酒屋三代目 ~明日はどっちだ?~

今や酒屋低迷時代。しかも繁栄か衰退かの境目と言われる「三代目」。それが私……?
――さぁ、精一杯あがいて行こう!

新たなビジネスモデル

2007年05月19日 20時32分11秒 | ビール・チューハイ
国内のビール販売では、依然苦戦中のサッポロさん。
しかし、ある面に置いて他社のビールメーカーさんの追随を許さない面があります。
それは、「原料生産」――

サッポロさんの今年のテーマ、「ないものは、つくるしかない。」ですが、
その言葉が示し通り、大麦の新しい品種を開発したそうです。

その新しい品種「LOXレス大麦」は、ビールの香味が劣化しにくく、
泡持ちも従来のものより向上しています。
ビールの脂質を酸化させる酵素「LOX-1」が含まれていないので、
否定の言葉「レス」が名前に付いているのですね。

サッポロさんのすごい所はここから。
その大麦の特許を取得し、特許使用料の獲得をも目指しているのです。
生産の点でも、他メーカーさんと協力し大幅な増産体制に。

すでにモンゴルで新しいホップの生産を販売目的で始めたりと、(うろ覚えです)
新しい視点でもって動き始めているサッポロさん。
いつの日か、サッポロさんが作った原料で、
キリンさん、アサヒさんがビールの生産を始めるかもしれませんね。

そうなったら、ある意味サッポロさんの一人勝ち?
その時のビール――旨くなきゃ、嘘ですよね。

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