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「性犯罪者になるかもしれない」それでも私が男性保育士を積極的に雇うワケ

2021-06-04 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

男性保育士による性犯罪事件がたびたび報じられている。男性保育士は本当に必要なのか。埼玉県で認可保育園「元気キッズ」など23の事業所を運営するSHUHARIの中村敏也代表は「男性保育士は絶対に必要。人手不足を解消するだけでなく、子どもたちにとっても男女どちらもいたほうがいい」という――。
男性保育士がいると心配ですか?
皆さんは男性保育士、と聞いてどんなイメージをもちますか?
残念ながら、男性保育士と児童への性的虐待を結びつける方は、少なくないのではないでしょうか。最近、そうした事件が相次いで報じられました。
たとえばベビーシッターと利用者のマッチングサイト「キッズライン」では、2019年と2020年にそれぞれ別の男性シッターによる強制わいせつ事件が起きました。また2020年2月には、千葉県内の保育所で男性保育士が園児に性的暴行を加えたなどとして逮捕されました。この事件は2021年3月に千葉地裁で判決が下り、男性保育士は懲役6年の実刑となりました。保育士は公判で、約10人の園児にわいせつ行為をしたと認めています。
こうした事件を聞けば、男性保育士に対して親御さんが不安になるのは当然です。それでも私は、埼玉県で保育園など23事業所を運営する経営者として、保育現場に男性保育士が必要だと感じて、積極的に採用しています。当園の取り組みを紹介させてください。
現在、保育所の運営で一番難しいことが何か、ご存じでしょうか。それは、保育士の確保です。ここ10年の間に、保育士の採用は年々難しくなっているのです。
新規開所が増えて保育士獲得が困難に
平成24年に「子ども・子育て支援法」が制定され、平成27年から小規模保育園の実地などの具体的な待機児童対策が本格化したころより、新規開所の施設が急激に増えました。
その結果、今までの求人の窓口であった、学校求人、ハローワーク、新聞の折り込み広告、求人サイトなどで募集をしても、保育士を雇うことが難しくなりました(厳密にいうと望ましい保育士を雇用するのが難しい状況です)。
同時に、旧態依然とした保育業界の中では、新卒保育士の定着率が悪く、卒後2年目までに約3割が離職するというデータがあります(木曽陽子「保育者の早期離職に関する研究の動向:早期離職の実態、要因、防止策に着目して」2018-02-28社会問題研究. 67, p.11-22)。採用難になる施設が増えた結果、職員が一斉にやめて休園する施設もあらわれています。
そのような中でも、私が運営している保育園「元気キッズ」では、保育士の離職を防ぎ、安定した保育所運営を続けています。「8年間連続新卒離職0人」という記録を更新中で、離職の少ない園としてメディアでご紹介いただいたこともあります。
保育士の確保という点で、男性保育士の積極的活用というのは大変重要です。また、もちろん、私たちは、「人手が足りないから男性でも仕方ない」という理由で、男性保育士を採用しているわけではありません。男性保育士を採用するのは、いい保育をしていくために欠かせないと考えているからです。
SNSや掲示板のリサーチは欠かせない
ただし、私たちも男性保育士の採用の際には、女性よりも慎重にならざるを得ません。例えばこんなことがありました。
