ:学園祭ライブ!
  
  バンドメンバーが増えて、女子高生バンドものらしい内容になってきた。
  ライバルキャラ(※葛木女史)との対決を経て敢行された学園祭ライブが最高にロックで素晴らしい!
  萌え寄りの絵柄なんでカン違いしがちなんだけど、この作品の本質はロックというか熱血系なんだよねー。
  伏線も程よく、ヒキも良く、次の巻が楽しみになる内容だったと思う。
  
  
 ・うしろのご先祖さま 2(勇人 / 竹書房)
  ジャンル:ご先祖さまファンタジー
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:実は凝り性な菜々緒さん
  
  ほんわか勇人ワールドは2巻でも健在。
  オタクな住人(及川)とかロリっ娘管理人(シオン)とか、新キャラも増えてパワーアップ!
  勇人さん、ジト目の幼女がホント大好きだよね……いや、私も好きなんだけどさ(ぁ
  菜々緒が凝り性でシュークリームばっかり作ってたエピソードは、意外性があって個人的にグッと来たわ。
  つーか、こんなカワイイ子こそ我が家の嫁n(正宗さんに検閲されました)
  
  
 ・かなみ育成中! 1(田口ホシノ / 芳文社)
  ジャンル:子育てコメディ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★
  見どころ:叶美のお母さんっぷり(待テ
  
  女子高生による子育てを描いた育児コメディ。
  子育てといっても年の離れた姉弟なんですけどね……叶美の所帯持ち感がハンパないのですがそれは(笑)
  水着のシーンをちょいちょいと挟む向きはあるものの、「まがつき」と違って基本的に健全路線なのも本作のポイント。
  クスッと笑えるアットホームなコメディを探している人にオススメしたい1冊だ。
  
  
 ・うらら迷路帖 2(はりかも / 芳文社)
  ジャンル:ファンタジー
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:泉中術のシーン
  
  各キャラのキャラクター性を掘り下げる内容が多く、言わば地固めの巻。
  個人的な趣味でレビューするなら、1巻と比べるとノノがすっごく可愛くなったって点を推したいかな(ぁ
  ニナ先生もカワイイんだけど、年を考えると、もーちょっと落ち着いても良いんじゃないかと(笑)
  千矢と紺による泉中術のシーンはこの2巻のハイライトなので必見。謎が謎を呼ぶ良描写だよね。
  
  
 ・まちカドまぞく 1(伊藤いづも / 芳文社)
  ジャンル:ファンタジーコメディ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:小ネタの多さ
  
  さんざんキャラットレビューで取り上げているのだから、単行本のレビューって必要無いんじゃないの?(雑
  登場キャラクターの可愛さに目を奪われがちだけど、その実、ネタの切れ味で勝負をするコメディ作品なのだから侮れない。
  特に、繊細な描画力を活かした小ネタの多さがマニアの心をくすぐるのよね……ナンバーの「もちもち」ってなんぞ(笑)
  とにかく勢いのある作品なので、センサーに引っかかったらまず「買い」に走るコトをオススメしておくぞ。



ここまで書いてから、キャラット5月号の発売が28日だということに気付いた件。
月末が31日の月はだいたい29日だから油断してたぜ……次回はキャラットレビューをお送りします!(泣)



真田紀行

きららミラク No.50

2016-03-17 01:46:16 | 更新終了・きららミラク
※注意:このレビューは先月号のレビューです(翌月号の発売日に間に合いませんでした。スミマセン



中堅取次の大洋社さんが破産手続きに入ったらしい。
あそこのコミック発売予定一覧をよく利用していた身としては、正直、残念としか言いようがないね。
出版不況の波なのか、それとも、取次による配本システム自体が時代遅れになってしまったのか……とにもかくにも、合掌をば。

ちょっとブルーな気分になっちゃったけど、気を取り直してミラクレビュー!
きららミラク50号(2016 年 4 月号)の表紙は、桜Trick@タチ。
発売日がバレンタイン付近だったためか、お菓子作りをイメージしたっぽいテイストのイラストだ。
お菓子なのに緑色ってのは、どこぞの抹茶バカ向けに作っているからですよね!(にやにや)



