キリンカクテル スパークル

「キリンがカクテルを変える。」――

キリンさんが8/29に発売する、「キリンカクテル　スパークル」。
それのパンフレットの大見出しが、上の言葉です。

カクテル缶の市場は今まで小さかったので、キリンさんは今までノータッチでした。
アサヒさんとサントリーさんに好きなようにさせていたのですが、
「氷結」の値上げ以来、その売上はかなり落ち込んでいます。
おそらく、それらをカバーする目的もあるのではないかと。

では、まずパンフレットから抜粋。

（以下より）
スパークリング　センセーション！
「キリンカクテル　スパークル」新登場。

カクテルごとに発泡の強さを変えた。
それは、KIRINがカクテルを追求してたどりついた、美味しさへのこたえ。
2007年、このカクテルが低アルコール市場を変える。

素材の風味をいかすため、発泡までにこだわったキリンの本気カクテル！
気持ちまではじける、新しいカクテルの世界が広がります。
（抜粋終了）

言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だ！
つい、懐かしい名ぜりふがよみがえります。
さて、果汁が一番多い「ファジーネーブル」を頂く事に……。

鮮やかさはないものの、ごく自然な色の薄にごりの黄色。
香りからは豊かな果汁も感じられます。
味わいはピーチの方を強く感じ、オレンジは控えめ。

若干感じるアルコールの味と苦味、そして穏やかな炭酸が、
後口に嫌みを残しません。
適度な甘みなので、食中酒としても向いていると思います。

甘いジュース風のカクテル飲料が多い中、
甘みを抑えた（それでもファジーが一番甘いはず）本格的なカクテル。
その辺りも他メーカーとの差なのかも知れません。
デザインはまさに「simple　is　best!」で、好みの分かれるところかも。

「ファジーネーブル」の他には「クリア　ジントニック」と「ゴールド　モスコーミュール」の3種。
この点がちょっと気にはなっています。
パンフに掲載してある「カクテルに求める事」のアンケートで、
「フレーバーの豊富さ」を一番求めているとの結果が掲載されていました。
それも圧倒的に。
わかっていながら……3種類でいいのでしょうか？

それと他のカクテル缶に比べ、おそらく売価はちょっと高めになるはず。
キリンさんのブランドイメージで、どこまで初速が付けられるか……でしょうかね。

美味しいと思いますので、見かけたら是非。
ただ、甘いのがお好きな方にはちょっと不向きです。