栃木県北部を流れる箒川沿いを中心に
11の温泉が集まる塩原温泉郷。
大同元年(806年)に発見されたと伝えられる
歴史ある温泉郷です。
11の温泉は「塩原十一湯」と呼ばれ古くから慕われてきたそう^^
全て泉質が違うので是非、湯巡りも楽しみたいところ♪
今回、目指すは塩原温泉最古の秘湯「元湯温泉」。
まずは渓谷を眺めに塩原の有名観光スポット「もみじ谷大吊橋」に
立ち寄ることに (^^♪
訪れたのは昨年11月中旬。
すでに紅葉も見頃を過ぎようかという頃。
小雨の降るあいにくのお天気だったので、ちょっと残念でしたが
ここは紅葉の名所だそう^^
有料ですが吊橋を渡ることもできますよ。
紅葉のきれいそうな場所をピンポイントで撮影してみました d(*^v^*)b
あと一週間くらい前に訪問していれば
絶好のもみじ狩りができたのにね~。
紅葉やお花見のピークに合わせるのって本当難しい(^^ゞ
ま!今回は紅葉はおまけで温泉メインに訪れたので
紅葉も見ることができてラッキーでした (*^^)v
そして訪れたのは、秘湯を守る会の湯宿でもある元湯温泉「大出館」
創業は大正12年。
宿のご主人がお出迎え&お見送りしてくださったため
外観写真撮るのを忘れてしまいました (^^ゞ
こちらはエントランス入ってすぐのロビー。
外観はホテルですが
内部の雰囲気はまるで湯治場のよう^^
左手にフロント
奥の扉の先には眺望の良い広々とした屋上展望台が広がっています。
今回は「平日限定 日帰り休憩プラン」を前もって予約済み。
お部屋をお借りし、ゆっくりと過ごしたいと思います。
利用時間は10時~15時。
食事の持ち込みも可能です。
5時間めいいっぱい温泉を楽しめそうです♪
こちらがお借りしたお部屋。
訪問時には全く気付かなかったのですが
ブログを書くにあたって写真を細かくチェックしていたら
お部屋で撮影した一枚目の写真(正にコレ!)に
いくつものオーブ(たまゆら)が写り込んでいました。
分かりやすいのは右の障子の左上。
明るくて気持ちの良いお部屋でした。
座敷わらしでも住んでいるのでしょうかね^^
オーブ(たまゆら)は、戸隠神社奥社に続いて2度目です (^^♪
窓からは箒川沿いの渓谷も眺められます。
なかなかの絶景~♪
お部屋でひと息ついた後は待望の温泉へ♪ (o´▽`o)v
湯殿は4か所。湯船は全部で8つ。
女性専用が2つ、混浴が5つ、貸切が1つです。
大出館の温泉は硫黄泉。
でもただの硫黄泉じゃないんです。
特徴はその色!!
まるで墨を流し入れたかのような真っ黒の温泉は
日本で唯一とも言われているほどの希少な温泉 ヽ(゜∀゜;)
これは絶対押さえておきたいところ^^
大出館の所有する源泉はふたつ。
「墨の湯」と「五色の湯」
これら自噴する源泉を全ての湯船で源泉掛け流しで堪能できます。
すごい!! ヽ(*`゜∀゜´)ノ
「墨の湯」は実は混浴。
でも女性専用時間帯があるので安心ですよ (^^ゞ
右が「墨の湯」 左は「鹿の湯」
それぞれ源泉が違うので
色もこの通り2色に分かれています。
こちらが名物の「墨の湯」
日によって色の濃薄があるようで
この日は薄墨色といった感じでしょうか (^^ゞ
湯口にはコップも用意され飲泉も可能です。
湯口からの源泉は無色透明。
硫黄泉の中でも比較的飲みやすいお味かな (^^ゞ
鉄分も含まれているので女性には嬉しい泉質です。
無料で持ち帰りもOKだそう^^
お隣は白濁した湯。
こちらはかなり熱め。
お隣通しで違った源泉の異なる泉質が楽しめるっていうのは
お得な気分♪
女性専用時間帯に入ったにも関わらず
間違えて入ってきちゃう男性っているんですよね~。
他の女性がすぐに気付いて追い返してくださったので
私の裸体どうにか見られずに済みましたけど・・・(笑)
こちらは女性専用風呂。
内湯がひとつ、露天がひとつ。
ほとんどの女性はこちらで長湯を楽しんでいらっしゃいました。
他は貸切以外すべて混浴ですから
皆ここに集まっちゃうのかもしれませんね (^^ゞ
こちらは内湯の「高尾の湯」
そして内湯から続く露天風呂「子宝の湯」
この露天が一番人気♪
絶えずどなたかが入浴中だったためここだけ写真撮影できず
しょうがないので帰り間際に一言お声をかけて
湯船の半分だけ撮影させていただいちゃいました (^^ゞ
眺めも良く、ここが一番長湯できますね (´▽`)
そして混浴ゾーン (^^ゞ
この扉の先にある更衣室は男女兼用。
かなりハードルの高い混浴です(~_~;)
ちらっと覗いてみるとご高齢のおばあさまが二人
湯上がりに涼んでいるだけ。
他には誰もいないよう。
でも、さすがに入浴は無理・・・(-ω-;)
ってことで写真撮影だけさせてもらうことに (^^ゞ
内湯はふたつ。
「平家隠れの湯」と「御所の湯」
そして、やはり眺めの良い場所に露天風呂があります。
露天風呂「岩の湯」
湯船の縁には堆積物も (・∀・)
「五色の湯」と言われるこの温泉は
天候や季節によって様々な色に変化するのだそう^^
