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中国:建国60周年式典記事から。平松茂雄・元杏林大教授の話

2009年10月02日 14時51分21秒 | 旧・政治・経済、報道

毎日記事

中国:建国60周年式典 

胡主席の権威確立 軍に基盤築く 

国際社会でも存在感

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 国際>

 【北京・浦松丈二】北京で1日行われた中国建国60周年の記念式典。10年ぶりの軍事パレードと閲兵に加え、胡錦濤国家主席を描いた巨大肖像画も初めて登場。毛沢東、トウ小平、江沢民の3氏に続く第4世代指導者として胡氏の権威確立を強く印象づけた。体制を固めた中国は、国際社会での発言力をさらに高めていくことになりそうだ。

 中国共産党の威信をかけた式典は青空の下で始まった。新華社電によると、市中心部に近づく雨雲にロケット弾432発を撃ち込み、事前に雨を降らせて雲を消す人工消雨作業を実施していた。

 「幸せな生活を人民にもたらすために奮闘努力しようではないか」。市民10万人によるパレードで、胡氏の肖像画が天安門広場にさしかかった時、胡氏の党大会報告(07年)の肉声が流れた。広場には胡氏が提唱する「調和社会」の人文字が浮かび上がった。

 個人崇拝を厳しく戒める中国共産党の指導者が肖像画として国民の前に登場するのは異例だ。江前主席の肖像画も10年前の建国50周年式典で初めて披露されており、胡氏は歴代指導者と並ぶ高位に位置づけられた。

 背景には、中国指導者の条件とされる軍掌握がある。胡氏は04年に軍トップの中央軍事委員会主席に就任して以来、軍の最高階級である上将27人のうち17人を自ら任命し、軍内に基盤を築いてきた。

 中国軍の使命である台湾独立阻止でも、米国との関係改善を通じて台湾に圧力をかけ、独立色の強い民進党から対中融和路線を掲げる国民党への政権交代を促した。式典直前の訪米では、国連総会で国家主席として初の一般演説を行い、オバマ米政権とも大国同士の緊密な関係を築くことに成功した。

 硬軟を使い分ける胡氏の政治手法は軍事パレードにも反映された。米本土を射程に収める大陸間弾道弾(ICBM)「東風31A」、従来より射程の長い新型巡航ミサイルを初めて公開する一方、10年前にはなかった事前説明などを通じて軍の透明化を進めた。

 胡氏は「平和と発展の道を歩み、共に繁栄する調和世界を建設していく」と述べ、大国リーダーとして自らの政治理念である「調和」を世界に呼びかけた。

 建国60周年式典を終えた中国は2012年の第18回党大会に向けて動き始める。9月中旬に開かれた第17期党中央委員会第4回総会(4中全会)では「ポスト胡錦濤」の最有力候補と目される習近平国家副主席の軍ナンバー2任命が先送りされ、後継争い激化などの憶測を呼んでいる。

 「中国共産党では伝統的に世代交代が難しく、第4世代指導者である胡氏の権威確立は第5世代への安定的なバトンタッチに不可欠なのだろう」(北京外交筋)とみられている。

 ◇局地戦に対応--平松茂雄・元杏林大教授の話

 35周年(84年)のパレードはカーキ色一色の印象で時代遅れの戦車などが延々と登場した。中国はその後、兵力を100万人削減し、50周年(99年)のパレードでは、通常戦力が近代化した成果を見せた。今回は近代化された兵器がさらに新しくなっている。

 大きな変化は、戦車が少なくなる一方、空挺(くうてい)部隊が用いるタイプのものなど装甲車がバラエティーに富んだことだ。これは、戦車を多く用いる大規模戦争の時代が終わり、局地戦に即応する体制へ向かっていることを示す。

 新たに登場した巡航ミサイルは射程が1500~2000キロあり、(配備されれば)米空母は中国に近づけなくなる。米国はミサイル防衛(MD)を進めているが、中国は過去に弾道ミサイルで衛星を破壊しており、もしも米国の衛星が破壊されれば、MDも役に立たなくなる。【聞き手・服部正法】

http://mainichi.jp/select/world/news/20091002ddm002030062000c.html より


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