日常にサスペンスという彩りを

火曜サスペンスごっこにまつわるあれやこれや

汝ポテトサラダをつくる女を愛せよ

2023-02-20 22:25:01 | 日記
汝ポテトサラダを作る女を愛せよ。


ここで言う『女』というのは自分以外の人間です。私は過去にポテトサラダを作ってあげたことのある、当時愛していた男(以下その男とする)に向けて言いたいので『女』としましたが、自分のためにポテトサラダを作ってくれる人間全般を指す、と思って読み進めてください。

なぜポテトサラダなのか、と言いますと、その男は普段料理をしないのにポテトサラダが食べたくなって作ってみたら大変だったからそれ以来作っていないという話をしたからです。

そう、ポテトサラダって工程が多くて意外と手のかかる料理なのです。私はめったに作りません。時間と気持ちに余裕があるときだけですね。

工程を見てみましょう。
●じゃがいもを剥く
はい、初手から厄介。じゃがいものゴツゴツした表面はピーラーも当てにくいし芽があるところはえぐらないといけません。包丁で皮を剥こうとしてもりんごとかのようにつるつるいかないので面倒です。これを何個かやるとなると、ポテトサラダを食べたい、もしくは食べさせてあげたいというピュアな気持ちが必要です。邪念だらけのねねにはハードルが高いですね。

●じゃがいもを茹でる
結構時間がかかります。大きさによっては10分くらい?電子レンジてチンという手段もありますが、雑味を水に晒しておきたいのでここは鍋でしっかりと。火が通ったかくしを通して確認します。
ほうれん草とかブロッコリー茹でるのとは違うんですよ。根菜は時間がかかる!
あと人参も一緒に茹でときましょう。


●ゆで卵をつくる
別鍋でゆで卵も作りましょう。卵のコクがあるとないとじゃ違うので何個か茹でときます。ねね的にはゆで卵の殻を向くのが苦手でして、これもハードル高いんですわ。まだ初手中の初手なのに苦手意識がすごい!


●きゅうり薄切りにして塩もみしておく
水気を出しておきましょうね。というかスライサーがないのできゅうりの薄切りもなかなかに面倒です。作業スペース確保できないとドンガラガッシャンしちゃいますよね。


●ベーコンを炙っとく
ハムでもいいんですけど、私は炙ったゴロゴロベーコンが好きなのでフライパンでちょちょいと炙っておきます。この時点で鍋3個出てますよね。しんど…


●じゃがいもがゆだったら水切りをして軽く火にかける。
びしゃびしゃのポテトサラダにしたくないので粉吹き芋くらいに水気をとばしましょう。

●具材を合わせマヨネーズ、からし、塩、こしょうで味をつける。
日和ってマヨネーズ控え目にするから物足りなくてマヨネーズちょいちょい加えることになります。味付けが微妙に難しく、ピタッと決まるまで味見をしているとお腹いっぱいになります。


●付け合わせのレタスやミニトマトを洗う

●お皿に盛り付ける

●こんなに手間かけてもメインディッシュにならないので、メインの肉とか焼く

●食べる

●片付ける/鍋3つ洗う

まぁざっくりとですし、ねね流のポテトサラダの作り方なので他にもやり方はあるでしょう。そこは軽く流してほしいんですけど、どこのスーパーやコンビニでも売ってるポテトサラダをこの手間をかけて作ってくれたらもう求婚したほうがいいですわ。

愛する者のためにここまで手間かけるって正気じゃないですもの。


その男は美味しいともくもく食べておりましたが求婚してこなかったので来世は、虫とかになればいいんじゃないですか?感情とか味覚とか全部必要なさそうですものね。


今はもう誰かのためにポテトサラダを作ることもなく(実家で身内のためには作る)、作ってもらうこともなく、猫と細々
、感情を最小限に生きているのですけども、ポテトサラダを作って生き生きしていた頃は輝かしいなと思うのです。
眩しくて目もあてられないわ!


ちなみに妹には「他人が作ったポテトサラダなんかやだ、工程多いからちょっと…ねぇ。気持ち重いし。」と言われて冷や汗が出ました。気持ちが重いことなら任せてよって笑えないですね。


ちなみに玉ねぎは入れません。口が臭くなるし、おならがたくさん出てちょっとした虫くらいは殺せそうな匂いになるので。





※恋愛に対するブログはショートノートという媒体で書いていたのですがサービス終了となり「ポテトサラダを作る理由」というブログも読めなくなってしまいました。
恋焦がれて綴った言葉は消えましたが、悲痛な叫びとかはちょこちょこ残っておりまして、はてなブログのほうの婚活していたときのブログなどもよろしければご覧ください。↓

音信不通男子を撲滅したい~アラサー女子の悲痛な叫びを聞いてほしい~ - ここから先は私のペースで失礼いたします

仕事始めの人が多かったかと思われる本日。 こんばんは。ねね(姉)です。 ねねはもう仕事始まって逆に今日は休みでした。 もっというと昨日しばしば飲み会に誘ってくれる友人...

