けんくんの四季の釣り日記

釣れたんじゃない!釣ったんだ!札幌から各地へ
最近はたー坊と一緒です!
海、渓流やってます!妻はダムが好きです

恐怖の夜 (写真無し)

2018-06-19 20:15:36 | 瀬棚~寿都
  今日は3歳になる娘の幼稚園の運動会!!  

 やはり、幼稚園の運動会は子供達もちっちゃくて可愛いですね。




 当初、運動会終わってからキャンプでも行こうかと計画しておりましたが、ここのとこ気温が低いので、キャンプ中止にして釣りに行ってきて、いいよとの嫁の許可がおりました。




 午後から家族で回転ずしで食事をして、


 それから、帰宅してすぐに出発すれば、今日は明るいうちに釣り場に着くかな?


 なんて思っておりましたが、夜釣りの道具とルアータックルを積み込んでなんやかんやで家を出たのは17時半くらい


 はぁ、これじゃ 明るいうちに着くのは不可能だな   


 寿都にさしかかり、政泊をみてみると車も少なく意外と空いてます。


 朝ルアーやるぶんには、仮眠して12時くらいに降りれば充分間に合いそうです。



 しかし、まだこの時間ですから夜釣りもしたいと思い準備もしてきたのと、モッタ近辺で調べたい場所があったのでスルーします。



 島牧にさしかかりました。


 先月、あんなに混雑していたこの界隈ですが、春先はサラシになっていた平盤に出ての根物狙いの人がちらほら居る程度

  


 そして、モッタに到着


 車が1台


 先行者が居るようですが、ここは広いので問題なしです。
  

 窓岩へ向かいました


 キャップライトが壊れていたのでエサと一緒に釣り具屋で買った安物のキャップライトを点灯させてみると


 全然明るくない!!



 ゴミですなコレ


 仕方がないので、マキタのインパクトのバッテリーで使えるキャップライトを装備して、先月とちがい大きく伸びたイタドリの中を進み


 窓岩へむかいました。



  今日も、かん高い金属音のような音が聞こえます。


  今日は風がないので、やはり鳥の鳴き声なのでしょうか??


  不気味です


  しかも、過去に熊が出たこともあるので怖いです。




 草が伸びて足元が見えにくいです。



 途中幅が50cmほどのコンクリートで側面が崖になっている部分もイタドリが覆い被さり、荷物にひかかり邪魔くさいです。



 キャップライト明るくて良かった



 そう思いました。




 今日はかなり荷物を減らしてきましたが、息が上がってきます。



 基部側に3人が竿を並べていました。



 先には誰も居ないとのことなので先に釣り座を構えました。



 ソイは浮いてきていると考え、それぞれの仕掛けは 中通しの先に針を付けたべた底狙い。50cmのナイロンをオモリとの間に結んだ仕掛けと1mのナイロンを結んだ仕掛けで、エサが底を切るようにしました。




 3本竿を出し終えたのは21時半ころだったでしょうか?




 ちょい投げの竿には頻繁にアタリがありますが、のりません




 小さなガヤでしょう



 水面を照らすと、20cm~大きいものでは30cmほどのガヤが沢山見えました。



 さすがモッタですね。積丹で沸いてるガヤよりひとまわり大きいです。



 全然釣れないのでオモリの上のナイロンを50cmにするとガヤが釣れました。



 小物しか居ないようなので、中投げと遠投に切り替えて様子を見ます。



 そして、鈴を付けておき寝て気長に待つ事にします。


 キャップライトを消して空を見上げると、満天の星空でした。


 流れ星も見えました。


 寝ないとダメだ


 寝ないと明日の朝ルアーが出来ませんのでね。



 ぐっすり眠るために紙パックのお酒を一つ飲みほしました。




 ところが、防寒を着こんでいたのですが、想像以上に寒く1時間もしないうちに目が覚めてしまいます。



 寒いので意味もなく歩きまわって体を温めようとしましたが、全然温まらない




 全部の竿を上げエサを付け替えて投げ直した頃には、だいぶ体も温まったようです。


 紙パックのお酒をもう一個飲んで横になりました。



 するとライトが突然切れて真っ暗に!!



