本日は夏至ですね。夏至とは、ご存知の通り『一番昼の時間が長い日』なわけですが、その逆の『一番昼の時間が短い日』である冬至ほど注目されていないように思うのですが・・・。冬至には、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりと連想する行事があるのですが、夏至というと連想する行事がない・・・(笑) ちょっと調べてみてわかったのですが、昔農業が中心だった時代はこの時期は繁忙期で忙しく、行事に関心がなかったという単純な理由のようです。何でもかんでも商売に結び付けてしまおうとする現代においても、夏至に関してはこの傾向が受け継がれているようで、夏至に関するセールみたいなものをほとんど見かけないわけです(笑) 夏至もちょっと角度を変えい見てみると、行事がいかに生活に密着していたかということが分かり面白いですね(^^)
さて、本日の話題はスルメイカです。
スルメイカは、北海道では夏場であるこれからが旬のイカですね。
先日まで、イカ刺し定食のイカはヤリイカだったのですが、先週から新物のスルメイカが入荷し始めましたので、イカ刺しはスルメイカとなりました。
こちらが本日のイカ刺し定食です(日替わり定食の一つで税込680円です)。
新鮮な生イカなので、お刺身にするとご覧のとおり透き通って下の大葉や大根ツマが見えます!
柔らかくて、甘みのあるとっても美味しいイカでございました。
スルメイカはヤリイカに比べると、身肉がしっかりしていているため刺身にするとやや大味になるので、一般的には加熱したり干したりして食べるのが一般的ですが(※)、今時期のスルメイカはやや小振りであるため、お刺身にしてもヤリイカと遜色がないほど柔らかく美味しいですよ!
今時期のスルメイカの大きさは、ピーク時の半分くらいの大きさなのですが、前述したとおり刺身で食べるにはちょうど良いサイズです。来月の半ばくらいまで、このサイズが多いと思いますので、まだ少しの間は柔らかいスルメイカのお刺身が楽しめそうです。
※夏の縁日の定番のイカ焼き(ポッポ焼き)や、お正月といえば出てくる干しイカは、スルメイカですよね。逆にヤリイカは、焼いたり干したりして食べると固くなって食べ難くなります。
ところで、昨年はこのスルメイカ漁が記録的不漁で、庶民の味であるイカ塩辛までびっくりするほど値段が上がってしまいました。そのため、イカの漁師さんや製造業者さんたちは大きな影響を受け大変なご苦労されたようです。
今年は調査から少しは回復が期待できそうですが、ピーク時に比べるとまだまだ厳しい漁獲漁が続きそうです。イカが獲れなくなった原因は、海水温の上昇等環境の変化ではと言われていますが、はっきりはしていないようです。
ここ数年で庶民の味であるイカが高級化してしまっている感がありますが、日本の食卓には欠かせない味であるため、また安価で食べられるように漁獲量の回復を願うばかりです。
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