~saito sekai presents~奇妙な漫画&小話ブログ

AI画像生成漫画&短編小説&を日常投稿します。不定期更新です。

各々の誠実さが、世の中のためになる

2024-02-03 06:00:00 | エッセイ
以前、山で迷った主人公が魚になった芸能人に助けられるという物語を書きました。
 
最後「この事は、黙っていてくれ」と魚芸能人は去って行くのだけど、例えば主人公がつい口を滑らせた場合、その魚はもう二度と人を、助けることが無くなる。つまり効力を失うとしたら、いつか山で迷った人が助からない確率を上げてしまう。自分の誠実さ、行動が、世の中の為になるのだなぁと、いつになく真面目に考えました。
 
それは昨年の12月も、同じホテルグループの熱海に宿泊したけれど、ここと同じ朝夕バイキング方式で、終わった後、食器はテーブルの上にほったらかしだったのが、今回の湯河原では、皆下げ膳をしていて、やはり震災前と後の今では、お客さんの意識が違うのかなと感じたのですね。たまたまかなと思ったのですが、なんかそういう誠実さみたいなものが、周り回って自分も気持ちいい、しいては世の中の為になると、なんとなく人が感じているのではと思ったのですね。
 
そしてそんな風に考えられた今日という日が、私は堪らなく愛しいのでした。完
私を助けた芸能人 - ~saito sekai presents~奇妙な画像&小話ブログ

私を助けた芸能人 - ~saito sekai presents~奇妙な画像&小話ブログ

山道で迷った私は、疲労困憊になり、助けてくれる村にたどり着くのを祈りながら、歩いていた。時間だけが虚しく過ぎてゆく。もう一歩も動けなくなった私の前に、巨大な魚が...

goo blog

 
 

中二病で悪いか?!と思い生きてきたけれど…

2024-02-01 05:46:00 | エッセイ
「蜜柑成人」という話を書いて、気が乗らなかったので、削除しました。 蜜柑ジュースを販売する店主が、自分が蜜柑を食べ過ぎる生活だけど、子供のように手が黄色くならないことに、葛藤するというブラックユーモア的なお話だったんだけど、なんか着地点が決まらなくて…
 
ただ、この主人公というのが、もろに“中二病”じゃないか、と秘かに苦笑し、私自身も十代の頃、自分が無双じゃないか?なんて思っていたのを思い出し、そんな自分を愛しいなと今まで感じていたんです。 でも、最近熱に浮かされている状態では何もなし得なかった人生を振り返り、地に足を付けることの重要さを悟りましたね。端から見たら、恥ずかしい自分だったのだと、分かりました。勿論、その頃応援してくれる人もいたけれど。熱に浮かされない青春なんてつまらない、そんなことも考えるんですけどね。その熱量も度が過ぎていたようで。
 
あらためて分相応、それから何もかもが始まるんだと、考えています。完

秘密だから“秘密”なんですね

2024-01-19 06:00:00 | エッセイ
秘密を打ち明けられる。信頼の証とも言えるその行為は、聞いた人を縛るものだと思います。
高校時代、付き合っていた彼氏の秘密。やはり今まで話したことないですもの。彼のプライドが傷付くから。その彼とは紹介で付き合ったのだけれど、その紹介者にも、黙っていましたね。
そんな私の人柄故かどうか分かりませんが、重たい秘密を打ち明けられたことがあります。それは、その人の親からしたら、心配になるような話しで、まあ、高校生の秘密なんかそんなものかなと思いますけれどね。
それでもって、その人の親から電話が掛かって来て「あなたになら、話していると思うけど…どうなんですか?」みたいなことも聞かれました。その時も言いませんでした。
昔聞いた話だけど、ある大学生が、自分のプライベートを友人と思っている人に告白したら、ばらされたそうです。同情しましたけど、話す相手を間違えたんだな。
高校時代の秘密を打ち明けてくれたその彼女は、人を見る目が有ったんですね。有りすぎて、困った人でもあり、今では付き合いが無いことを喜んでいる私です。
しかし私は今思うのですけど、親が心配するような内容なら、あの電話の時、話すべきだったかな…なんて考えているのです。
かくして、秘密というのは人を縛るものだと思うんですよね。何処か“共犯”にされているような… Fin

昨日の「母子の決断」もう一つのラスト

2024-01-16 05:42:00 | エッセイ
結局Dは親子を舐めているのかな…と考えてしまいました。
…1000円を握り締めて歩くDの口は歪んでいた。Dは独り言の様に、「あの親子、やっぱり甘いな」と呟かせる、そんな胸クソラストを考えたんですね。そうすると、題名は「母子の誤算」となるんです。どっちがより面白いかったんだろうか。答えはないな、読み手次第ですよね。
もしこれが現実の話しになって、私の会いたくない人が無心してきたら、やはり断ると思います。そこで私の母が出てきて、小説のような行動を取ったら…やはり不服な気持ちになる。もう○十年会っていない昔付きあいがある人なんて、ドライな言い方をすれば、もう他人なんじゃないか…
ただ、本当にDが飢えていた場合は…
その時にならないと、分からないなぁというのが、答えなんです。願わくば、そのような状況に合わないことを、願うのみです。
自分で書いた物語なんだけれど、なんか考えてしまったのですね。
あなたはどう考えますか?  
…ここまで、書いてやっと答えが見つかったようです。
ドアすら開けない。やはりこれかと。