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ワクチン、インド変異株に効果  独ビオンテックCEO

2021-04-29 14:22:27 | 日記

下記の記事は日刊薬業からの借用(コピー)です

 米製薬大手ファイザーと新型コロナウイルスワクチンを共同開発した独バイオ医薬品企業ビオンテックのシャヒン最高経営責任者(CEO)は28日、インドで広がっている新型コロナ変異株にも、同ワクチンが効果を発揮することに「自信がある」と述べた。
 シャヒン氏はオンラインの記者会見で、「30種以上の変異株を調べたが、ほぼ全てでワクチンは同じように効く」と強調。インド変異株は、以前ワクチンが効くことを確認した種類のものだと語った。
 ワクチンのアジアへの供給が欧米と比べ遅いことについては、独中部マールブルクでの生産拠点新設などを通じて増産しており、「日韓などもその恩恵を受ける」と語った。また、中国で7月にもワクチンが承認されるとの見通しを示した。【ベルリン時事


「健康番組の情報」鵜呑みにする高齢者の超危険

2021-04-29 13:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です  記事はテキストに変換していますから画像は出ません

2017年に国内の雑誌に発表された、高齢者が医療健康情報をどこから得ているかの調査を図に示しました。
(画像:『自身を守り家族を守る医療リテラシー読本』より)
これは、東京都と長野県で合計518人の60歳以上の高齢者に対して行われた調査の結果で、テレビから得る情報は、「医者や専門家」から直接得る情報よりも割合が多くなっています。
調査によっては、「かかりつけ医」「健康診断」などがテレビよりも上位にきているものもありますが、どの項目も、総じてテレビが上位にきており、特に高齢者においては、インターネットの影響はそれほど高くはありません。情報を得る先として「テレビ」、「医者や専門家」に次いで多いのは、「新聞」、「友人や家族」となっています。
また、株式会社インテージヘルスケアが全国11万人に対して行った調査によると、年齢が高くなるほど「かかりつけ医」「健康診断」などの信頼できる情報源から情報を入手する割合が高くなると報告されています。
この調査では、若い人ほど、テレビCMや家族や友人などの口コミから情報を得る割合が高い、という結果でした。高齢になるほど病院にかかり、専門家から直接情報を得る機会が多いことを反映していると思われます。
依然として、テレビは大きな影響力を持っています。文字情報だけではなく、映像や音声などを駆使して総合的に情報を伝えるのがテレビといえますが、昔と比較して正確性が求められるようになったとはいえ、医療情報に関しては、番組や局によってはまだまだ玉石混淆の情報を発信しているようです。視聴者のリテラシーが試されます。
印象に残る情報に触れたときほど冷静になり、深呼吸して、自分で調べたり、さまざまな角度から検討してみたりすることが必要です。
高齢になるほど、かかりつけ医などから情報を得ることが多くなるという調査結果があるのは、喜ばしい傾向であるといえるでしょう。