☆今月のビッグ・スリー!
 ・やさしい新説死霊術(鴻巣覚)
 ・ラストピア(そと)
 ・ハートオブtheガール(奥たまむし)
 
 今月のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はしましま:神様からの援助が銀行振り込み、というシュールな設定が真田のツボだったわ。
 う迷帖は来月から九番占編とのことだけど、このまま行くと一番占になるまでに20巻近くかかるのですがそれは(ぁ
 
 
 @死霊術
  これまで英語タイトルの略称を使ってたんだけど、しっくり来なかったので「死霊術」に変更してみた。
  しばらくコレで行ってみて、公式略称が決まったらそっちに乗り換えようってハラな:ええ、日和見主義ですよ(苦笑)
  
  まんが本編の方はというと、巻中カラーというチャンスを最大限に活かした温泉回を持ってきた。
  こーゆー分かりやすさが鴻巣さんの良いトコロ。強いて言うなら、腹周りをもうちょっとスッキリさせてもイイんじゃない?
  なお、1番プロポーションが良かったのが、お久しぶりの登場となるミストラルさんだったコトを付け加えておく(何
  
  肌色押しの展開ながらも、ちゃんと魔法を絡めてくるあたりはこの作品ならでは。
  温泉の効能をブーストさせている魔剣を回収するってコトで、シリーズ初のバトルアクションに突入だ!
  ……って、ダスク先生強っ!? たった一撃(およそ3コマ)で終わらせるとか、強キャラ設定にもほどがあるぞ!
  アカデミーの教師って肩書きは伊達じゃないのね。リンリが失禁しちゃうのも分からいでか(ぁ
  
  なお、魔剣を仕掛けたのはメイことメイプリーフさんとのこと。
  ダスク先生の師匠で親友なんだけど、ダスク先生の話を聞く限りだと既に死んでいるっぽいんだよねぇ。
  魂だけが漂う亡霊なのか、死霊術によって蘇った元死者なのか……彼女の存在が、今後の展開のキーになってきそうだ。
  
  ちなみに、ミストラルさんは過去の失恋話をカミングアウト。
  初恋の人はリンリのお父さんだってさ……なるほど。お気の毒さまです(震え声)
  でも、リンリは男の娘っぽいキャラだし、この際だからリンリのお嫁さんでも良いんじゃない?(笑)
 
 
 @ラストピア
  リッタが島に来てから1週間が経過したという状況。
  記憶が戻りそうな雰囲気は無く、むしろ、謎が増えてミステリアスさがマシマシになっている。
  このまま進むとややこしくなりそうだから、ここで一度、謎について整理しておくことにしようか。
  
  謎その1:リッタがこの島に来た目的は何か?
  連載初回にエミさんが指摘しているように、エオニオ島は観光で来るにはちょっと渋い島だ。
  ただ、1週間が経ったタイミングで島外から荷物が届いたことから、リッタは少なくとも1週間は滞在するつもりだったらしい。
  仕事目的? ただ、それにしては仕事道具っぽいモノを持ち合わせていないのが気がかりではある。
  
  謎その2:記憶喪失者が複数人いる?
  前回出てきた医者の「また記憶喪失」という発言は、リッタ以外にも記憶喪失の人間がいるコトを示唆している。
  エミさんも自身の記憶に虫食いが生じていることを口にしているし、エオニオ島では記憶喪失が流行しているのだろうか?
  
  謎その3:オカルト要素の数々
  幽霊のユー、UFOの墜落跡っぽいヘリポート、謎の少女マノ……などなど、不思議な要素が妙に多い。
  これらは単にミステリアスさを演出するための道具なのか、それとも何らかの伏線なのか。
  
  ……とまあ纏めてはみたんだけど、現時点ではサッパリ分からんな(笑)
  情報量が多い作品なんで、イロイロ見逃さないように気をつけながら読み進めたいね。
 
 
 @ハジガール
  ノーマル少女すら落とせないイクラが、そもそもドキドキって何よという哲学的題材に挑むお話(※誇張表現アリ)
  この世界の宇宙人は恋という感情を持ち合わせていないので、実はこれ、思いのほか難題だったりするんだよね。
  私ら日本人だって、イギリス人のティータイムに対する執念って理解できないっしょ?(笑)
  
