日常にサスペンスという彩りを

火曜サスペンスごっこにまつわるあれやこれや

火曜サスペンスごっこをやってもらった話

2020-09-30 22:54:49 | 日記
先日行われたマニアフェスタオンラインの様子をマニアフェスタさんがツイートされていました。

私は2日目のオープニングゲストとしてお邪魔しました。朝一番の「これから始まる…!」という緊張感にドキドキしつつ、マニアフェスタ主宰の松澤さん、司会の石山さんと火曜サスペンスごっこについて色々と話しました。ついつい楽しくてべらべらしゃべりすぎてしまったかもしれません。お二人ともお優しく穏やかで聞き上手なのだもの…。


松澤さんも火曜サスペンスごっこを体験してもらうということで地べたに這いつくばってもらいました。

最初うつ伏せで100点満点の火サスごっこをやってくれたのですが、石山さんに松澤さんのズボンに穴があいているのを発見され急遽仰向けバージョンの火サスごっこです。

直立不動の状態から足を曲げたりとか

手を曲げたりとかのワンポイントアドバイスをさせて頂きました。どんどん死体っぽくなっていくのがとてもおもしろかったです。物事が良くなっていく瞬間っていいですよね。

実際に火サスごっこをやってみた松澤さんは「コンクリートがひんやりしてて気持ちいい」とのことでした。そうそう、秋って地べたがひんやりとし初めてちょうど火サスごっこの旬なんですよね。気持ちいいのです。さすが松澤さん!
あと松澤さんの目力だと目を開けたまま死んでいるというのもできますね。私はいつも目を閉じていますが、目を開けているパターンができるのは火サスの申し子なのかもしれません。いいな、目力。無表情で焦点のあわない目ができる人は開眼火サスがいいでしょう。

勝手に靴を脱がしちゃったのですが全然怒らない器のデカさ!
石山さんが「ジャケットの広がりがいい感じですね」と誉めていました。
男性火曜サスペンサーのみなさん、ジャケットを広げるといい感じになるようです!耳寄り情報ですね!


ちょっとした裏話ですが、本番前の打ち合わせのときに『どこで火サスするか』という話になり大の大人たちが死んだふりをする場所について真面目に話し合っていたのがおもしろかったです。
非常階段みたいなところがあり「ここはどうでしょうか」ということになりましたが、先に蝉が半分になって死んでいたので「先客がいるのでここは蝉に譲りましょう」ということでスタジオ内のスペースで火サスごっこすることになりました。

そんな感じでほのぼのとしたオープニングだったのです。

他の人に火サスごっこを体感してもらうのが楽しいという気付きがありました。みんなでわいわいやるのもいいですね。私としては新しい世界を、新しい視点を発見してしまった瞬間に立ち会えるので「ふふふ」と笑わずにはいられません。

いつかどこかで、海とかがいいかな。崖は危ないから(誰かひとりくらい落ちてしまいそう…)、穏やかな砂浜で火サスごっこイベントをしてみたいです。火サス写真を撮ってみんなで「それっぽい」って笑うだけのイベント。
10人いたら10通りの火サスごっこがあるのです。自分のベスト火サスごっこを探しましょう、みたいなやつ。最後は全員で火サス記念写真。
全員死んでるッッ!
みたいな写真が撮れたら圧巻の景色でしょうね。





ラブホ撮影の裏側

2020-09-29 22:49:06 | 日記
気がつけば9月もあっというまに終わります。そうそう、月1ラブホ訪問まだしてなかったわ、ということで行ってきました!

下調べが甘く、最寄り駅に着いたと思ったら駅から徒歩50分の表示…。どうやら最寄り駅を勘違いしていたようでそこからまたローカル線に揺られました。





ローカル線に乗っているとこのままどこまでも行けちゃう気分になれるのがいいですね。

今回はガレージタイプのホテル。

これ空いてるという青のランプが着いてたらこの緑のドアを開けて階段を上って部屋に入るってシステムです。(電気が赤なのは私が退室したときに撮ったものだからです)

普通のラブホだとフロントで鍵をもらって部屋に行くので、開いてる部屋にすっと入っていくのは「中に誰かいたらどうしよう」と不安になります。

入るとフロントから電話がかかってきて「帰るときフロントに電話下さい」とのことでした。


今日はひとりなので彼氏(三脚)の登場です。


日帰り撮影のときの荷物はこんな感じ。


まずは普段も持ち歩く荷物。

・賞味期限のきれた飴
・マスク(たまにマスクしないで出てきてしまうときがあるのでカバンに予備を入れている)
・歯みがきセット(出先で口に砂が入ったときとか歯が磨けるとすっきりします…海で火サスやると口に砂が入りがち)
・アルコールスプレー (地べたに這いつくばったあと手が洗えないときに便利)