最近は、薬局で薬をもらう際に、薬のことや病気のことについて、薬剤師に気楽に尋ねられる環境ができつつあります。以前は、病院でないと処方してもらえなかった薬が薬局で手に入ることも増えました。医療者と患者さん、一般の方々とのコミュニケーションを考えると、薬剤師が果たす役割は大きくなってきていると思います。何か疑問があれば、薬局で気軽に聞いてみるのも、一つの方法です。
インターネットの健康情報も怪しいもの多い
薬や病気の治療について調べたいとき、インターネットであれば「どのサイトを見るか」は非常に重要です。一つ安心できるのは、以前ディー・エヌ・エーにより運営されていたメディア「WELQ」の誤情報が問題となった際、グーグル社はSEOを変更して公的な情報や信頼できる情報が上位に表示される仕組みに変更しました。このため、本書執筆時点では多くの医療情報に関して、公的ページが上位に表示される仕組みになっています。
『自身を守り家族を守る医療リテラシー読本』(翔泳社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。
例えば、「大腸がん」をキーワードに検索エンジンのGoogleで検索すると、国立がん研究センターの「がん情報サービス」が最上位に表示され、診断や治療についての正確な情報が手に入るようになっています。
どうしても、テレビやインターネットのメディアが扱う情報は断片的になりがちです。インターネットを使って何か情報を得ようとするのなら、まずはこのような公的なページで病気について一通り調べ、基本的なことがらを把握するのがよいでしょう。
また、病気になったときに使える制度は、厚生労働省や自治体のページに掲載されています。あわせてそちらも見てみましょう。
(画像:『自身を守り家族を守る医療リテラシー読本』より)
がんをはじめとするさまざまな疾患について、現在は「ガイドライン」が出版されています。日本で診療ガイドライン作成を支援している、Minds(厚生労働省委託事業EBM普及推進事業)によると、診療ガイドラインとは、「診療上の重要度の高い医療行為について、エビデンスのシステマティックレビューとその相対評価、益と害のバランスなどを考慮して、患者と医療者の意思決定を支援するために最適と考えられる推奨を提示する文書」と定義されています。
簡単な言葉で言い換えると、さまざまなエビデンスを統合して、診断や治療に対して、どの方法がどの程度勧められるのか、あるいは勧められないのかが書いてある文書のことです。
ガイドラインでは、その診断や治療を勧めるのにどの程度確証があるかを、A—Dに分けています。一般的には、AやBであれば、その診断法や治療法は勧められるということを意味します。
A=行うよう強く勧められる。
B=行うよう勧められる。
C=行ってもよいが、十分な科学的根拠がない。
D=行わないよう勧められる。
ところで、「ガイドライン」は通常、あくまでも医師をはじめとする医療従事者が、診療の指針として使用するものであることに注意しなければなりません。
しかし、大腸がんや乳がん、子宮がん、膵がんなどでは、患者さんのためのガイドラインや、ガイドライン解説の本も出版されています。これらの本は、自分が受ける予定の治療の説明を聞くのにも参考になりますし、医師への質問や、医師との話し合いにも参考として使用できます。