  分からなければ本人に聞けばイイじゃないってコトで、イクラが頼ったのはモト。
  あー、そういえばこの2人はナオを落とそうとした時にタッグを組んでたもんねぇ(※コミックス1巻より)
  見た目こそ凸凹コンビだけど、押しの強いイクラと受動的なモトって何気に良い組み合わせな気がする。
  今回の話でも、まずまず息の合った掛け合いを披露してたしね……ここを固定コンビにしたら面白いかも。
  
  モトとの触れ合いによってイクラが得た結論は「おっぱい!」だってさ:なんじゃそりゃ!(笑)
  ただ、モトと目が合ってどぎまぎするようになったし、当初の目的は達成されたような気がしないでもなく。
  サンゴよろしく、イクラも「恋の病」を患ったのかな?:モトも見かけによらずやり手やね(ぁ



☆アテンション!
 ・サーヴァント・ドール(桜もち)
 
 今月のアテンションは、サーヴァント・ドール@桜もち。
 桜もちさん、ペロペロ(※よろず屋アルケミスト)の続きじゃなくて新作にしたんだねぇ。
 全体を通して線の淡さが気になるものの、ソコを除けば好内容の二文字:再登場に期待したい作品だ。
 
 
 @Sドール
  お嬢様ものとメイドものを足して2で割ったようなカンジの学園コメディ。
  
  この作品を語る上で外せないのは、とにかく女の子がカワイイってこと(ぁ
  主役の紅奈をはじめ、メイドのももか、級友たち、寮監さんまでカワイイのだから素晴らしいよね。
  ……やばい。我ながら感想がものすごくアホっぽいぞ(苦笑)
  
  また、メイドのももかに秘められたギミックもなかなか興味深かった。
  なるほど、だからタイトルが「サーヴァント・ドール」なのね……ふむふむ(※分かりづらくてスマソ)
  こーゆー設定のキャラは時々いるけど、萌え4コマでは割と珍しい部類なんでちょっと新鮮だったわ。
  
  あと、話の流れが全体的に良くて、設定面のツッコミどころもそこまで気にならなかったカンジ。
  むしろ線の淡さ(もしくは細さ)の方が気になる……って、コレは好き嫌いの範疇だからそこまで問題でもないか。
  とにかく内容が良かったので、再登場に期待したいね。



☆CO-HYO!
 今月はまずまず……なんだけど、ここ最近のミラクにしてはちょっと物足りない印象。
 雑誌の中核を構成するベテラン勢が揃って置き気味の内容だったからね。まあ、こーゆー時もあるってコトで。
 連載作品の数も順調に増えているし、来月号(※発売中の最新号)では巻き返してくれるって信じてますぜ。
 
 新連載についてもちょちょいっと触れておこう。
 
 カラーでの新連載だった、しましまライオン@はなこは順調な立ち上がり。
 元・動物だった5人の連帯感が感じられる友情話で、読後のほっこり感はピカイチといって良い。
 キャラクターたちの個性を活かすって点では問題ないから、あとはどれだけ継続できるかがカギになるだろうね。
 
 また、魔王上のお姫様@上下が新連載として初登場。
 人間の姫と魔族の交流を描くコメディで、初回となる今回は割と無難な立ち上がりだった。
 強いタッチかつクセのある絵柄だから、読み手の目が慣れるまでに時間がかかりそうってのがちょっとネックではある。
 連載を重ねて行くうちにスッキリしていく可能性もあるし、ここはしばらく様子見かなー。
 
 それでは、次号予告!
 
 表紙&巻頭カラーは、うらら迷路帖@はりかも。
 はりかもさんが表紙を飾るのはソラニ以来なんで、だいぶ久しぶりな感がある。
 なお、予告には無いけど、最新号ではアニメ化が決まったとの報が……おめでとうございます!
 カラーはう迷帖、ビビモン、破壊神、魔姫、新連載の5作品が予告されているゾ。
 
 新連載は、小学生もゆるくない。@村上メイシ。
 常連ゲストである村上さんの新作だし、品質面はある程度担保されていると見て良いだろう。
 肝心なのは、どういうキャラで、どんな話を持ってくるか……小学生モノって児p(検閲につき削除されました)



