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日記

日々のあれこれ

5/11 奈良県吉野を歩く

2023年05月22日 | 旅行

さて、5/11の吉野散策の続きです。金峯山寺蔵王堂を後にさらに上へと歩きます。

吉野山の見どころの一つ、義経が潜み、後醍醐天皇が南朝を置いた吉水神社を訪ねます。

山の中の小さな神社です。

書院の一室に義経の部屋があります。時代で言えば800年以上前。この建物にいたわけではないでしょうが、ロマンを掻き立てられます。

床の間、畳敷きの書院造は後の時代のもの。さらに秀吉が寄進して修復したそうで、初期の書院造りの形がよく残っているそうです。

後醍醐天皇御座所。

秀吉寄進の壺。青磁。朝鮮製?

蝉丸所蔵の琵琶との説明。古いです。

義経の鎧。

後醍醐天皇が使っていた硯と硯箱。

秀吉が寄進した釜。初めから脚が付いていて、竈が要らないのが便利。

屋外の茶会用かも。

役行者の厨子。昔の信仰は神仏習合。地方色もいろいろ。分けられたのは最近、明治になってから。


吉水神社の庭先は崖になっていて遠くの山がよく見えます。

後醍醐天皇は都の方を見て、いつか帰る思いを持っていたそうですが、叶うことなくこの地で没します。

今でこそ近鉄電車で行けますが、それでも山の深いことに変わりはありません。都を追われた人が頼る地が吉野。吉野にはそうさせる一大宗教勢力があったことでしょう。

吉水神社の庭に、ひっそりとフタリシズカが咲いていました。

まるで義経、静の生まれ変わりのような。あるいは日本史上で稀な、アクティブな天皇後醍醐の怨念が形になったような。

後醍醐天皇が隠岐を脱出して挙兵したのが、大山の外輪を形成する山の一つ、船上山。私はそこで2017年か18年、登山道を踏み外して斜面を転落。幸いススキが茂っていて怪我せずに済みましたが、あれも何かの怨念だったのかも。

自分の周りを突然ススキがグルングルンと廻り始めて、一瞬何が起きたか分からなかったけど、回っているのはススキではなくて私でした。

吉野と関係ないけど、後醍醐天皇と言えばあの船上山での転落を思い出す。

ハイ、粗忽な私でございます。

通りへ戻ります。新緑の季節。

再び金峯山寺の前を通って。

そば処で昼ご飯を。

再び門を出て。

オドリコソウ。

都会地のは花が小さいけれど、ここでは大らかな花。

帰りはバスに乗らず山道を歩いて下ります。

紅葉の季節もよさそうですね。

タツナミソウ。

吉野から近鉄に乗り、私は橿原神宮前から大阪南線で西へ。彼女は大和八木から東へと再会を約して帰って行ったのでした。

来年は三人で旅行できるよう願っています。


今日は所用で出かけて15時頃帰宅していたら、警察のバス型の大きな車両3台とすれ違った。中には警察官らしい人がぎっしり乗っていた。任務が終わって本務に戻るところでしょうか。

品川ナンバーの2台はまっすぐ北へ、鹿児島ナンバーの1台は交差点で西へ向かっていた。

サミット反対のデモも地元では行われましたが、殆ど報道されていません。

ゼレンスキー大統領の電撃訪問はアメリカの意向ではないでしようか。アメリカに話を通さずに日本が勝手なことできるわけがない。電撃訪問は劇的効果を狙っての演出。戦争への協力を各国に要請していましたが、仲介してもいいと言うブラジルの大統領とは会わなかったとか。そこに訪問の意図が見えますね。

ウクライナの戦争について、G7やG20の国で決めることではなく、国連で話し合うべきと言ったのもブラジル大統領でしたか。確かに。国連創設当時の理念が最近は忘れられがちのように見えます。第二次大戦終結直後の世界の枠組みがもう機能しなくなっていることでしょうか。世界はこの後しばらく、あるいはそれ以上にもっと長い間、混とんとした時代が続くのでしょうか。

と、ばあちゃんも、家のすぐ近くの、警視庁からの応援警官を連日見ながら、いろいろ考えたのでした。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (そらママ)
2023-05-23 08:34:20
おはようございます、
吉水神社のしだれ桜が綺麗です、是非桜の咲く頃に
お勧めです。

ゼレンスキー大統領がG7にそれなりに良かったのではないでしょうか?
核廃絶にはまだまだ時間がかかりますが、
今回沢山の首脳が原爆記念館を訪れてくださった、
核の恐ろしさは分かってくれた気がします。
戦争なんて、なんて馬鹿げたことでしょう~
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そらママ様へ (frozenrose)
2023-05-23 22:07:15
こんばんは。吉野はやはり桜の季節ですよね。
また次に行く機会があればぜひ見たいと思います。ありがとうございました。

戦争は始めるより、終わらせるのがはるかに難しいですね。やはり持久戦になるのでしょうか。長引けば犠牲者が増えるばかり。早く落としどころを探ってやめてほしいものです。

核兵器の恐ろしさ、分かるからこそ手放せないのでしょうか。本当に厄介なことです。
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