ジャスミンの薫りとともに

　道を歩くとジャスミンの強い薫りに驚かされる。

いつの季節に開花するかも知らないでいたけれど、自宅待機から2 ヶ月経ち、初めて散歩をしてみたら、あちこちの庭で白い花を咲かせて、強い香りを放っていた。ジャスミンは初夏なんだ。花の季節をこれから忘れる事はないだろう。

イタリアのロックダウン緩和は5 月4 日に始まり、順を追って、18 日からはバ−ル、レストラン等も再開。けれど、テ-ブルに着く人と人との距離もかなり開いて、何か妙な感じになりそう。テ- ブル間はビニールシールドでしきり、マスクをしている人がお皿を前に…。

5 月25 日はスポーツクラブ、6月15 日からは待ちに待った劇場、映画館も再開の運びになりそうだ。

　4 月にキャンセルになっていた演劇公演はいつになるのか。出来れば7 月中にはやりたいものだ。稽古の回数は少ないかも知れないが、夏のヴァカンスまでには1 つはやっておきたい。

 

　コンテ首相も8 月のヴァカンスは皆んな頑張って、(今を辛抱して)楽しんで欲しい！と言っている。

イタリア人にとって嵐が来ようと、コロナが来ようと、ヴァカンスは無くならない。

　皆んな人生を楽しんでいるなぁ、と思ってしまう。

ス- パ−の買物はまだ、人数制限が続きそうだ。

イタリア•ロックダウン解除

明日5月4 日からイタリアの自宅待機が解除される。52 日間であった。

　現在約21 万人の感染者数となったが、増加は収まってきた。

　まずは製造業の工場等の再開から。バ−ルやレストランはテイクアウトやデリバリーサービスは可能で既にOK だけれども対面のサービスは6月1 日から。

　外出はマスク着用が義務付けられて、常に人との距離を1 m 以上とること。地下鉄や電車内も色々シ−ルが貼られて準備万端のようだ。

　4 月26 日にコンテ首相令が出されて、国民の協力を求めている。
　コンテ首相

まだ感染者がいる事から、警戒はまだまだ必要だが、とにかく経済を動かす事は必要だ。

イタリアは文化に対する救援処置はあまり聞かない。

　自営業者として600 ユ−ロ(約72000 円)が2 回支給されて、3 回目は800 ユ−ロだそうだ。

　私が情報を知らないだけかもしれないので、後日その事は書きたい。

　しかし、明日、2020/05/04は歴史的な日になりそうだ。