次回は2015年・11月分の単行本レビューをお送りします。
ではでは。



真田紀行

コミックレビュー「先月の1冊」 at Oct-2015

2016-03-15 02:22:20 | 更新終了・先月の1冊
しばらく腹筋をサボっていたせいか、下っ腹がぽっこりを通り越してでっぷりに(泣)
食う量をキープしたまま運動を減らせば太りますわな……とりあえず、毎日腹筋をする方向で頑張ってみようか。



☆10月の一冊!
 ・虚構推理 1(城平京×片瀬茶柴 / 講談社)
  ジャンル:伝奇ミステリ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★★
  見どころ:ウィットに富んだ言い回し
  
  城平さんの同名小説を下敷きにしたコミカライズ作品。
  虚構推理というタイトルとは裏腹に、和風伝奇モノのカラーが色濃い異色の内容に仕上がっているのが特徴だ。
  その点は城平さんもあとがきで触れていて、氏曰く「もう少し話が進めばそれらしくなるはず」とのこと。
  
  そんなワケで伝奇アクションの感もある本作だけど、真骨頂は台詞回しの面白さにある。
  特にイイのはヒロインの琴子。少女らしく、それでいてどこか人を食ったような口ぶりがたまんないね。
  過去の城平作品でいえば、絶テンの愛花とか十字界の花雪(※序盤のみ)あたりが類型だろうか。
  そーゆー役どころをロリ系の少女に当てたのが本作のキモだと思うのよ。萌え要素的に(ぁ
  
  ちなみにこの作品、コミカライズにあたって城平さんはほとんどノータッチなのだとか。
  細部にわたって「らしさ」が出ていたんで、あとがきのコメントでその事実を知った際には驚いたなぁ。
  片瀬さんの原作愛がすごいのか、それとも城平作品のクセが凄まじいのか(両方という可能性もある)
  とにかく面白いシリーズに仕上がっているので、氏の作品のファンなら買って損の無い一冊。



☆10月のピックアップ!
 ・たりんたらん 2(杉本萌 / 講談社)
  ジャンル:脱力系ギャグ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:偶然ね+偶然だね
  
  何事も「偶然」で済ませる仁野×留辺蘂コンビのすれ違いギャグは破壊力高いよねぇ。
  この巻だと、夏祭りの話(23話)の偶然ネタが1番面白かったかな(大西のツッコミも冴えていたけど)
  どうにも恋人っぽさの無いふたりだけど、お互いが想い合っている描写をチョイチョイと入れてくるあたりもミソ。
  18話のオマケとか、34話とかね……素直になれと思うけど、素直じゃないのがこのふたりなんだよなぁ。
  
  
 ・IT'S MY LIFE 3(成田芋虫 / 小学館)
  ジャンル:本格ファンタジー
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:萌えキャラ化するカイアス(ぁ
  
  アストラとの対立関係が解消した後のカイアスが犬っぽくて実にカワイイ(ぁ
  や、実態は三十路を越えたオッサンなんですけどね……こーゆーオッサンもアリだなーとか思ってみたり。
  また、過去の扉絵+αを収めたフルカラー小冊子が付いている特別版(初版のみ)も同時に発売されている。
  成田さんの幻想的なカラーイラストが好きな人には必読の一冊なんで、書店で見つけた際は迷わずレジに持って行こう。
  
  
 ・死神さんが通りまス! 1(火ノ鹿たもん / ぶんか社)
  ジャンル:終生ファンタジー
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:ハートフルなやり取り
  
  日常系4コマの軽いノリをベースに、死神=死というテーマを扱う終生ファンタジー。
  このテーマでシリアスに行くと重くなりすぎるんで、主役の死神をドジっ娘にしたのは正解だと思う。
  人間味あふれる死神と死ぬ予定の人々との心温まるやり取りは、いわゆる「イイ話」が好きな人にはオススメかな。
  半面、登場するキャラがみんなイイ人なので、やや物足りなさを感じる気がしないでもなく。
  
  
 ・このはな綺譚 2(天乃咲哉 / 幻冬舎)
  ジャンル:和風ファンタジー
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:皐と柊のエピソード
  
