そのニュースは突然飛び込んできた。私の親友のE子が私の好きなF君が、カエルになってしまったと告げたのだ。でも、私はどんな彼でも愛している… そして私はカエルのF君と結婚した。
しかしそれは真っ赤な嘘だった。Fを好きだったE子が彼女を好きなYという男子がたまたまカエルになってしまったのを、F本人だと、偽ったのだ。
それからずっと、カエル夫婦は仲良く暮らしているようだった。E子はFに告白したがフラれている。 それを知る周囲の人間達は、恋愛の不確定さと、やはり女子は愛されて結ばれるのが良いのかなと話すのだった。Fin
～saito sekaiのミニミニエッセイ～
昔の人って、親の言うままに結婚したと聞きます。ある人は、二回目に会った時には、もう結婚式だったとか。つまりお互いよく知らない同士で…信じられないと思います。そんな時代だった、と片付けられても、釈然しないけど、カエル夫婦に関しては、昔ながらの結婚に近いのかな⁉️