秋篠宮さまは困惑、小室さんはここで失敗した 宮内庁内から聞こえてくる声を拾うと

2021-04-29 11:00:00 | 日記

下記の記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です

眞子さまを通じて届けられた
 眞子さま(29)との結婚が内定している小室圭さん(29)が4月8日に28ページに及ぶ文書を公表されて以降、世間ではその内容の是非を問う声がかまびすしい。その直後に出てきた母・佳代さんの元婚約者への解決金支払いの提案も含め、宮内庁や皇族に関係する方々はどのようにご覧になっているのか、レポートする。
「皇族方、あるいは関係する人たちの中で、今回の小室文書を積極的に支持するという方は、私が聞いている範囲ではいらっしゃらないですね」
 と話すのは、宮内庁担当記者。
「総スカンと言ってもいいかもしれません。反応としては、あれこれ世の中で指摘されているのと同じようなものでした。要するに、国民が納得する説明を求められてきて、随分と時間がかかった割りに公表されたものがこんな内容ってどうなの? と疑問を呈するもの。小室さんや母・佳代さんの正当性を主張するものを読みたいとは誰も思っていなかったということですね」
 公表されるまでの経緯について聞くと、
「文書は眞子さまを通じて秋篠宮さま、さらには天皇陛下の手元にも届けられました。それを公表したということは承諾されたとみなし得るかもしれませんが、実際には秋篠宮さま、そして紀子さまは当初、困惑されたと聞いています。ただ、最終的には眞子さまの態度に押し切られてしまったということでした」
 どのようなやり取りがあったのだろうか。
「秋篠宮さまは、この文書で国民の理解が得られるかどうかについて否定的だったと聞きました。具体的にどう仰ったかは定かではありませんが、悠仁さまは将来の天皇陛下になられる方で、その悠仁さまの姉君にあたる眞子さまに『自覚』を促されたということではないでしょうか。もちろんそれも今に始まったことではないのですが……」
全部で9回出てくる「眞子様」という言葉
 記者はこう続ける。
「小室さんの文書には『眞子様』という言葉が全部で9回出てきますね。結婚が内定しているわけですからお名前が出てくるのは当然ではあります。ただ、”眞子様が書いてくださった文書にもありますように、私と眞子様の気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません”といった冒頭の文言には、昨年の眞子さまによる結婚宣言を受けて今回の文書があるという流れを感じさせます」
 もう少し踏み込んで言うと、どういうことなのか?
「一般人の金銭トラブルに、眞子さまを巻き込んでしまったように見えます。実際そのように指摘する宮内庁の人たちがいました。それは小室さんの失敗と言ってもいいかもしれません」
 文書には、〈母と元婚約者の方という一般人同士の事柄が私と眞子様の結婚という全く質の違うより大きな話題に発展してしまっている〉と記し、さらに、〈借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します。それを仕方のないことだとは思いませんでした。一般的には金銭トラブルと呼ばれていますが、切実に名誉の問題でもありました〉とある。
「眞子さまと小室さんは、金銭トラブルへの誤解を解いたうえで結婚という目論見がおありだったと思います。文書でも学費は奨学金など自分の力でやりくりしたという主張をしているわけですが、小室家に入ったお金に色はついていないのは自明のこと」
 それは、元婚約者が週刊現代4月24日号でいみじくも、「そもそも小室家という家計に入ってしまえば、すべて同じおカネなわけですから、いまさら『元婚約者から学費の援助は受けていない』と言われても、困惑するばかりです」と語っていることに重なる。
「小室さんは名誉の問題と言っていますが、眞子さまと結婚した後も金銭トラブルのことは言われ続けるでしょう」
二度と戻らないという意思表示
 別の記者に聞くと、こんな答えが返ってきた。
「眞子さまの周辺にはもちろん知恵を出す人たちはそれなりにいます。しかし、眞子さまがその助けを得ようとした形跡は見られないところを見ると、そんなつもりもさらさらないのかもしれません。秋篠宮さまに文書をお見せになったのは公表までにそんなに時間がないタイミングだったようです」
 年内に結婚を考えていらっしゃるのは既成事実となっているが、だからといって1分1秒でも早くと公表を焦る必要はなかったはずだ。
「結婚には家という概念が付きものですよね。一般的にはすでに崩れてしまって久しいかもしれませんが、皇族方は家の象徴とも言うべき存在。国民の多くは皇族方がそうあってほしい、そうあってしかるべきと考えていることでしょう。眞子さまの結婚宣言から今回の文書公表、その直後の解決金支払いの申し出という一連の流れを見ていると、家、つまり秋篠宮家の中でしっかりと了解されず、なし崩し的に進んでいる印象があります。いったん皇籍離脱をすればもう皇室に未練はない、二度と戻らないという意思表示にも見えます」
 それが事実なら、先の記者の指摘にもあった通り、将来の天皇陛下の姉君であるという自覚を促す秋篠宮さまの言葉に耳を貸されていないということも腑に落ちる。
「宮内庁の中では、海外での生活を前提にされているのではないかと指摘する声も根強くあります。そう言う人たちは、”国内だと生活が落ち着くまでの一定期間ポリスボックスを置いておくこともできるし、それが抑止力になるけれど、海外でSPを付けるなんてまず不可能。生命の保障さえない世界でどうやって生活していくのでしょう”と話しています」
 駆け落ちという言葉が浮かんでは消え、消えては浮かぶようだ――。


管理栄養士がこっそり食べている健康食材ランキング!5位は卵、1位は?