  1巻の流れを踏襲して、この2巻でもほっこりパワーは健在。
  どの話も甲乙つけがたいんだけど、敢えて1番良かった話を選ぶなら皐・柊の姉妹エピソードかなぁ。
  コンプレックス丸出しの皐とか、柊が巫女に選ばれた裏話とか、思わず「なるほどー(笑)」ってニヤニヤ。
  萌えまくる絵は読者を釣るためのエサで、何気にストーリーがウリのシリーズだよね:次の巻も楽しみにしております。
  
  
 ・悪魔も踏むを恐れるところ 1(吉辺あくろ / スクウェア・エニックス)
  ジャンル:ファンタジックコメディ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★
  見どころ:テンポの良いボケ・ツッコミ
  
  作者の前作を読んだことのある読者なら、十中八九「まんま絶対霊域じゃん!」とツッコミを入れるであろう最新作。
  まあ、主人公が「霊域」に比べてオープンエロだとか、女の子がロリっ娘ばかりという相違点(?)はあるけどさ。
  野郎のしょーもないボケに女の子がツッコミを入れていくというフォーマットを踏襲すると、どうしても既視感が……ねぇ?
  裏を返すと「霊域」のノリが好きな人には最高の一冊。ぶっちゃけ、真田ホイホイですわ(ぁ
  ファンタジー要素も増量されているから、ソッチの方で面白くなる可能性もゼロではないんだけども。
  
  
 ・そわそわDrawing 2(火曜 / 一迅社)
  ジャンル:ラブコメ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:中学生の裸身(ぉぃ
  
  コメディ色の強かった1巻に対して、この2巻はラブ要素がやや強めのテイスト。
  洋一と萌葱の関係もジワジワと進展しているんだけど、洋一に対する陽夏のアピールが増えたのが大きいかな。
  つーか、いくら鈍感だからってココまでされたら気付くもんだろうよ……ちょっと陽夏が可哀そうになってきたわ(ほろり)
  あとは宵さんの好感度を上げればハーレム路線だけど、中学生に加えてつるぺt(検閲されました)
  
  
 ・さくらマイマイ 1(おしおしお / 角川・メディアファクトリー)
  ジャンル:天然系ギャグ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:女の子の可愛さと緩急の良さ
  
  世間知らずのお嬢様が庶民の学校に通ったら……という分かりやすい設定のギャグまんが。
  櫻子の天然ボケをはじめ、夏目の百合ボケ、先生の酒ボケなど、ボケキャラのインパクトがかなり強烈。
  百合ボケに付き合わされる純はともかく、常識人でツッコミ役な瑠璃の埋没感がハンパ無いのですがそれは(ぁ
  ギャグのクセが強くて人を選ぶ向きはあるんだけど、神Qに比べるとマイルドなので大衆受けする可能性も微レ存か?
  
  
 ・神様とクインテット 1(おしおしお / 芳文社)
  ジャンル:ハイテンションギャグ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★
  見どころ:ギャグの切れ味
  
  きららレビューでもおなじみのギャグ4コマ。
  美大が舞台なので美術がテーマかと思いきや、主人公・うららの田舎もんネタをメインに据えるという暴挙に出た。
  いや、美術ネタはあるのよ? でも、このまんがを読んだ読者には、概ねクマの方が印象に残ると思うんだ(笑)
  
  上述のさくらマイマイと比べるとギャグのテンションが高いので、やや人を選ぶ傾向があるのがネックかな。
  ただ、攻めているだけにギャグの切れ味も良く、ツボに入った時の爽快感も良いのだから悩ましいね。
  とりあえずマイマイを買ってみて、気に行ったら神Qも……という購入ルートをオススメしておく。
  
  
 ・怪獣の飼育委員 1(島崎無印 / 芳文社)
  ジャンル:ファンタジー
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★
  見どころ:幻想的な雰囲気
  
  島崎さん自身があとがきで触れているとおり「女子中学生が怪獣を愛でるだけ」のまんが。
  そんなシンプルなテーマの作品がここまで面白いのは、怪獣をあくまで「謎の生き物」として扱っているからだろうね。
  言わば非日常の中の日常。不思議な生き物と人間の交流ってのは、それだけで1つの作品を形成できるという好例だ。
  派手なアクションやバイオレンスは無いものの、雰囲気だけで楽しめるというマニア好みな一冊だと思う。