ここから先は私のペースで失礼いたします



【ちょっと告知】

1/25、26、本郷三丁目にてミニ火曜サスペンスごっこ展を開催します。
詳細はこちら。

特になにもなければ在廊しますのでよろしければお越しください。

サロン・ド・千扇無事に開催されました

2023-02-07 23:40:54 | 日記
去る1/29大阪京橋のホテル千扇様にてサロン・ド・千扇/火曜サスペンスごっこ展が開催され無事に終了しました。


ご来場下さった皆様、展示設営運営にご協力頂いた関係者の方、そしてホテル千扇様に厚く御礼申し上げます。


【イベント開催にあたって】
初めて千扇に来たとき、至るところに手の込んだ装飾や遊び心がありすごい…と震えたものです。


特にこの大階段は国立博物館かと思うほど荘厳で重要文化財に指定されてもおかしくないレベルではないでしょうか。


ラブホテルという場所柄共有部の写真がなかなか撮りにくいこともありますので、全館貸し切りができる機会を作れたのはよかったかなと思います。
もはやホテルが主役のイベントと言っても過言ではありません。

昨年休憩利用で訪問したとき「イベントもやっている」とお話を伺い、火曜サスペンスごっこにもご理解頂けたので自分の展示を含めて展示内容を見るだけではなく、
・ホテルの空間に触れる、感じる
・火曜サスペンスごっこをやってみる、衣装に触れる、着てみる
という来られた方も主役になるイベントを目指しました。


【打ち合わせを経て】
イベント開催前に企画書や当日の段取りなどを提出しましたが、看護学校の実習計画書を書いている気分で懐かしくなりました。
打ち合わせは千扇さんと注意事項やイベント内容のアドバイスなども頂き楽しい時間を過ごせました。
ホテル千扇で過ごす時間ってなぜかあっという間な気がします。ゆったりと重ねた年月がそうさせるのかわかりませんがここにくると楽しいなという気分で帰路につきました。  

合同展示をする那部さんとも打ち合わせを重ね準備期間2ヶ月が過ぎていきました。
トークショー内容、展示物印刷、ホテル千扇へ配送、物販の準備、などやることも多くワクワクする反面ヒイヒイでした。

サロン・ド・千扇は、サロンのような文化的交流の場と展示会の意味で名付けており、ダンスタイムはないけれど社交場のようなにぎやかな場にしたいという思いを込めて名を決めました。
あれもこれもやりたいを詰め込んだので1月に入ってからは無事こなせるかという不安が大きかったのですが、那部さんもどうやら同じ思いだったらしくほぼ毎日ラインで励ましあったものです。



【イベント前日】
前日の設営では関東からお手伝いに来てくださった方に助けて頂きました。

206号室では火曜サスペンスごっこのプレートと白ロープで人型を作る予定でしたが、白ロープ2m45cmでは短くて人型が作れず一瞬絶望しました。ロープ買い足すしかないんか、と。



困ったときはお花、お花が解決してくれます。近くのライフで白い花をごっそり買っていったので気味悪かったことでしょう。
フローラルにしたら万事解決です。
あなたかわいいサスペンス、私見ていて嬉しい、ハッピーの構図ができました。

ヘロヘロになり22時すぎに帰宅。そういうときはセブンイレブンの茶碗蒸しが身に沁みます。たんぱく質さえ摂っときゃどうにかなる。


【イベント当日】
今回の我々のスタイルテーマはサロンの女給さんでした。
和装にフリルの白エプロン。人生で一度は経験してみたいスタイルだったので出来で感激です。

那部さんの着付けも担当しましたがなんとか着せられてほっ。

受付、物販担当の雇われ長女さん、ユッカ・バッファーさんと合流し段取りを整えていざ会場!