ある男性が求人に応募してきました。私たちは採用の際、どの求職者に対しても、SNSなどで本人の公開情報を調べます。するとその男性は、YouTubeに半裸で絶叫する不可解な動画を投稿していたのです。
さらに詳しく調べてみると、その男性がある刑事事件にかかわっている疑いが浮上しました。私は不安を覚え、不採用とすることにしました。
本人に不採用の通知を送ったところ、「なぜ不採用なのか」などと執拗に電話をかけてくるようになりました。当初は女性の採用担当が応じていましたが、ある時点から私が引き継ぎ、YouTubeの動画のことなどを問い詰めました。案の定、明確な回答はなかったので、キッパリとお断りをしました。
それ以降は電話などがくることなくなりましたが、仮にもし採用まで至っていたらと思うと心の底からゾッとします。
この事例は必ずしも性別と関係がないかもしれませんが、男性保育士を採用する際には、女性保育士よりも一層慎重に人柄を調べるようにしています。親御さんが不安であるように、私たちにも不安があるからです。
さらに、採用後も事故を未然に防ぐ環境づくりに努めています。男性保育士に女児のおむつ替えはさせませんし、保育士と園児が二人だけの密室状態になることがないようにしています。
男性保育士にはさまざまなリスクがありますが、私はそれでも女性保育士だけの保育園にはしたくないと考えています。それは女性保育士だけになることにもリスクがあるからです。
男性保育士がいると女子校ノリがおさまる
保育というのは、子どもの社会を形成する一部です。そこに、女性だけでなく男性が入ることで変化があります。子どもたちは偏りの少ない世界に触れることができます。
これは子どもたちだけでなく、大人の側も同じです。女性だけの職場になると、いわゆる”女子校のノリ”になることがあります。本来仕事には必要のない下ネタやうわさ話などが活発になるのです。これは男性が入ることで多少ブレーキがかかります。
さらに男性保育士は、子供たちから人気があります。女性よりも力があるのでダイナミックな遊びができるからです。遊びだけでなく、女性よりも男性に安心する「パパっ子」も少なくありません。男性と女性の両方がいるほうが、絶対にいいのです。
運営面に関しても、男性保育士の存在は欠かせません。男性保育士はキャリア形成に貪欲です。女性よりも男性のほうが、収入面でシビアに考えがちだからでしょうか。新しいIT機器や保育理論などに対して、男性保育士のほうが積極的な印象があります。そうした男性保育士がいると、女性保育士も引っ張られることになり、園全体として新しい取り組みが進みやすくなります。
保育業界はまだまだ女性社会なので、男性というだけで冷たく扱われることが少なくありません。しかし私は、男性の良いところを積極的に評価することで、男女ともにのびのびと仕事のできる環境をつくっていきたいと思っています。
信頼できる園を探すために必要な3カ条
これから保育園を探していく方は、信頼できる園を探すために、ぜひ行ってほしい3つのことがあります。
1.利用希望の保育園のホームページをくまなくチェックする。
2.見学の予約をとる。その際の対応が、気持ちの良いものがどうか、違和感がないかをチェックする。
3.実際に見学に行き、園の雰囲気を肌で感じる。挨拶しているか、職員が笑顔か、園長先生は信頼できそうか、などを確認する。
ネットのクチコミはあてになりません。実際にご自身で調べて、直接見て、肌で感じた情報こそが、正しい情報だと思います。お子さまを安心して預けることができる、温かく信頼できる保育士のいる保育施設に出会えることを、心から願っております。

