小さくて大きな事 2024-02-13 06:00:00 | 超短編小説 食事をしていたら、テーブルになにやら黒い小さな虫が。ティッシュでくるんでトイレに流した時、心が揺れた。 私は今、小さな命を捨てたのだと。すると、水の流れる音と共に、声が聞こえてきた。 「その感覚を忘れないでくれたら、私の命も生きるのです」と。完