子供にテスト対策を否定された話です。
子供が中学校にあがって、定期テストなるものに初めて出会ったとき。
うちの子は塾に行っていないので、自分が中学生だった30年近く前の定期テストを思い出して対策を一緒に練りました。
・教科書を読めるようになろう。
・教科書を和訳できるようになろう。
・和訳から英文を作文できるようになろう、書けるようになろう。
・できれば英文まるごと覚えよう。
上の子は、最初のうちはサポートして、中1の途中から自力でできるというのでお任せしてました。
中1の間は惜しくも100点逃す感じの90点後半でした。
中2になって段々点が落ちていって、二学期期末は87点!
悪すぎへん?と恐る恐る聞くと、なんとクラス最高点だったらしい。何だったら学年(250人くらい)3位だったらしい。学年1位でも90点取れなかったとか。
どんな問題なん!?
って訝ってたら返却された問題見せてくれました。
私の定期テストのイメージは、教科書の本文が書いてあって穴埋めとか並び替えとか和訳とか。その他に教科書に出てきた短文をちょこっと変えた日本文の英語訳。教科書に出てきた単語の意味や綴り。
そういう感じだったのでともかく教科書イチオシでぐいぐい覚えさせてきたんだけど・・・
上の子の英語の定期テスト、教科書本文これっぽっちも出てなかった。
単語のアクセント・発音問題、初見の文章の段落並べ替え、初見の長文の読解問題、リスニング。
共通テストになる前のセンターの英語っぽい感じ。
そして英文の量がハンパない。中2の定期テストのイメージの3倍ぐらいあった。
「な、今はもう教科書覚えても点取られへんねん」と言われてしまいました。
今年から随分形式が変わったみたいです。去年は教科書本文も出てたらしい。
これはほんま小手先で勉強してても点が取れへんはずやわ、と納得しました。
本気で英語力試してきてる。そして英語の学年平均点がやばいほど低い。
多分ほとんどの生徒は英語ができるという成功体験を得ることなく中学生活がおわっていくんだと思いました。
正直私の中学時代にこの形式だったら学年平均点20点だったんじゃないか。
通ってた塾の英語のカリキュラムでは絶対対策できない。今の子ほんとハードモード。
上の子、二学期の英語の定期テスト結局中間も期末も90点とれなかったのにそれでも評定は最高の5でした。