2021-04-29 08:30:00 | 日記

下記の記事はダイアモンドオンラインからの借用(コピー)です

管理栄養士にアンケート調査を実施!
結果は…?
 今回は33名の管理栄養士さんにご協力いただき、日頃健康のために意識して食べている食材トップ3と食べている理由を挙げてもらいました。
 集計方法は以下の通りです。
1位・・・3点
2位・・・2点
3位・・・1点
として、それぞれ合計点でランキングを作成しました。
 5位にはあの2つの食材がランクイン!
第5位:卵、海藻類 9点
 卵を選んだ理由は…。
・安価で必須アミノ酸が多い良好なタンパク質源で、料理の幅も広いから。
・食物繊維、ビタミンC以外はほとんど含まれていて手軽な完全栄養食。
・ゆで卵にすれば、いつでもどこでも持ち歩けて間食代わりにもなるから
 海藻類を選んだ理由にはこちらです。
・カルシウムや鉄分などのミネラルの補給に、また食物繊維やβ-カロテンなども含まれているため、肥満予防や免疫力アップも期待できるから。
・食物繊維が豊富で美肌・ダイエット効果と、食前に摂取する事で 血糖値の急上昇と、食べ過ぎを予防するため。
 食べている海藻の種類はもずく酢やわかめ、めかぶ、海苔が挙げられていました。
 4位にも2つの食材が同着ランクイン!
第4位:豆乳、ナッツ類 10点
 豆乳を選んだ理由として、以下が挙げられました。
・美容、ダイエット効果がある事と、飲み始めてから生理痛が軽減されたため。
・大豆イソフラボンがとれる、いろんな料理に活用できる
・手軽に植物性のタンパク質がとれるから
 ナッツ類については食べている種類はさまざまでした。
・ピーナッツ:個人的に好きなのと、噛むことで頭が働くし、食べ過ぎの予防にもなるため。
・アーモンド:抗酸化ビタミンでもあるビタミンEが豊富で必須脂肪酸などがとれる。
・クルミ:整腸作用、頭の回転が早くなった気がするから。
 ナッツは良質な脂質もとれますが、カロリーも高いので、「素焼き」を選ぶのが余分な脂質をカットするコツです。
 3位には健康効果の高いあの野菜がランクイン!
第3位:ブロッコリー(ブロッコリースプラウトも含む)14点
 こちらは過半数の18名が回答するという結果に!
 理由としてこのようなものが挙げられていました。
・抗酸化作用が強く、疲労回復に効果的だから!
・風邪予防ビタミンCと葉酸摂取のため。
・栄養満点で、野菜の中でもアミノ酸が多めだから。
・ゆでて塩、ごま油をかけるだけで一品になり子どもがバクバク食べる。栄養価が高いから。
 スプラウト派の意見はこのようなものでした。
・生野菜として簡単に使用でき、抗酸化作用も他の野菜よりも優れている。毎日少しずつ摂取でき、肝機能も高めてくれる。
 やはり風邪予防や免疫力UP、栄養価と抗酸化力の高さがブロッコリーの魅力です。普段なかなか手に取らないという方は冷凍野菜としてもコンビニやスーパーで手軽に買えるようになっていますので、副菜やスープにちょい足しするのもよいですね。
 2位はあの発酵食品がランクイン!
第2位:ヨーグルト 19点
 こちらも18名が回答しました。
 理由としてはこのような声がありました。
・デザートの代わりにもなる発酵食品。幼い子供から高齢者まで誰でも簡単に食べられる。
・ヨーグルトによって乳酸菌の種類が選ぶことができる。
・腸内環境を整える、免疫を強くする。
・ヨーグルトは便秘予防につながる。
 中にはきな粉や亜麻仁油をプラスして、さらに健康効果を高めている方もいました。
 ヨーグルトは腸内環境改善だけでなく、カルシウムやタンパク質補給にも優れた食材です。そのままでも食べられますが、フルーツやグラノーラを入れてボリュームを出したり、料理に使ったりと活用の幅が広いのも魅力です。
 そして1位は日本の食卓におなじみのあの食材!
第1位:納豆 40点
 こちらも18名がTOP3に選んだ食材です。
 選んだ理由を見ていきましょう。
・良質なタンパク質であるため。発酵食品であり、食物繊維摂取にもなり、腸内環境の整える働きもあるため。
・栄養価が豊富。ダイエットや美肌にも効果的。安いし・食べるものが無いという時もそれだけで食べられるから。
・ごはんにもパンにもパスタにもあうから。更年期にも効果が期待できるため。
・サポニンやカリウムによる高血圧予防効果、レシチンによる疲労回復効果、イソフラボンによるアンチエイジング効果など、様々な効果が期待できるため。
 納豆は手軽に必要な栄養を補えるNo.1食材です!白米だけで食べるよりも納豆を一緒に食べた方が、よく噛むことにつながり、さらに食物繊維がとれるので血糖値の上昇を抑えられるなどダイエット効果も期待できます。
 ぜひストックして毎日の食事にプラスしていきましょう!
ちなみに6位以降はこんな食材がランクイン!
 6位以下にランクインした食材を点数の多い順に紹介します。
えごま油
玄米・雑穀類
煎り大豆
麹・塩麹
高カカオ チョコレート
生姜(パウダー含む)
鶏胸肉
甘酒
 ランクインした食材は「良質な油」、「食物繊維」、「発酵食品」、「タンパク質」、「手軽さ」がキーワードになる食材が多い印象を受けました。やはり食のプロフェッショナルである管理栄養士さんは、栄養価が高く続けやすいものを積極的にとっているのですね。
 皆さんがよく召し上がっているものはランクインしていましたか?
 ネットやテレビではさまざまな健康食材が話題になりますが、食事は毎日のことなので、健康食材も自分にとって手軽で続けられるものが一番です。今回のランキングやとり入れ方も参考にしつつ、日々の食事を整えてみて下さいね。
(管理栄養士 岡田明子)