晴れの日はエメラルドグリーンや乳白色、雨の日には灰色へと変化。
この日は小雨まじりのお天気だったので
少し灰色がかった色でしたよ。
そして貸切家族風呂「藤の湯」
空いていれば無料で自由に利用できます。
ここは「墨の湯」と同じ源泉のよう^^
大人4人でも大丈夫なくらい
結構広めの湯船です。
写真で分かりますかね~^^
本当に墨汁を垂らしたかのような
真っ黒の温泉があちらこちらにもやもや~っと漂っていました。
洗面器に汲んでみるとこのような感じです。
ここはまさに秘湯の湯治場。
雨降りの平日にも関わらず
体を癒すための湯治客や立ち寄りのお客様で賑わっていました。
温泉成分の濃さ(硫化水素)ゆえ
テレビ、エアコン、冷蔵庫などの電化製品は長くて1年の寿命だとか。
建物の設備の面などは、少々目をつむって差しあげましょう (^_^;)
廊下にはたくさんの芸能人のサインが掲げられていましたよ。
温泉分析書です。
たっぷり5時間、温泉を堪能~♪
ゆっくり過ごすことができました ((・´∀`・))
是非また塩原温泉郷の湯巡りを楽しみたいものです ヾ(*´∀`*)ノ
(訪問日:2011.11)
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住所 : 栃木県那須塩原市湯本塩原102
アクセス : 東北自動車道 西那須野塩原ICより約30分
公式HP : http://ooidekan.com/index.html
源泉名 : 五色の湯
泉質 : 含硫黄‐ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 (硫化水素型)
(中性・低張性・高温泉)
湧出量 : 1.6L/分 (自然湧出)
成分総計 : 1.686g/kg
源泉温度 : 52.6℃
pH : 6.4
源泉名 : 御所の湯
泉質 : 含硫黄‐ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 (硫化水素型)
(中性・低張性・高温泉)
湧出量 : 148.81L/分 (掘削自噴)
成分総計 : 3.213g/kg
源泉温度 : 50.9℃
pH : 6.2
加水 : なし
加温 : なし
循環濾過 : なし
消毒 : なし
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大出館、すごく良さそうですねー。
黒いにごり湯には、入ったことがまだないので
「墨の湯」には、とても興味深々。。
ちょっと白濁したなかに、墨色が混じって
いる感じなんですね~。o(●´ω`●)o
「五色の湯」もいいですね!!
日によって色が変わる温泉は、何度でも
訪れたくなりますねー。 (´▽`*)
さくらさん、霊感強いんですか?
僕は、全く霊感がないようです。。 (^_^;)
さくらさんは、不思議な体験談 ヾ( ̄0 ̄; )ノ
も色々ありそうー。
黒い硫黄泉は珍しい。
珍しい泉質の秘湯に入ると余計に嬉しくなって、気分も高まりますね。
私も墨のような黒湯は初めてでした。
都内によくある黒湯とは全く別物です。
私の訪れた日は薄墨色でしたが、もっと真っ黒の日もあるようですよ。
温泉は正真正銘本物です
でも施設は・・・かなり老朽化・・・というか・・・
硫化水素型の温泉なので仕方ないのですが浴場の設備等は期待してはいけませんよ(笑)
湯治場だと思った方が良いかも
日帰りでも充分楽しめますよ
ちょっと遠いですがね(笑)
>さくらさん、霊感強いんですか?
霊感は全くないんです
なのでその場では全く何も感じません。
家に帰ってきてPCで写真を確認すると写っているんですよね~
塩原の最奥地のような場所にあるのでかなりの秘湯感を満喫できます
こういった秘湯は温泉はもちろんのこと美しい景観やきれいな空気、
マイナスイオンに包まれ様々な相乗効果がありそうです。
墨の湯はかなり貴重な温泉のよう。
平日の雨の日にも関わらず、常連さんから私のような新参者まで
立ち寄り客が後をたちませんでした。
人気のほどが伺えますね
大出館と元泉館には泊りました
えびすやは立ち寄りのみです
昔、温泉を煮詰めて胃腸の薬を作っていたという歴史があります。
大田胃酸をサイダーで割ったような味で、なるほど胃腸の薬だと感じましたよ~
さすがじゅうべいさん、元湯温泉も宿泊済みでいらっしゃいましたか
えびすやも立ち寄りされたってことは元湯温泉全制覇ですね
すごい!!
>昔、温泉を煮詰めて胃腸の薬を作っていたという歴史があります。
なるほど~。
飲泉すると良さそうですね。
元泉館とえびすやも気になるんですよね~
またいつか行ってみたいなぁ~。
東北道には気になる温泉がたくさんあるのですが
我が家からは遠いんですよね~
是非「元泉館」ブログにUP願います
同じ元湯でもそれぞれまた温泉には特徴があるのでしょうかね?
「えびすや」の間欠泉も気になる所です
こちらも是非