あとのポーチはリップクリームやらウェットティッシュ、常備薬が入っています。


着替え
このカバンでは2着が限界。行き先にあわせてどの服を持っていこうかかなり悩みますが、赤系、黒系、白系の3パターンで持ち出すことが多いです。


ラブホ飯


ゆっくり食べている時間がなかったりするのでおにぎりやサンドイッチ、プロテインバー的なので済ますことが多いです。撮影に夢中になるとお腹すかないのです。取り急ぎエネルギーになるものがあれば安心。ジャスミンティーはわりと好きです。


2時間くらい楽しく撮影して終了。

人生初のエアシューターです。

まごまごしながら無事送金!

シュゴーーという音がしてこれが稼働しているエアシューターか、と感動しました。




撮影のあとはラブホでシャワーを浴びるか、銭湯が近くにあればひとっぷろ浴びて帰ります。
シャトー巣鴨に行ったあとはニュー椿に寄ると最高の気分になれます。お清めのようなものでしょうか、さっぱりします♨️今回は時間がなかったのでそのまま帰宅。

そんな感じで楽しく撮影しております。

楽しさを表現するため踊る姿を自撮り。
これが思いの外楽しかった…


以上火サスラブホ撮影の裏側でした。




マニアフェスタオンライン開催中

2020-09-26 22:27:56 | 日記
いつもお世話になっているマニアフェスタさんですが、今日と明日でマニアフェスタオンラインというものを開催しています。

マニアフェスタに来たことがあるかたはあのほんわかとして「楽しい!!」を追求する空気感を体感しているかと思いますが、オンライン(配信を見てた)でもその空気感ばりばりありました!

私自身出展側とお客さん側であの場を体感していますがお祭りのわくわくさと「こんな世界もあるんだ!やべえ!」みたいな楽しさがあります。

皆さんそれぞれの着眼点で自分の好きなことを追求しているので思わずにやっとしちゃうんですよね。

最近にやにやしてますか?
急に寒くなったし、天気は悪いし、何よりこの状況でイベントやライブにもいけない。行かなければ行かなくてもやっていけるけど、あの熱気に触れることは生きる力になってたんだな、とつくづく思うのです。


これは去年のマニアフェスタ。
はじっこで火サスごっこをしていても誰も怒らないという寛容さが本当にいい。


27日12時か私もオープニングトークにおじゃまさせていただきます。お時間ありましたらぜひご覧下さい。

カナヘビ真っ二つ事件

2020-09-25 19:50:10 | 日記
色んな場所で火曜サスペンスごっこの撮影をしていますが、圧倒的に花が咲いている場所でのロケーションが少ないです。
花の咲くタイミングで撮影に行くことや、花盛りのときの花畑が混雑しており撮影しにくいということがあります。



これはかなり初期の火曜サスペンスごっこになります。たどたどしいですね。わざとらしい感じがあるのは、後ろの方に通行人がいたり、通路に不自然に倒れているからなのでしょう。

理想の花に囲まれたサスペンスを目指すにはどうしたらいいか考えました。
そして私はカインズホームに行ったのです。


花畑がないなら花を植えればいいじゃない
はい、コスモスの種!

幸い実家のわきにちょっとした家庭菜園をやるスペースがあり毎年そこにミニトマトやなすを植えているのですが今年の猛暑で枯れてしまいちょうどフリースペースとなったのです。

雑草を抜いて土を耕し肥料を混ぜました。シャベルを土に勢いよく突き刺し、土をメコメコ掘り起こしの繰り返しです。


※ここから先カナヘビの話になりますのでカナヘビ嫌いとか虫とかそういうのダメという人は読まないでください。
あとタイトルで察していると思いますが、カナヘビがサスペンスする話です。殺生の話ダメという人もここで離脱してください。離脱する皆さまごきげんよう。また会いましょう。

関係ないけど、ガーデン自由が丘というスーパーのおはぎはめちゃくちゃおいしいので見かけたらぜひ買ってみてください。



さてと、メンタル強めのみなさん、改めてこんにちは。
カナヘビ真っ二つ事件はじめましょうか。

シャベルを土に勢いよく突き刺す、これは思っているよりも強い力でやっています。下手すればジャガイモとかさつまいもが真っ二つになるくらいの力はあります。

早くコスモスの芽出てこないかな~
コスモスたくさん咲くといいな~
切り花にしてサスペンスに使おうかな~
なんてウキウキるんるんしながら土をみたところ、
「いやぁぁ~
と叫んでしまったのです。