 乾電池のキャップライトだと徐々に暗くなるのでが、このマキタのバッテリー電池きれの直前までフルパワーで頑張る優れものなのだ。



 それが裏目に出てしまった。



 慌てて、フイッシュランドオリジナルのLDEランタンを付けた。



 このランタン優れもので電池が超長持ち!!



  しかし暗い・・・


  20ルーメンくらいか?


 手元しか見えません





 やばいな




 何も見えやしない。



 このまま、ここにうずくまって朝まで耐えるか?


 そう考えていると


 

 鈴が鳴った!!



 
 竿先がめっちゃ刺さってる




 ランタン片手に恐る恐る竿に近づく


 切り立った岩場なのでつまずいて海に落ちたら洒落にならん




 合わせを入れるとめちゃくちゃ重い



 ゴリゴリ巻いて、何とか魚が近づいてきた



 朗かにタモが無いと無理なのは解っている



 しかし、タモは愚か、取り混む場所すら全く見えない




 抜き上げるしかない



 が、足元には海藻があるその手前で抜きあげるには、斜面に出るしかないのだが・・



 全く見えません




 ダメならダメで仕方が無いと思い一気に巻き上げて竿を思いっきり煽った!!



 上がらない!!



  次の瞬間水面に浮いているであろう魚が一瞬で2本の竿のラインをまたぎ横に走りだした。



  この時点で、ソイ類ではなく長っぽい魚??のように思えた。




 絡まった状態でも魚が付いているのが判るのだが、このままでは2本の竿が海に落とされてしまう。



 魚が付いていた竿は古い竿だったので折れてもいいと、再びおもいっきり煽った



 水面に顔を出させることすら出来ない。



 諦めて糸を緩めてラインを手で引っ張ろうと思った


  岩に擦れてラインは切れるだろうが竿は助かるだろう



  そして竿は折れる事無く針が折れて魚が外れてくれた。



 3本の竿がオマツリしてしまった。



 真っ暗でどうする事も出来ない



 朝まで放置すれば、魚が付いてとんでもないことになる。



 絡んだまますべてのラインを切って竿をあげるかしかないのか?




 いや、ここは通い慣れた場所


 暗いランタンでも車にもどり予備のバッテリーを取って戻ってこよう



 意を決してランタンを持って立ってみたがランタンから1mほどの距離しか照らす事が出来ない。


 従って立った状態で手に持って照らしても足元が見えないのだ。


 今まで、エサの付け替えの時の手元灯として使っていたのでここまで暗いとは思ってもみたかった。



 数年前に歌越で遭難しかけた以来のピンチである。



 それでも、体勢を低くして足元を照らし車へと向かった



 磯は何とかクリアしたが



 草むらが・・・



 一か所崖っぷちを通る場所があるのだが、草で塞がって見えにくいので足元を慎重に確認しながら前にすすみます。



 大きな岩がある場所も草で隠れて居ます。



 何とか、車に戻る事が出来ました。



 予備のバッテリ。これは仕事で使っていて充電していないので残量が判りませんが、もはやこれに頼るしかありません。


 一応ゴミキャップライトもポケットに入れました。



 先に入っていた3人組が戻って来た。


 けん『帰るんですか??』


 釣り師『ナガラばっかりだし、サメばっかりだし、やってらんない。』


    『もう、帰るわ   サメもメーター越えのヤツさ』


 けん『あ~さっきのはサメだったのか~ 手前で横に走ったんですよね』

 
 釣り師『それ、サメだわ』






 サメと聞くと夢も希望も無くなってしまいますが、ナガラでも特大サイズがでる時期ですから、そこに期待ですね。




そして窓岩に戻りました。



 3人組みの釣り座にはサメこそ転がっていませんでしが、40cm位のコンディションのよいナガラが転がっていました。



 釣り座にもどり、サメの付いた仕掛けをカットしてラインを解き、2本の竿のエサを付け替え再び投げ直しました。



 2時を廻っています。いい加減寝ないと



 そして、再びバッテリーが切れて真っ暗になってしまいました。


 やっぱり、充電してないバッテリだからダメか~


 その瞬間またしても鈴が鳴って今度は竿が三脚から吹っ飛びました!!



