富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

夏の名残りと秋の足音…

2022-09-11 19:01:08 | 一時帰宅
2022年9月10日(土)
避難先の茨城県守谷市を朝10時に出発。
主人がお仕事の打ち合わせで、富岡町周辺の事業所に行くと
言うので、運転補助になればと一緒に同行。
思っていたより常磐道を走る車が多く
行動制限がない現状を感じました。

13時30分から打ち合わせ、私は車中で待機。
ほどなく現場確認が終了し戻ってきた主人と、
自宅が解体され更地になっている我が家へ寄りました。
5月の連休に除草剤をまいていましたが、
その除草剤はどこへいってしまったのかと思うほど
雑草が1メートル近く繁っていました。
私の実家の敷地へも寄りましたが、
実家はもっと酷い状態で、ススキなども勢力を伸ばしてました。

第二小学校跡地に、今年3月に開園した
特別養護老人ホーム「桜の園」にも立ち寄り
パンフレットを頂き、帰路につきました。
旧第二小学校からJRの鉄道を越え通称「三橋」を渡り
下千里を高速道路方面へ移動。
今年3月の福島の大地震で道路下の水道管がまた壊れて
道路が破損してました。
道路右手に突然、向日葵畑が出現!
思わず写真を一枚…夏の名残り、
綺麗に咲いた向日葵の花々は、確かに、
ここ富岡町にも人がいる、生活しているという人の気配が感じられて
とても嬉しくなりました。

少しUターンして、二人で久しぶりのお墓参りも。
枯れた供花やお墓まわりの雑草を除去…
お彼岸が近いので、来られなかった子どもや孫達の分まで
お参り出来て良かったです。

高速道路のならはPAではススキの穂が…
故郷は、秋の足音が近づいてきていました。

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