下記は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

実際に多い「男性保育士のおむつ替え」拒否する親

「男性保育士に女児のオムツ替えをしてほしくない」という保護者からの声に、保育園はどう対応すべき?
これは、保育事業を行う「グローバルキッズ」が川村学園女子大学教授の内海﨑貴子さんを講師に迎えて開催したグループワークでの一場面です。
当記事は、『CHANTO』の提供記事です。
内海﨑さんは「こうした言動の根底にはジェンダーバイアス(性別による無意識の偏見)がある」と指摘します。
「女の子だから」「男の子なのに」といった考え方を子どもに押し付けないよう意識する保護者は増えていますが、長年刷り込まれた“性別にひも付くイメージ”はそう簡単に消えません。
その前提を踏まえて、親世代はどう振る舞うべきでしょうか。内海﨑さんに解説してもらいました。
男性保育士にかかる二重バイアス
「男性保育士が女児のオムツ替えをすることに抵抗がある」という冒頭のケースについて、内海﨑さんは「二重のバイアスがかかっている問題」だと語ります。
「これは保育の現場では実際に多い声ですので、丁寧に解説していきますね。
まず、1つめは職業に対するバイアスです。男性の小児科医に抵抗があるという話はほとんど聞きませんよね。ですが、男性の保育士には抵抗があるという保護者は今も一定数います。そう感じる方々の中には、オムツ替えというケア役割=母親(女性)の役割だという固定観念があるのだと思います。
多くの場合、それは家族の役割がそのまま外部にも投影されているんですね。だから女性保育士であれば違和感はないけれども、そこに男性保育士が入ってくると“不適切”だと感じてしまうのでしょう」(内海﨑さん)
それを裏付けるように、男性保育士が常態化している保育園では、「保護者が男性保育士に求める役割は女性保育士に求めるものと何ら変わらなくなる」という研究報告がすでに出ていると内海﨑さんは述べます。
では、「男性保育士が女児のオムツ替えをする」ことに抵抗を抱く人の中にある、2つめのバイアスとは何でしょうか?
「それは、女児のオムツ替えをする男性保育士に“父親”の役割を重ねるのではなく、“男性”として見てしまうからこそ生じる不安です。
いずれも、男性保育士が増え始めた過渡期の今だからこその問題だといえるでしょう。かつて、お産が女性のものとされていた頃は男性医師を拒む女性が大勢いましたが、それと同じ構造です。男性保育士の数が増えていけば、いずれ当たり前になっていくでしょう。
そもそも女性の保育士であれば安全だ、とは言い切れませんよね。女性の保育士が問題を起こすケースも当然あります。性別で乱暴に切り分けるのではなく、保育士と保護者が丁寧にコミュニケーションをとっていくことが大切です」(内海﨑さん)
成長=ジェンダー化の過程
今、保育の現場では「ジェンダーバイアスの再生産を防ごう」という意識が年々高まっています。
「子どもが育っていく過程=ジェンダー化される過程と言われているくらいに、幼少期のジェンダー形成はその人の人生や価値観に大きな影響を及ぼします。ですが、保育園や学校で行われる性別役割に基づく教育が、ジェンダーの再生産装置になっているケースも残念ながら少なくありません」(内海﨑さん)
例えば、ファンシーなキャラが好きな男の子が、女の子から「男の子なのにヘン」と言われてうつむいてしまった。「サッカーは男の子がするもの」だと思い込んでいる女の子……。
このような子どもたちの言動もジェンダーの再生産の結果だと内海﨑さんは指摘します。
ではこういったケースでは、周囲の大人はどう振る舞えばよいのでしょうか。
「男の子がファンシーなものを好きでも、本来はちっともおかしくありません。でも多くの人はかわいい=女の子が好きなものと認識している。
この場合は、いろんな声掛けができると思いますが、まずは『ヘンだよ』と言った女の子に『なぜヘンだと思ったの?』と聞くところから始めてみてください。その子が抱いた違和感をすぐさま否定せずに、いったんは受け止めましょう。
その上で、『犬をかわいいと思うのに、男の子や女の子は関係ないよね』『その○○(ファンシーなもの)も同じじゃないかな?』とほかの例を交えながら話してみるといいかもしれませんね。
何より忘れてはいけないのは、うつむいてしまった男の子へのフォローです。『先生も○○が大好きだよ』のようなエンパワーしてあげるひと言をかけてあげるとよいと思います」(内海﨑さん)
(写真:CHANTO WEB編集部)
では、「自分は女の子だからサッカーはやらない」と思い込んでいる女の子には、どのようにアプローチすればよいでしょう?
「こちらはサッカー=男の子のもの、という固定観念が刷り込まれたケースです。『女の子だってもちろんサッカーできるんだよ』『澤穂希選手っていう上手な選手がいるんだよ』と具体的なモデルを示してあげるのもいいですよね。
ただ、名前を聞くだけではイメージ、実感が持ちづらいと思いますので、実際に女の子と男の子が一緒にサッカーで遊べる環境づくりを促したり、女性の先生自身が一緒にサッカーをしてあげたりすると、さらにいいかもしれません」(内海﨑さん)
そもそもジェンダーバイアスは大人由来
子どもたちの思考や行動に影響を与えるジェンダーバイアスは、そもそも社会を構成する私たち大人から由来するものです。
「ジェンダーバイアスは多様性の実現を阻むものである、という事実は教育の世界ですでに明らかになっています。無意識の偏見を次世代で再生産しないためにも、幼少期から性別にとらわれない、それぞれの子どもの違いを尊重した育児を心がけましょう」(内海﨑さん)
保護者が自分自身のジェンダーの偏見や思い込みに気づくことは、多様性を尊重する子育ての大切なスタートラインになるはず。性別というラベルにとらわれず、子どもの個性を受け入れ、サポートしていく子育てを実践していきましょう。
取材・文/阿部 花恵
内海﨑貴子(うちみざき・たかこ)
川村学園女子大学 教育学部 児童教育学科 学科長・教授。



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