 ソイのアタリです!!


 ポケットからゴミキャップライトを取り出して点けてみましたが、やはりゴミでした。


 くそゴミが!! 千円返せ!!



 またもやランタンを頼りに三脚に近づきます



 タックルは岩にひかっかり無事です


 しかし、魚は外れていました。



 今のはソイだよなあ


  くそ~


 残念ながら、これでは釣り続行不可能です。



 止むおえず仕掛けをあげました。



 明かりが無いので竿をたたむ事もできません。

 

 あと1時間で朝マヅメです。


 結局寝ることは出来ませんでした。


 今寝たら確実に起きられません。


 遠くの方が薄明るくなってきて、満天の星空だった空にはいつのまにか星がなくなり、雲に覆われているようです。



 空からぽつりと水滴が落ちてきて顔にあたりました。


 やばい、ここで降られたらずぶ濡れだ。


 ランタンを頼りに少しづつ片付けをしていると 



 
 バーン!! バリバリ と


 ライフルを撃ったような大きな音がして振り向くと    


 バシャーンと海に何か落ちた



 冷水方向に見える絶壁の一部が崩れて落石したようだ。



 岩が断崖の途中にあたり砕けて海におちたのであろう



 ここから見える崖下の大きな岩達は一気に崩れたものばかりではないのかもしれない。



 カムイ岬が崩落したり、十坊の三角岩が一夜にして崩れたりとか記憶に新しい出来事ではありますが、この先の冷水モッタ手前に続く海岸も南西沖地震の際に崩落して今は奥へ進む事は出来ないのだとか



 時間があれば行き止まりとなった場所まで行ってみようと思っていましたが、今日は怖くて近づけませんね。


 明るくなって、雨が嫌なので投げのタックルを片付けて、その場で倒れてしまいそうな程の睡魔の襲われ、眠気で吐き気がします。


 ここで無理してルアー振っても、この場で寝てしまう事は確実


 雨降ったら最悪だ


 へとへとになりながら、気合で車に戻り荷物を積み込んで、数秒で眠りに落ちたのだが、




 今度は、車の中が熱くなってきて暑さで目がさめた。


 そして、今日調査しようと思っていた磯へ向かったのだが、時合はとうに過ぎルアーロッドこそ振ったが、景色を見て来ただけで終わったのだった。


 窓岩もそうだったが、この日はべた凪で透明度も高く海の底は丸見えでした。


 ベイトの気配も無く静かな海でした。



 それにしてもサメは何食べてるんでしょうね?


 よく、魚たくさん釣れてるときにエイが釣れたりは聞きますけど、サメばかり釣れる時に魚よく釣れたとは、あまり聞きませんね。


 


 今日は、釣果がどうの?って前にグダグダな釣行になってしまいました。



 運転するのに必要な分寝てから帰宅しました。








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4 コメント

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Unknown (yuu)
2018-06-20 07:21:52
ライトなしの夜は怖いですね!さらに魚掛かっても見えないとかヤバ過ぎっす。サメは何でも食べるんじゃないですかね?イソメにも身エサにも食って来ますよね〜メーター超え釣りたいです笑
無事帰還できてなによりでした。
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Yuuさんへ (けん)
2018-06-20 13:04:18
よりによってあんな大物が掛かるとは!
怖かったです。

サメ以外ないとは思いますけど

身に付けるものケチるとろくなことありませんね。

夜釣り好きなので、キャップライトは命ですね。千円位で良いもの過去にはあったのですが、ハズレ買って捨てての繰り返しも無駄なので、ネットでZEXSUS注文しました。
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Unknown (シャム猫)
2018-06-20 20:21:33
恐怖の磯釣りお疲れ様でした…(^^;

超暗闇ですからね…(^^;想像しただけでも怖そうですね…(^^;

とりあえず無事に帰還出来て良かったですね(^^)
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しゃむ猫さんへ (けん)
2018-06-20 22:55:43
面目ない、、

毎年、何かやらかしてしまいます。

満月ならキャップライト無くても歩けるんですけどね。月明かりも僅かな夜だったので、怖かったです。

歳も歳もですし、もう少し慎重にならないとダメですね。
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