そのときの私が見たものとは…


カナヘビの下半身だけで動いてるやつ。
まだ子どものカナヘビだったのでしょう。青かった。バカみたいにギラ青かった。

もう、もう、ほんと勘弁!勘弁してぇ~涙と言いながら上半身を探してはみたのですが見つからず。
これは埋めるしかないと思い土をかけてもまた出てくる。

はぁ。きっつぅ~。
うっかり殺生じゃん。
上半身は見つからないし、埋めても出てくるし、まだ動いてるし…。

正気かいな。なんでまだそれで動けるのか。理解ができませんでした。

もうこうなっちゃうとこっちもたじたじなので肥料をバーっ撒きコスモスの種も等間隔で丁寧に、なんて理想ふっとばしバーっ蒔きあるったけ土を埋めて「堪忍な、堪忍な」と言って種まきを終了させました。

カナヘビ真っ二つ事件、まさか加害者になってしまうとは。サスペンスごっこがごっこじゃなくなった瞬間です。

生きていればいろんな事があります。皆さんも土を耕すときはカナヘビを真っ二つにしないように気をつけてくださいね!

自撮りのすゝめ

2020-09-23 21:06:42 | 日記
火曜サスペンスごっこを始めて自撮りを始めて、自分が写っている写真が増えました。いつどこへ行ったか、どんなことをしていたかお出掛けの記録としてかなり役に立っています。

SNSで自撮りやポートレイトが上がってくると「うんうん、いい写真だ」とうれしくなってしまいます。ガチガチにキメた写真も、なんてことない日常の写真も、そこにあなたがいるならとてもいい、と思うのです。

20代の頃は友人の写真をよく撮っていて見返してはこれよく撮れてるねと笑い合うのが本当に楽しかったです。カメラマンと被写体の関係性が出るのも写真の醍醐味なので気取らず自然な表情が撮れたときはうれしいものです。


昔好きだった人は写真が嫌いでカメラを構えるとすっと避けてしまう人でした。
「最近写真撮ってもらった?」と聞くと「撮ってもらってない」と言うのです。自分の写真がないって寂しい気がするのです。もちろんなくても生きていけるし写真に興味がないのもわかるので否定するわけでないのですが、もしあなたがなにかニュースに出るようなことがあったとき写真がなかった、というと学生時代の卒業アルバムとかが出てくると思います。
卒業して何十年も経って、その間写真を撮ることがない人生だったのかと思うとその孤独を想像してしまうのです。
(巷で起きる事件の犯人の写真で卒業写真が出てくるというのが結構あります)

好きな人に寄り添った証として写真を残しておきたい、ただのエゴかもしれませんが、あなたといた時間はどんな顔をしていたか、それを残しておきたいのです。


三脚を持っていって2人で写真を撮ろうと言いタイマーを仕掛けて撮った写真は2人ともこんな顔するんだ、と言うほど穏やかで優しくて愛に溢れたものでした。私はその写真を見るたびに泣いてしまいそうになります。あまりにも美しい写真だったもので「私が死んだら棺に入れてくれないか」と頼んだほどです。

私が本当に撮りたい写真は火サスの他に周りの人の笑顔だったり、私の好きな人たちと一緒に過ごしている写真なのかもしれません。

過去の写真は愛に溢れた日々と言えるでしょう。愛じゃなくても情でもなんでも。わざわざカメラを構えるほどのことなのですから。


これは子どもの頃の写真なんですけど、双子を育ててめちゃくちゃ大変なのに写真を撮って現像に出して保管しといてくれた親の愛を今更ながら感じているのですよ。色んな写真で溢れていて、私にはそれがなによりの宝物なのです。何気ない日常をこんなにも輝かすのは写真にしかできないことでしょう。

お子さんがいらっしゃる人はぜひ写真を撮って現像して残してあげてほしいですし、大切な人がいる方は記念日にお二人の写真を撮って飾っておくのもいいでしょう。独り身ならご自分の好きな場所に行きここまで来た逞しさと強さをカメラに収めてみてほしいです。

写真のある日常というのは豊かになります。自撮り界隈、ポートレイト界隈では圧倒的に女性の方が多いですが、男性の写真も素敵ですのでぜひ撮ってみてほしいです。モデルは女性のものではないですからね。気取った写真のひとつやふたつ、あってもいいじゃないですか。そして自分のこういうとこが好きだな、というのを見つけるきっかけになればいいですね。

写真を撮るということは自分と向き合うことで特に自撮りに関しては自分だけが演出できる新しい自分との出会いになります。
火サスを撮っていて「これはすごいのが撮れてしまった…」というのが20枚に1枚くらいあります。震えますね~。これで火サス引退してもいいかなと思うほどの満足感を得る反面、これ以上のものを撮りたいという挑戦心が生まれます。これだからやめられないのですよ、火曜サスペンスごっこは。まだまだ挑戦の日々が続きそうです。