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さくらいろの日々

『さくらいろの彼女』の その後

blog birthday

2009-02-06 16:03:34 | diary
2月6日。
去年の今日『さくらいろの彼女』をたちあげて、ちょうど一年。
あの頃は、誰にも打ち明けられない彼女との関係や彼女のうつのことなど、困ったり悩んだりの日々だった。
誰かに聞いて欲しいけれど…。
立ち上げの前日、ある講演会に行ったときに、その講演者がブログを持っているとわかり早速のぞいてみた。
なるほど。これはいいかも。
そう思って、すぐに書店に行って関連本を購入した。
次の日に四苦八苦しながらようやく開設。でもその日はそれだけで疲れてしまった。

時間の流れ方は人によって違うだろうけれど、やっぱり過ぎてしまえば“早い”。
彼女との間では、この一年にかなりのことがあったけれど、再び彼女の存在を近くに感じられるようになって本当に幸せに思う。

彼女はどう感じているのかな…


ラブシャッフル

2009-01-31 11:41:00 | diary
いつもは録画で見ているけれど、昨夜は初めてオンエアで『ラブシャッフル』を観た。
第三話。
いつもだいたい前半はなんとなくセリフや展開にバブリーな違和感があるけれど、後半になると入り込んでしまう。
昨日はキクちゃん(谷原章介)の亡くなった彼女のエピソードがでてきた。
自殺した彼女の命日に、毎年花束を届けるキクちゃん。
キクちゃんの話を聞いて、アイル(香里奈)は「本当に愛し合っていたんですね」と言ったけれど、その言葉にキクちゃんは寂しそうに笑った。
だけど私は、アイルの言葉はちょっと違うと思った。
だって本当に彼女がキクちゃんのことを愛していたのなら、自殺なんか選択しなかったはず。
事実、キクちゃんはいまだに彼女の死に縛られ続けているのだから…。
自分の死によって、相手が一生縛られてしまうことを考えつかなかったのだろうか。
病気によっては、突然、死を選んでしまうこともあるとは思うけれど…。
だけど相手がなぜ死を選んだのかもわからずに、大切な人を失ってしまったキクちゃん。
あぁ。この人も自分の気持ちに無理やり蓋をして生きてきたんだ。
雑踏の中で突然立ち止まってしまう後姿に、胸が痛くなってしまった。


私も彼女がうつ病になったとき、いろいろな本を調べたりしてすごく心配した。
でも彼女は、
「大丈夫よ。自殺しようなんて考えていないから」
と言った。
残念だけど私はその言葉を100%は信じられなかった。
だけど彼女は今もちゃんと生きていてくれてる。
そこまで重症ではなかったのだろうけれど、彼女は周りの人たちのことも考えていたに違いないと信じている。

恋人じゃなくてもいい。
会えなくたって、かまわない。
生きていてくれさえすれば、それでいいのだから。

『感情教育』

2009-01-22 15:22:00 | diary
子ども達の学校で読み聞かせのボランティアをしているので、数日前、そのときに読む本を選びに図書館へ出かけた。
絵本だけじゃ物足りなくて、自分が読む本も探していると、中山可穂の本が一冊だけあった。
たぶん、知る人ぞ知る作家なのだろうけれど、私は彼女の作品をあまり知らない。
ずっと前に『深爪』と『猫背の王子』を読んだような…でも内容はもうあまり覚えていない。
当時の自分とはあまりにかけ離れた世界の話だった(と思う)ので、他の作品まで読もうという気は起きなかった。
一昨日は偶然みつけてしまったけれど、結局それを借りることにした。
『感情教育』
三つの章から成っていて、二章までは那智と理緒、ふたりの女性のそれぞれの生い立ちから現在までが記されている。
そして第三章でふたりは出逢う。
ふたりとも、いわゆる“波乱万丈”に生きてきて、彼女達に共感することは難しいのだけれど、第三章に入ると、これは自分のことか、と思うほど。
那智たちと私では境遇や関係はもちろん違うけれど、相手に対する態度や考え方、行動には、うなづける部分が多くて、あぁそうだったんだ、と、彼女のことを思い出して涙するときもあった。
なんでもない一文に、胸が苦しくなることもあった。
なんでこんな本を借りてしまったんだろう、と少し後悔もした。でも二晩で読んでしまった。
そして、こんなに細かく繊細な心情を文章で表現できる中山可穂さん、すごい人だし羨ましくも思った。作家だから当たり前といえばそうだろうけど…。
誰にでも薦められる本ではないけれど、ここや『さくらいろの彼女』を訪ねてくださった方たちには共鳴できる部分があると思います。

はじめに

2009-01-16 20:04:04 | diary
こんにちは。さくらです。
去年のクリスマスに(正確には1月5日の番外編で)ブログ『さくらいろの彼女』が終わりました。
大好きだった彼女との幸せな日々を綴っていたのですが、彼女とも終わってしまい、続けていく意味がなくなったと思って終了しました。

だけど、いまだに色々な葛藤が続いていて、まだ想うことを吐き出す場所が私には必要だと感じ、いわゆる“その後”を綴っていこうと思っています。

彼女と、本当にただの友人に戻れる日がくるまで…

しばらくお付き合いいただければ幸いです。