ミラク5月号の発売日が近いので、次回更新はミラク4月号のレビューをお送りします。
ではでは。



真田紀行

きらら No.148

2016-03-09 02:54:08 | きらら
きらら148号(2016 年 3 月号)の表紙は、棺担ぎのクロ。@きゆづきさとこ。
今回はいつになく和風テイストな表紙……3月号だから、ひな祭りを意識したのかな?
色鮮やかな十二単とモノクロなクロの対比が光る、カラーマイスターのきゆづきさんらしい1枚だーね。



☆今月のビッグ・スリー!
 ・棺担ぎのクロ。懐中旅話(きゆづきさとこ)
 ・担当編集ボツ子さん(ひみつ)
 ・〆切ごはん(湖西晶)
 
 今月号のビッグ・スリーは上記の3作品。
 次点はひなすま:いつもクールなカトレアさんの色んな表情が見られてちょっと胸キュン(死語)
 まんがじゃないんだけど、はまじさんのマイD★Vがスゲー色っぽくてサイコーだった。いいぞもっとやれ!(ぁ
 
 
 @クロ
  センをメインに据えたちょっとオトナの物語。
  この独特の雰囲気を出せるあたりが、クロという作品がきららのオンリーワンたるゆえんだよねぇ。
  
  一見するとフツーの昔語りなんだけど、その実、色んな伏線が絡み合っているというのが今回の話のミソだ。
  センとバーで語らった女性は、5巻の冒頭の話に出てきた「鈴蘭」その人と見てほぼ間違いないだろう。
  その彼女が持っていた真珠は「赤薔薇」からのプレゼントで、今回、センを通じてその真珠がクロに行き渡った。
  あまりに自然な流れなんでスルーしそうだったけど、この真珠は今後の展開を占うキーアイテムになりそうな予感がする。
  
  というのも「赤薔薇」はヒフミの素材となった3人の女性のうちの1人だからだ。
  合成前に使っていた道具がヒフミに何かしらの影響を与えるという可能性は、ファンタジー的には十分ありえる。
  しかも、ヒフミの素材の1人はクロの母親っぽい描写もあったからね……少なくとも、この真珠には「何か」がある。
  
  また、センの想い人がヒフミだという点も何かしらの伏線になってきそうだ。
  ヒフミの素材だった「孤独な女」に出てきた白髪の少年もキーだと思うんだけど、もしかしてこの少年=センなのか?
  でも、センの人間モードは黒髪なんだよね……ここはちょっと深読みしすぎか。
  
  こうして色々な伏線を混ぜつつ回収しているのは、クライマックスに向けた動きと見て良いのだろうか?
  とりあえず、来月号にも載っているといいなぁ!(ぁ
 
 
 @ボツ子さん
  今回は一人が浮気するハナシ……というのは冗談で、ヨソの雑誌から「ウチでも描かない?」と誘われるお話。
  月刊きららに載せた読切が他社の編集者の目に止まったとのことで、いわゆる引き抜き工作という奴だ(ちょっと違うゾ)
  
  いつもボツボツされてばかりなので、一人の作品が評価されているのがなんだか新鮮(笑)
  こっちの編集者(犬井さん)は素直そうなロリっ子だし、私だったら二つ返事で移籍しちゃうかな(ぉぃ
  もっとも、編集者としての技量は明らかに愛よりも劣っているので、商業面を考えると悩ましいってのは事実だけど。
  ……無能なフリして、実は一人を引き抜くための演技だったらどうしよう?(そんなワケは無い)
  
  ちなみに、一人は引き続き月刊きららでやっていくコトを決めた模様。
  決め手が担当さんってのが、読んでいる側からするとニヨニヨさせられますな(笑)
  つーか、褒められるよりも叱られたいって時点で、愛に躾けられちゃっているなぁ……と感じた今日この頃。
 
 
 @〆切
  エロまんが家、実家に帰るの巻。
  成人式に出た流れで実家に顔を見せよう……って考えの時点で、ゆかりの後ろめたさが感じられるっス(ぁ
  まあ、エロまんが描きがバレて家出したんじゃ仕方ないよね:敷居が高いとはまさにこのこと。
  
