世紀末の詩

無駄な競争は心を貧しくする

発送電分離が必要な訳 3

2011年07月16日 | 原発関連
古賀氏、活躍してますね。
庶民に分かりやすく電力事業の仕組みを紐解いてくれてます。
こういう方が日本を背負っていってほしいものです。
昨今の経産省は不祥事等で解体、縮小論もちらほら出始めてるようです。

電力も本当の自由化になった暁には、電力料金が多少高くとも東電以外の会社から買いたいと思ってますね。
是非、実現してほしいものです。
そうなれば、おのずと東電という組織は淘汰されていくでしょう。自業自得です。










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20110714 発送電分離、なぜ進められないか 古賀茂明

電力会社と経産省の電力計算の虚偽?

2011年07月15日 | 原発関連
じわじわと、電力会社の原発を守りたいが為の電力不足キャンペーンだったということが国民にバレてきたようです。

欽也さんも言ってますが、どうやってこれをTVの前のオバちゃん達に知らせるか何て言ってますが、ホントそう思います。笑

現役官僚の古賀茂明氏の退職勧告もチラッと話題になりましたが、TV、大新聞では記事にはなりませんね。やっぱりって感じです。
国会では保安院・西山審議官が愛人問題で更迭された問題で、彼は口頭注意で済ませ、日本のために色々な細かい計算をしてくれる
古賀氏を退職勧告するのはおかしいと、海江田氏が突っ込まれてましたが。ホントそう思います。

朝日の報道ステーションで取り上げていた内容ですが。

企業などで発電する電力量を計算すると原発約50基分、約5000万kWあるそうで
その54%が埋蔵量としてあるという。
企業側も売電準備は出来ているが、電力会社からの以来は来ていないとのこと。

やはり原発必要性の虚偽のために二の足を踏んでるのでしょうね。
こういう体質はなかなか変わるもんじゃありません。やっぱ一度解体して会社更生法で一時国有化、資産精査の道をたどっていただくしか方法はないように思います。

ところで、最近原発事故の報道もほとんど出ないありさまですが、管氏はステップ1は順調に行っているとしている。
ステップ1とは安定的にな循環冷却をいうらしいのですが、どうもあやしい。
そもそもメルトダウン、スルーしてる可能性が大きいのに、素人目にみても循環冷却が安定的に出来てるとはとても思えません。
収束感を国民に思わせる、なんて事でなければいいのですが・・




<朝日記事>
電力不足どこへ?東電社長「西へ融通検討」

東京電力の西澤社長が13日、就任後初めて単独インタビューに応じ、意外な実態が明らかになった。
現在、電力不足だとして、企業や個人に電力の使用制限を求めているが、東電管内では、供給が需要を上回っている。
一方、関西電力だが、現在11基ある原発のうち、すでに4基が停止。さらに来年2月まで6基が定期検査に入る。
これらがすべて再稼働できなければ、10基が止まることになる。このことに対し、西澤社長は「需給の安定を図る形で、
そのときの状況をみて、余力があって西の地域が厳しいのであれば、相互に調整しあって、日本全体の安定供給に寄与できれば」と語った。

融通する余力があるならば節電を和らげることはできないのかとの問いに対し、「協力いただいている皆さんのご期待にこたえて、きちんと計画停電なしにしっかり果たしたい」と答えた。

東電は、7月末には供給力が事故直後の1.8倍の5680万キロワットまで回復する見通しだ。
被災した火力発電所の復旧などが主な要因だが、そのなかには自家発電からの供給、いわゆる“埋蔵電力”がある。
埋蔵電力は、全国各地に点在している。自家発電は東電管内だけで1600万キロワットあるというが、東電が実際に購入しているのは、約160万キロワットに留まる。
東電が埋蔵電力の購入に消極的という見方もあるという指摘について、西澤社長は「そこは交渉して確保していきたいと思っている。
現場があたっているが、目いっぱいのところにきている」と述べた。埋蔵電力については政府も注目している。
経済産業省は、さらに期待できる埋蔵電力を聞き取り調査の結果、約120万キロワットと試算したが、菅総理は、その結果に納得せず、再調査を命じている。






NHKは解体せよ。横暴を許すな

2011年07月12日 | 改革日本
NHKの番組ネット同時配信、PCのみの視聴者からも受信料徴収を──調査会が答申


NHK受信料制度について検討してきた「NHK受信料制度等専門調査会」(座長・安藤英義専修大教授)は7月12日、
NHKが基幹放送のネット同時配信を行う場合、テレビを設置せずにPCなどの通信端末でのみ視聴するユーザーからも受信料負担を求めるのが望ましいとする答申をNHKの松本正之会長に提出した。

 答申では、メディア環境が変化する中、NHKは従来の放送で果たしてきた役割・機能をインターネットでも果たしうるとし、
テレビと同じ公共放送としてのネット同時配信を実施するのであれば、受信料的な負担を想定するべきだとした。