「高級外車でタワマンに送り…」起業志望者を地獄に落とすマルチ勧誘の手口

2021-04-28 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

成功のため朝昼晩晩晩のSUHWに励む
悪徳なマルチ商法はどのような勧誘をしているのか。ライターの雨宮純氏は「彼らは“事業計画書”と称して勧誘の具体的な目標を立てており、1日5人以上勧誘することもある。勧誘手法は常にアップデートされており、効果的な誘い文句を構成員同士で共有している」という――。
「事業計画」はただの勧誘目標
「紹介者と一緒に作成した『事業計画』は、想像していたものとは全く違っていました。」
「事業計画」と聞いて一般的に思い浮かぶのはこれから手掛けるビジネスの内容や売り上げ見込み、マーケティング方法といったものだろう。ところが本連載で取り上げてきた悪徳商法集団、「環境」に所属していたCさん(旧帝大出身、システムエンジニア)が作成を指示された「事業計画」は、単なる勧誘目標だった。
彼らはこのような言い換えや承認手法を駆使して会員を勧誘に向かわせ、考え抜かれた勧誘方法で外部者を取り込んでいく。本稿では元会員への取材を通してその実態に迫る。
30人・20人・10人の目標を立てることに
「環境」では勧誘行為を「現場」、勧誘目標を「事業計画」と呼んでいる。夜に3件の勧誘をこなせば「昨夜は3件現場をやった」となる。「環境」に入るとすぐに「事業計画」を紹介者と作るように言われ、勧誘目標を立てさせられるようだ。
典型的な目標は「1カ月に30人の新しい友人を作り、20人と1対1で会い、10人を師匠に紹介する。そして○カ月後に○人を入会させる」というもの。このような言い換えを行うことで、構成員は何か重要なことを行っているかのような感覚になるという。
またCさんは、「環境」では勧誘行為を起業した時の仲間集めであるとセミナーで教え込まれていて、マルチ商法に類似したビジネスの勧誘を行っている意識はなかったという。
筆者が元会員から入手したセミナーの台本には、起業準備の最重要事項としてチームビルディング、つまり勧誘が挙げられている。
セミナーの台本。具体的な勧誘方法や、上納金15万円の調達方法などが書かれている
幹部たちは新入会員に対し「『環境』も当初の50人から始まり現在は1万人になっている。これはどの企業よりも速く、われわれはその仕組みが詰まったプラチナチケットを手にしている。この価値が分かる人に『環境』を広めて仲間を増やそう」と、自分たちが特別な集団であることや勧誘行為が「有意義な知恵を広める」行為であると強調してモチベーション付けを図っていた。
ちなみに、「環境」ではこの「1万人」という数がよく使われるが、筆者が取材した際に聞かれた実数は最盛期で6000~7000人程度であった。おそらく会員に特別感を与えるために、数字を“盛って”いたのだろう。
ハードな活動は「スーパーウルトラハードワーク」、略して「SUHW」
「環境」では「現場」「事業計画」といった言い換えのほか、独特の用語を内部で共有することでやる気を出させていたという。
「勧誘のための合コン手法を学ぶ『合コンは人生だと思え講座』というセミナーがありました。これは合コンに対して、人生と同じくらい真面目に取り組むことを促すもので、「○○は人生」という言い回しは『環境』でよく使われていました。
これに周囲もうなずいているのを見ると、何となく大事なことに思えてきてしまうんです。改めて聞くとよく意味が分かりませんが……。また、『朝昼晩晩晩』という言葉もありました。これは『1日空いている場合、朝1件、昼1件、夜3件予定を入れてチームメンバーを増やした』という『環境』創始者の成功体験から生まれた言葉のようです」とCさんは語る。
この創始者の武勇伝にならって、多くの会員が「朝昼晩晩晩」にならって平日夜3件の勧誘にいそしんでいたようだ。このようなハードな活動は「スーパーウルトラハードワーク」、略して「SUHW」と呼ばれ、成功に近づく努力として扱われているという。
