ある恋の終わり 2024-02-05 06:00:00 | 超短編小説 私は人間のふりをしているが、実はロボットである。私は正体を隠し、人間のB子と付き合っている。 ある日B子が温泉に行こうと誘うのだ。体が錆びるので仕方がないから、カミングアウト。その結果、B子にフラれてしまった。 私はその日以来、目からオイルが止まらない。私を作った技術者は人間の心を…見事にインストール出来た。完璧じゃないか… ヨヲハカナンダ…そんな気分である私は、牛乳を一気に飲み干した。完