11時の開場から大盛況でお並び頂いたようで寒い中お待たせしてしまった方々には申し訳なかったです。

フロント前には寄せ書きコーナーも作り、お客様が温かい言葉を書いてくださり嬉しかったです。

こちらの色紙は無事に千扇さんにお渡ししています。


イベント中は自分の展示エリアになかなか行けずあとからイベント中の様子の写真を見せてもらいお客様がじっくりと火サスごっこの写真を見ていてびっくりしました。
たくさん展示こそしていましたがそんなに見るほどのものでもないと思っていたので予想以上に見てもらえて嬉しかったです。
そして衣装のほうも楽しく着てもらったり手にとってもらえて、女のコたちが服をキャイキャイしながら楽しんでいる姿は尊かったですね。展示してよかったと心から思いました。

また、火曜サスペンスごっこ体験の写真も何件か撮らせてもらいましたが、これが本当に楽しかったです。
私自身火サスごっこをするのも楽しいのですが、他の方の火サスごっこアドバイザー兼カメラマンをするのも好きです。

皆様「こうかな?」と試行錯誤しながら地べたに横になる姿はシュールでしたし、スマホを渡して写真を確認してもらった瞬間「ふふっ」と含みを持たせて笑っていたのが印象的でした。
やってみるとわかるのですが、撮る人も撮られる人もふふっと笑えるのです。予想外の自分の姿を画面越しで見るとおかしくてしょうがないんですよね。それが火サスごっこにはまる一因なのかもしれません。


丁寧に花を添えて。(モデルM様)

皆様の思い思いのポーズで力んでいるところを少し緩めたりしながら写真を撮ると良さが引き立つのです。
生きているのにそれっぽい、んですよね。
 

【ありがとうがとまらない】
地元の方はもちろん、沖縄や広島、関東など遠方から来てくださった初めてお会いするフォロワーさんたちとお話できたのも火サスごっこをしてくれる方がいたのも大変光栄なことでした。

イベント終了後SNSにホテル千扇の写真をたくさんアップしてくれて、ひとつのホテルが多角的に見られるのもイベントの醍醐味だと思います。SNSが千扇展覧会のようでした。

ご来場頂いた皆様全員にお礼を直接言えなかったのでこの場をかりて改めて厚く御礼申し上げます。

物販も購入頂いたようで。本当にありがとうございます。
差し入れも頂戴しております。皆様美味しいものに詳しすぎです😍一つ一つ噛み締めて頂きました。ごちそうさまです。
パックやバスソルト、ハンドクリーム、髪飾りなどもうれしかったです。


 

○イベントを支えてくださった皆様
設営:Kさま(火サス衣装を丁寧に並べてくれました)、Yさま、Fさま、Mさま
当日受付:雇われ長女さま
当日物販:ユッカ・バッファローさま
素敵な火サスシール、ゆんつきステッカー制作を担当してくださってます。

当日撮影:坂本さま
奈良県でるーのすというゲストハウスを営まれています。イベント前に東京国立博物館で150年後の国宝展を見に行ったのですがるーのすさん所蔵の品がパネル展示されて見てきており運命みがあってウケました。
Nさま


○ホームページ制作、予約受付、フライヤーデザイン
デジタル担当那部さん。私ができないことをさらりとやってくれる頭脳派✨


【SpecialThanks ホテル千扇】
○開場提供ホテル千扇さま
寒くならないよう空調フルで稼働させてくださり温かい空間でイベントが運営でき本当に助かりました。
歴史ある建物を自由に開放してくださり、たくさんの方とここがすごいよねなどと話し合えたのは貴重な体験でした。

特に印象的だったのは、「ここは古くてもカビ臭くないし、手入れがよくされていますよね」というお客様の一言です。
それに尽きます。
やはり絨毯など匂いのつきやすい素材の場所年月を重ねるほどホコリやカビの匂いがしてくることもあります、というか臭いが気になるところのほうが正直多いです。
しかし、ホテル千扇、冨貴はどこもかしこもきれいに手入れされていて匂いを感じません。日々のお手入れの努力が見えてくるのです。だから居心地がよかったり、また来たいと思えるホテルなのだと思います。

きっと古い建物やラブホを巡っている人は気づいていたことでしょう。古い建物がただ残っているだけでなく、人が手をかけて大切に繋がれているということがイベントを通して伝われば幸いです。愛着が湧いてきますね。


長くなりましたが、このような形でイベントを開催するのが初めてで運営に不備もあったかもしれません。反省点もいくつかありますが、皆様のご協力のおかげで大きなトラブルもなく無事開催できました。本当にありがとうございます。

また何らかの形でこのようなイベントができればいいなとは思いますが、まだ衣装など片付けが終わっておらず、まずは片付けを頑張ります。。



ウェディングドレスはボールドで洗濯。クリーニングという概念はない!