創始者の行動を手本とする習慣は多岐におよび、そのほかにも創始者や幹部が使っている顔文字1つに至るまですべて真似することが徹底されている。
「この言葉の通り、勧誘に加えて深夜にまで及ぶミーティングを行い午前2時~3時に就寝する生活を送っていたのですが、無理がたたったのか、血便が出ることもありました。
いま思うと異常ですが、師匠もかつて血便を出してまで勧誘していたことがあるらしく、環境全体のセミナーでそのことを自慢していました。ちなみに、寝るのが遅すぎて日中は居眠りを頻発してしまい、職場で問題になることも少なくありませんでした。これは他の元会員からもよく聞く話です」
ピンハネを目的とした合コンやBBQを開催
「朝昼晩晩晩」にはどこか、旧日本軍の「月月火水木金金」を想起させる響きがある。このような一見奇妙に思える用語群も、集団内でしか通じない言葉を使うことで帰属意識を高め、「特別なことをやっている」と思わせる効果があると考えられる。さらに、合コンや飲み会といった勧誘イベントには他にも目的があった。収益の確保である。
「飲食店のコースを予約しておき、実費よりも多く回収して収入の足しにする行為が『経営の練習』として推奨されていました。実際は3000円のコースを4000円と言って集金すれば、10人で10000円の収益になります。このため『環境』の飲み会でレシート確認を申し出ると嫌がられます。
男性9名、女性5名が野外で飲み会をしている様子。こういったイベントを大量に開催することで、勧誘とピンハネの機会を増やしていたようだ。提供者の希望で画像は加工を施した
人によっては必ず毎週飲み会を入れる代わりに飲食店に特別コースを作ってもらい、幹事は2名まで無料にするなどの交渉をしていました。この行動力は凄いと思いましたね。ほかにも、100人規模のバーベキューで10万円以上儲けたこともありましたよ。ただこれでも収入は足りず、結局ダブルワークはしていました」
男性の場合は早朝や夜勤の仕事に関する情報が内部で共有されており、効率のいい職場を紹介してもらうようだ。また、女性の場合は夜の仕事で同様のことが行われており、同じガールズバーやキャバクラに環境構成員が何人も所属していたという。
「普通の友達」になってから勧誘を始めるパターンも
毎月15万円の上納金を幹部に支払っている会員は、生活が苦しくなれば自然に収益も兼ねた勧誘に励むようになる。それを「経営の練習」と呼べばなおさら真面目に取り組むだろう。このように「環境」では、その端々で妙に考え込まれた仕掛けが見られる。勧誘手法がその代表である。
「勧誘手法は細かく教え込まれていました。例えば先に話した『合コンは人生だと思え講座』では、合コンは5対5が推奨されていて、幹事は全体を見渡せるように対角線に座ること、男女は途中からクロスして座らせ会話を弾ませることなどが教えられていました。
こうして場を盛り上げた場合も、たくさん話せた人とあまり話せなかった人が出てくるので、前者には『楽しかったのでもっと話しましょう』、後者なら『あまり話せなかったのでまた会いましょう』と次の勧誘に繋げるんです。
15名ほど集まったフットサルイベントの写真。男女比はほぼ1対1。スポーツが好きな友人に対しては、こういったイベントに連れ出すことで勧誘につなげていたという。こちらも提供者の希望で画像には加工を施してある
また、合コンや飲み会では『参加者の友人』、つまり構成員から見た『友人の友人』を呼んでもらうことが重視され、私の場合も学生時代の友人から誘われた合コンで彼らと接触しました。これを『環境』では『内製ないせい』と呼んでいました。
私も彼らと知り合った当初は起業にはまったく興味がなかったので、2年間ほど普通の友達付き合いをしていました。その間に環境の会員は私の地元の友人とまで親しくなっていたようです。その後、転職を考えていると話したある日、師匠を紹介されたんです。このように1年、2年と全く直接的な勧誘をしないこともあります」
知り合って2年間も全く勧誘をしてこない友人。そんな人物が、まさか悪徳商法団体の構成員だとは思わないのではないだろうか。そんなただの友人が、職場への不満や転職を口に出した途端に牙を剥くのである。
