センムのブログ

日常の事柄、仕事から趣味まで風の吹くまま気の向くまま書いてみたいと思います。

第2回 聖書から見る国際問題-1

2011-10-14 | 日記
家のLANがどうしても調子が出ず、ブログアップがままならない状況が続いています。

さて、先回の小話の解説になるのですが、それにはベースを理解する必要があるので、お暇なら読んでみてください。
映画「レッドクリフ」を説明するのに、「そもそも後漢の時代に……」ってとこから始まるようなものですが。

「聖書」には「旧約聖書」と「新約聖書」があります。何が書かれているかというと、旧約聖書はイスラエルの歴史、神から与えられた律法(おきて)、神とイスラエルの契約、そしてメシアの預言(注:予言ではない)、
新約聖書はイエス・キリストの生涯とその言葉、そして伝道者パウロの書簡が主で、一部黙示録のような預言書があります。

つまり旧約聖書とは、神とイスラエル人とが契約を結び、いずれメシアが「イスラエルのために(←ここが重要)現れる」ことが書いてあり、そのために律法を守り、正しい行いをせよ。ということです。


先回の小話のポイントは、旧約聖書で予言されている「メシアの出現」が後のイエスキリストであるかどうかという点です。
キリスト教ではイエスをメシアとしています。
(キリストとメシアは同義語で一般的には「救世主」と訳されます、原語では「油注がれたるもの」という意味になり、前者はギリシャ語、後者はヘブライ語です)

しかしユダヤ人はイエスをメシア(キリスト)と認めていません。

なぜ、ユダヤ人のために現れたイエスを、ユダヤ人はメシアと認めないのか。
それはまた次のお話で。



おまけ
今の国際問題の混乱の原因の一つと思われるものを紹介。
旧約聖書によると、神はアブラハムという人物と契約を結び、土地を与え、その子孫を星の数ほど増やすと約束しました。が、このアブラハムには子供がいなかったので、アブラハムの妻は召使いの女との間に子供を作ってはどう?と進言し、これを聞き入れたアブラハムは召使いのハガルを妾として、間にイシマエルが生まれました。
しかしその後、このアブラハムの妻であるサラにも子供ができ、イサクを産みました。

この、
イシマエル→アラブ民族の祖先
イサク→イスラエル(ユダヤ人)の祖先
であり、神はそれぞれを祝福して、その子孫を増すと約束してます。

つまり今のパレスチナ問題とは、数千年前から続く兄弟ゲンカであり、妾の長男と正妻の次男ですから、どちらも譲れないですね。


第1回  国際問題の解決の道をある一面から言うと…… http://blog.goo.ne.jp/sakura448/d/20111012


金型、金属加工について何でもお問い合わせ下さい。
有限会社木村製作所
http://www7b.biglobe.ne.jp/~meister-kimura/


最新の画像もっと見る