富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

ミニ大学同窓会開催!

2013-11-20 18:11:22 | 震災日記
大学時代、東京近郊に親戚がいなかった私は、
入学と同時に大学寮に入り、2年間をそこで過ごした。
1部屋に作り付けの二段ベッドが二つ。テーブルと椅子4つ。
先輩1名が後輩2名の面倒を見てくれた。
私のお部屋の先輩は群馬県出身(現在は埼玉県内)で、
私が福島県出身、もう一人のルームメイトは岩手県出身。
初対面の入寮日のことは鮮明に覚えている。緊張しまくりだった。
両親でさえ寮の部屋に入れるのは、入寮日だけだった。

先輩には親しい友人がいて、その友人のお部屋に入った新入生とも
友達になり、誕生パーティーや宿題の指導、テスト対策などなど…
本当に楽しくてあっという間の1年間。
先輩達が卒業すると、今度は自分達が先輩となり、新入生を迎えた。
よき先輩に習い、今度は私たちが誕生パーティを開いたりして…
これまた本当に楽しくて、1年がすぐ過ぎてしまったが、
思い起こせばまさに青春の1ページ、充実した貴重な時間だったと思う。

卒業後は就職して、それぞれが結婚して、子供も生まれ、
年賀状のやりとりは欠かさなかったけれど、結婚式で顔を合わせる程度。
先週の火曜日(11月12日)、茨城県と千葉県にいるその友人2名と
北千住にて「ミニ同窓会」を開いた。
岩手県出身のルームメイトは、震災の大津波で被害を受けた釜石市在住。
(ビルの2階まで津波が来たが、3階にいて助かった人である)
現在宮城県で暮らすもう一人の友人は秋田県出身。
(ご主人のご両親が仙台の津波の犠牲となっている)
上記2名は遠方の為、いつも集まれないが、
首都圏3人組でそのうち2人を訪問してみようという事になった。
大学卒業から30年…青春の出逢いがずっと続いている事に感動…感謝!
友達は「一生の宝物である」と心の底からそう思える。
震災があったから、友人達との再会が出来たのだと…そう思う事にした。

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