友人に特別感を味あわせる「ベンツ紹介」
考え抜かれた勧誘テクニックや長期間にわたる友達付き合いの他、分かりやすいブランドで特別な気分にさせる手法も使われる。師匠への紹介がそれである。
Cさんが所属していた管轄では、師匠への紹介でよくベンツでのドライブを使っており、これを「ベンツ紹介」と呼んでいたという。「成功している経営者である師匠が、あなたのために特別に時間をくれたから」といって師匠のベンツに乗せ、師匠が成功していることを印象づける。
勧誘する側はあたかも特別なことのように言っているが、実際はベンツ紹介する日が決まっており、弟子たちがGoogleカレンダーに30分刻みで予約を入れていたという。師匠はそれに従って一日中同じエリアを周回するわけだ。いまどきの若い子は車に関心がないことが多いが、それでも高級車に乗っていることが特別なことだと感じていたようだ。
このベンツ紹介でも、妙に細かい工夫をしていたとCさんは言う。
「これから紹介する人物が、他のメンバーと大規模な飲み会で顔を合わせていることは少なくありません。そのため、ベンツ紹介での乗り降りの際にはち合わせしてしまうと、『なぜ、あの飲み会で見た人が同じ人のベンツに乗っているのか?』と妙に思われてしまいます。これは絶対に避けなければいけません。
このため、前の回のメンバーから完了連絡をもらってから現場に向かったり、乗り降りの場所をずらしていました。ほかにも、同じような紹介として、『タワマン紹介』もありました。これは師匠のタワーマンションに勧誘対象者を連れて行くものです。
この時もはち合わせしないよう、完了連絡を徹底するとともに、入る場所と出る場所を変えたり、タワーマンションに行く際のルートと帰る際のルートを変えたりと工夫をしていました。
タワーマンションを出たら、わざわざ道路を渡って別の道順で駅に帰るんです。これを複数の構成員が一日中繰り返します。この他カフェで紹介するチームもあるようですが、はち合わせしないための工夫をするのは同じようです」
アップデートされ続ける勧誘手法
高級車を乗り回し、タワーマンションに住む師匠はさぞかし余裕のある生活をしているのだろうと思った筆者がCさんに質問したところ、意外な答えが返ってきた。
「師匠は『会員に夢を見せなければいけない』と、さらに上の幹部から半ば強制される形でベンツやタワーマンションを購入していたようです。ベンツについては中古で済ませていたり、共同所有していることもあるらしく、実際にはあまり余裕がないのではないでしょうか。また、師匠は日々の弟子からの報告やミーティング、セミナーで忙しく、時間的にも余裕があるようには見えませんでしたね」
勧誘手法については、セミナーで教えられる他、会員同士で考えることもあったという。
「効果的な勧誘手法を考えるミーティングがありました。お互いに、最近うまくいった手法や新しく考えた手法を教え合うものです。私が聞いたものでは、本屋の転職コーナーで声を掛ける、カフェで隣に座る際に『荷物を見てもらっていいですか?』や『ここ、空いてますか?』などと言って会話に持ち込むといった手法がありました。
私はよく転職フェアに足を運んでいましたね。職場に不満がある人が多く、一度に多くの人と顔を合わせられるし、また名札から職種が分かるので便利なんです。営業職は元気があり、チームビルディングにも役立つのではと有望視されていました。
この手法は人気があったのか、同じ会場に顔見知りの環境構成員が何人もいました。このような勧誘手法については、大阪なら東京、東京なら大阪のメンバーから教えてもらうというように地域間での情報交換もありました」
彼らは日々手法を進化させ、セミナーやミーティングを通じて共有している。取材の中では旧帝大出身者や大手企業在籍者などの入会例も聞かれ、知性の高低と入会とはあまり関係がないという印象を受けた。転職フェアのような、ややフォーマルな場にも彼らは潜んでおり、人が集まる場所はどんなところであれ注意してもらいたい。