  実家では、久しぶりに対面した母親の口撃がクリティカル。
  やっぱ、母親って生き物はわが子の痛いトコロをよく知っているよね。しかもド正論だから反撃のしようが無い(笑)
  わだかまりが少し解けたから良いものの、コレで成果ナシだったら目も当てられませんでしたな(しみじみ)
  
  なお、ゆかりの料理スキルはどうやら母親譲りの模様。
  お母さんの方はちょっと面倒くさいけどな! 国産オーガニック野菜を強調するあたりとか!
  きっとお買いものは成○石井で済ませているに違いあるまい。これだから金持ちは!(ぁ



☆アテンション!
 ・くるみらいふ*(東ふゆ)
 
 今月のアテンションは、定番ゲストの新作・くるみらいふ*@東ふゆ。
 背景や小物周りの描写に物足りなさはあるものの、それを補って余りあるパワフルなギャグが魅力的な作品だ。
 てゆーか、これだけギャグができるのに、なんで今までフツーの萌えまんがを描いていたのよ?
 
 次点は、初登場ゲストのちっくだいばー!@あきさかやもか。
 ダイビングじゃなくてダイビング「ショップ」を舞台にするという発想の面白さがウリの作品だ。
 絵は荒削りだし内容もちょいちょい矛盾があるんだけど、潜在的なパワーはかなり高そうな気がするんだよなぁ。
 何度かゲストで読んでみたいってのが率直な感想。再登場に期待したいね。
 
 
 @くるみらいふ
  わんぱく幼稚園児の妹と女子高生の姉が織りなすドタバタギャグまんが。
  この手の作品だと幼稚園児は男の子ってケースが多いんだけど、まあ、掲載誌が掲載誌だからねぇ(達観)
  
  個人的に大笑いしたのは、姉妹&姉の友人たちで始めたお人形ごっこのヤツ。
  くるみ(妹:4歳)の出してくる設定がいちいちシュールで、ジワジワ来るってレベルじゃねーぞオイ!
  つーか、4歳児に「残業で手当てがつかないからブラックだ」って言葉を吐かせるのはズルいっしょ(笑)
  
  一方、なごみ(姉:高校生)の方も常識人とは言い難い性格の持ち主。
  勉強嫌いはともかく、妹の世話を友人に押しつけて自分は寝るとかまんまDQ(ピー)じゃんか!
  お母さんは割とマトモそうな感じなのに、どうしてここまで捻くれた娘たちになるんだろう?
  
  上でも触れたように、描写面で物足りないというマイナスがあるのは事実。
  再登場した際は、その辺りが改善しているかどうかにも着目して読みたいトコロだ。



☆CO-HYO!
 今月のきららは、やや弱含みのまずまず(景気判断か)
 悪い意味で目立つ作品は少なかったんだけど、内容がスッカスカで空気と化している作品も多かったからね。
 萌えまんが=内容が薄いって傾向があるにしたって、もう少しやりようってモノがあると思うのですよ。
 来月号では、全体的にもう少し「攻めた」内容の作品が増えることに期待したい。
 
 ではでは、次号予告!
 
 表紙&巻頭カラーは、こはる日和。@ねこうめ。
 同作が表紙を飾るのはコレが初めて……なんだけど、この作品ってそんなに人気があるの?(困惑)
 カラーはこは日、ボツ子さん、新連載、ゲスト2作品の計5作品が予告されているゾ。
 
 新連載は、ヒトより私はそれが好き!@あまー。
 きららは過去の連載作家でもゲストから再スタートさせるケースが多いので、この新連載はちょっと意外だった。
 タイトルから内容がサッパリ読めないので、とりあえず、来月号を読んでからコメントする方向で。
 
 また、ゲストは4作品が予告されている。
 注目株は、電撃イラスト大賞で受賞経験のある zpolice さんだろうか。
 イラストがメインの作家さんらしいのでまんがは未知数だけど、きらら系は同賞出身の作家さんと何かと縁があるからねぇ。
 3号連続ゲストの1話目ということで、どんな内容を持ってくるのか注目したい。



