仕事の話をここに書き続けると、思い出しながらになって却ってストレスになりそうなので、たまには全く違う話を。
昨夜、これから寝ようとしたときに、たまたまWOWOWで「Diner ダイナー」を放送していてうっかり観続けてしまった。
過去にも幾度となくWOWOWでは放送されていて、録画もしてあるんですが、ついつい観てしまう。蜷川実花ワールド全開のこの映画。キャストも過去に彼女の映画に参加した方や父上の舞台ではおなじみの俳優も。ちゃんとお父上も亡くなったボスとして絵で参加させているし、回想シーンでは井出らっきょをボスに見立てるためにお父上そっくりにメイクをさせていたし。
演出から登場人物までいい意味でぶっ飛んでいて、好き嫌いが分かれる作品だとは思うけど、私はじわじわハマってきて、今では放送されるたびにじっくり観てしまいます。メイド姿の玉城ティナは無意識なコケティッシュの雰囲気で(モデルさんという事もあってスタイルもいいし)、かわいらしさとエロさの混じった雰囲気がなかなかにいい感じ(おやじみたいな感想だな)
藤原竜也は相変わらずのキャラというか、叫ぶキャラはいつになったら脱却できるのやら(新感線に参加した際も叫んでた)
物語の舞台となるダイナーの装飾は現代のダリオ・アルジェントかと見まごうばかりのどぎつい配色とド派手な装飾っぷり(アルジェントの「サスペリア」を観ればわかりますが、ホラー映画なので確認する際はご注意を・・・・話も経緯も全く別物だけど、あの映画も最後には建物が破壊されてたな・・・・美しいものの破壊というものに何か意味が込められているのだろうか)
ぶっ飛んだキャラ満載の中、真矢みきがさすがの格好良さを発揮(おまけに手下として真琴つばさを引き連れている所は、宝塚ファンにはこの上なく眼福モノなのかしら)立ち振る舞いから言葉遣いまでさすがとしか言いようがありませんでした。
とにかく最初から最後までぶっ飛びまくった展開のこの映画、脚本陣の中に大王(後藤ひろひと)の名が。何となく納得。もっとも原作モノなので原作自体がかなりアクの強いモノなんでしょうが、その脚本を同様にアクの強い役者さんにさせたのは、ある意味いいキャンスティングだったのかしら。