日記

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「ドイツ流美的シンプル生活のすすめ」 沖幸子

2013年12月29日 | 読書

生活評論家。ドイツで暮らした経験から、ドイツ人の合理的な生活の仕方を日本に紹介する人とのこと。公民館から借りて読む。

物を持たない。無駄なことに時間を費やさない。きちんと掃除する。自然を大切にする。などなど、ドイツの暮らし方を紹介している。

掃除の仕方も参考になったけど、年末にこんな本読んで掃除した気分になる自分に少し落ち込んだ。

最後のペットとの付き合い方、ここが日本とドイツの一番の違いだと思った。昨年、ベルリンの中心部で(とまた嫌味なドイツ風吹かしますが、ん?ドイツ風?どんな風???)とても大きな犬が放し飼いで、走ったりしているのでびっくりしたんだけど、全然吠えないし、人を威嚇もしないので、全然怖くなかった。日本の犬、吠えすぎ。飼い主は躾しなさすぎ。

まあまあと「和を持って尊しとなす」わが国民性とはだいぶ違う。この合理精神はひとたび間違うと徹底的にユダヤ人を迫害し、虐殺したんだけど、その反省の上に立って国を作り直したドイツはそれもまた徹底している。

ドイツ人は戦争嫌い、最近とみにきな臭くなったこの国とはだいぶ違う。ベルリンの中心部には、広い公園の中にユダヤ人の慰霊碑がずらりと並んでいた。まず被害者を慰霊する。この姿勢を日本人も見習うべき。

家の中の片付けとはだいぶ違う話になりましたが、無駄なことはせず、無駄なものは持たないというのは自分に厳しいことでもあります。自分に限りなく優しい私。明日からはまじめに掃除します。

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