次回は単行本レビューの10月分をお届けする予定です。
ではでは。



真田紀行

コミックレビュー「先月の1冊」 at Sep-2015

2016-03-08 00:21:41 | 更新終了・先月の1冊
それじゃ、予告通り単行本レビューをば。

既に次の巻が出ている作品もあるんだけど、ソコは気にせずにレビューする方向で。



☆9月の一冊!
 ・hshsさせろ! 2(柚木涼太 / 角川・メディアワークス)
  ジャンル:変態×変態ラブコメ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:元親が結菜をベッドに押しt(※以下自重)
  
  元よりロリ成分の多い作品なんだけど、この2巻ではロリ描写が更にパワーアップ!
  コスプレあり、半裸あり、おもらしあり……電撃だいおうじが発禁にならないか、スゲー心配になってきたわ(笑)
  
  仲良くなっている証左か、結菜に対する元親のアクションがかなり際どくなっているのも2巻の見どころだ。
  結菜のニオイを嗅ぐのはもはやデフォルト。服の中に手を突っ込んだり、ひん剥いたり、押しt(※自重しました)
  もうね、警察のお世話になってないのが不思議なレベルよ。私がやったら間違いなく通報されるもん(ぁ
  
  これらの描写が生理的にヤじゃないのは、結菜のリアクションの賜物だよねぇ。
  イヤイヤ言いながら、その実、元親のスキンシップ(?)を受け容れているフシがあるじゃん?
  元親もガチでイヤと言われた際は引いているし、この距離感が本作をラブコメたらしめている要因だと思うのよね。
  
  ちなみに、脇役たちの人間関係がビミョーに入り乱れ始めたのも真田の注目ポイント。
  1番気になるのは、まいな×照太郎かな……何気にこの2人って馬が合ってる気がするんだけどなー。



☆9月のピックアップ!
 ・私立星城学園きらりん寮 1(はなこ / 角川・メディアファクトリー)
  ジャンル:女子寮4コマ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:霧島先輩が顔を真っ赤にして照れているシーン(きぱ)
  
  コミックキューンの連載作品ってコトで、基本路線はやや百合寄りの学園コメディ。
  序盤も悪くないんだけど、ボーイッシュな霧島先輩が「カワイイ」の一言で乙女化した7話以降がこの作品の真骨頂かな。
  王子様タイプのキャラ性と、女性として褒められた際に見せるヘタレっぷりのギャップが実にたまらんのよ。
  つーか、第11話の浴衣姿なんてフツーにカワイイじゃないか……ボーイッシュキャラも悪くないね!(ぁ
 
 
 ・Im~イム~ 2(森下真 / スクウェア・エニックス)
  ジャンル:エジプト×アクション
  真田指数:★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:エジプト時代の回想シーン
  
  実はもう次の巻が出t(ry
  イムホテプが大罪人となった日の出来事を描いたモノローグは、やるせなさに満ちた良シーンだった。
  友を救うために自らが仕える神を裏切り、それでも運命を変えらないというのは悲劇以外の何物でもないよねぇ。
  アクション性の高い作品なだけに、設定面でも「深い」部分を表現できたというのは大きい気がする。
 
 
 ・サンタクロース・オフ! 2(阿部かなり / 芳文社)
  ジャンル:日常系ファンタジー
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:ラストシーン周辺
  
  きららレビューでも書いたように、ラストシーン(+描き下ろし)が実に秀逸。
  巻末の作者コメントによれば、第1話(読切)が載った時点でこの終わり方が決まっていたんだってさ。
  なるほど、途中すっかりほったらかしにされていたサンタ路線にラスト3話ぐらいで戻ったのはこのためか(ぁ
  描き下ろしと作者コメントもイイ味を出しているので、連載を読んでいた方もぜひ手にとって欲しい1冊だ。



次回は10月分……と思ったけど、きらら4月号の発売が直近に迫っているのできららレビューをお送りします。

単行本レビューはぼちぼちと12月分まで進めて、そこまで行ったら「真田の本棚(2015)」という目算。
実はもうソッチのレビューは半分ぐらい終わっているんだけど、まあ、単行本レビューの進み次第ってコトで(苦笑)

ではでは。



真田紀行