その場合、既にテレビを設置して受信料を支払っているユーザーには追加負担を求めないが、PCとネットのみで視聴しているユーザーからは受信料を徴収するのが望ましいとした。
課題として、ユーザーを把握するための技術とコストを挙げている。

NHKが過去の番組などを配信する「NHKオンデマンド」は、NHKの基幹放送とは別の新規事業として受信料とは別の会計で運営。
答申では、ネットによる基幹放送の同時配信とPCからの受信料徴収には法改正が必要としている。

答申を受け、松本会長は「提言を踏まえ、フルデジタル時代においても引き続き、公共放送としての役割を十全に果たしていくよう努力していく」とコメントした。


総括

これって勝手に番組をネットでたれ流して、PCを持っているから受信料払えって話ですよね。あまりに横暴すぎでしょこれ?
ていうかこの法改正に賛同した議員はしっかり調べて次選で落としましょう。

どうせろくな議員でないでしょうから。

聞けば年間受信料が6500億だとか。
これを東北復興にまわせば5年~10年掛かると言われている復興にどれだけ光を翳すことが出来るのか・・
NHK解体したらその分、向こう10年復興財源として払ってもいいくらいだ。ていうかそうして頂きたい。

すでにNHKの存在意義は無いと見てます。

それと地デジに移行したのだから地上波もさっさとスクランブルかけて、みたくない人には映らないようにしてくれって話です。
これ以上電波の押し売りはごめんだ・・

因みに家は受信料払ってます。笑




自然エネルギーの安定供給は可能

2011年07月01日 | 改革日本
安定供給 天候予測し確立

先日見た朝日新聞の記事でみたタイトル

「電力の選択」
<転載>
お天気任せで頼りない、と思われがちな自然エネルギー。
スペインではむしろ、電力の「主役」として活躍してる。

 首都マドリードの郊外に、国全土に電力を安定的に送るための心臓部がある。
国唯一のREEが運営する「再生可能エネルギー中央制御センター」だ。

スペイン全土の自然エネルギーによる発電状況が一目で分かる地図が、モニターに映し出される。
ほぼコンピュータで自動制御されている。しかも事故に備えたった一人の職員が監視しているだけだ。

「自然エネルギーの安定供給のために、私たちがつくりあげた世界一のシステムだ」。責任者トマス・ドミンゲス氏は胸を張る。
お天気任せが不安なら、そのお天気を先取りして把握すればいい。

天気予報などの情報を駆使して、24時間後に生み出されるであろう発電量を予測する。
予測と実際の発電量との違いは平均15パーセント以内に収まると言う。
1時間前まで予測を更新するので、誤差はさらに縮まる。

自然エネルギーを普及させる国の政策により、風や太陽から生まれた電力は最優先で使われる。

この「主役」だけでは賄えない電気を補うのが、「脇役」の石炭やガス、水力の発電所だ。
24時間前からの主役のふるまいを予測した情報がREEから伝えられ、出番に備える。
過去に問題となる停電は起きてないという。

スペインでも自然エネルギーへの不安はあった。
ドミンゲス氏は「安定供給は克服した問題だ。自然エネルギーがもっと増えても問題ない」と余裕を見せた。


スペインで成長

スペイン全体の年間発電量(2010年)は約2881億キロワット。東京電力と同規模である。
水力を含む自然エネルギーが35%を占め、火力32%、原子力の22%を上回る。
日本では太陽光、風力などの自然エネルギーは約1%で、水力を含めても9%にすぎない。

「自然エネルギーが増えれば化石燃料の輸入を減らせる。自然エネルギーへの支持は高い」と話す。

スペインで自然エネルギーの開発が本格化したのは1990年代後半。エネルギーの9割以上を外国に頼っていた。
この体質から脱却し、国際競争力のある国内企業を育てようと、当時の主役政党の意見は一致。
今では世界有数の風力メーカーのガメサ、世界各国で自然エネルギー事業を展開するアクシオなどの企業が育った。


あとは意志の問題である

日本の電力会社は広報資料にまで「自然エネルギーは変動するし、予測もできない」と記して慎重?な姿勢をとってきた。
(いや本音は独占が崩れるのを嫌がったというべきか)←心の声

そんな中で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、風力の発電量を予測するシステムを08年に開発。
青森県六ヶ所村の二又風力発電所ではすでに実用化されてる。
さらにNEDOでは、太陽光の予測システムも開発を終えている。

東京大学の萩本和彦特任教授は言う。
当面は火力や水力で供給量を調節すれば、自然エネルギーを増やせると言う。
さらに増やすにはスマートグリッドで対応すればいい。(電力会社が嫌がってる例のやつだ)

「日本には解決するだけの技術はある。あとは意思の問題だ」