富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

1年になりました。

2023-11-02 21:57:53 | 家族の健康ダイアリー
郡山市内の復興住宅にて、一人暮らしをしていた義母さん。
隣の部屋に住む義母さんの妹夫妻の支援を受けながらの生活も
限界を迎え、昨年10月末に、茨城県守谷市に義母さんを連れてきて
はや1年にまりました。

最初は栄養失調状態でしたが、半年後にやっと回復。
一方で、義母さんの記憶は、短時間しか維持出来ないように
なってきました。
1年前は、着替えを手伝う事はなく、自分で選んで着ていました。
洗濯物は相変わらす上手にたためていますが、
自分の洗濯物をタンスにしまって整理整頓が少しずつ
難しくなってきています。

夜中に寝ぼけながらトイレに行きますが、
時々、ベッドに戻らずに、朝だと勘違いして
着替えを始めたりします。
ほとんどが夜中の出来事なので、声をかけてもう一度
ベッドで寝てもらいますが、朝起きたときには忘れています。
本当に目が離せません。
義母さんは1階の和室で就寝してもらってますが、
私は隣のリビングのソファベッドで義母さんを見ながら
寝ています。
一年間、私は自分のベッドでは寝ていませんので、
最近、腰痛が出てきました。

ただ、当初は寝ぼけて怖い夢を見て、存在しない物が見えて
叫んだり、騒いだり、玄関を開けて外に出ようとしたりしてましたが、
最近は、孫や曾孫とのふれ合いがあるせいか、
曾孫との楽しい夢を見て、寝言を言ったりして寝ぼけています。

病気は少しずつ進行していても
義母さんにとって笑顔でいることが増え、
自分の記憶が悪くなっていて不安症になっている義母さんが
安心して一緒に暮らせているのであれば、いいかなと。

ある意味大変な一年間でしたが、
あっという間の一年間でした。


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