かみかみの徒然草

たっぷりの笑いにちょっぴりの涙と怒りをスパイスに、毎日を心豊かに生きよう~

歯科検診

2006-02-28 20:21:45 | 健康
今日、職場で歯科検診を受けてきました。
大学卒業してから、まともな歯科検診を受けるのは二年ぶりになるので、
新たなる虫歯発見をついに言い渡されるのかな・・・と、ちょっと心配ではありました。

「何か心配なことありますかー?」
「親不知が虫歯気味なのがちょっと気になります・・・」
そして、口を開けた瞬間、お医者さんによる検診が始まった。
あまりにもマッハ級の診察だったため、びっくらこきました。
1分以内で終了だったかと思います(^_^;
「正常です。なかなか丈夫な歯をしています。ただ、歯石が沈着気味なので、異常はなくても定期的に歯医者さんは行った方がいいと思いますよー」
「あ、あの・・・親不知は・・」
「確かに虫歯が進んでますねー早いうちに行った方がいいですよー」
っていうか、それって問題ありじゃないですか・・・

どっちみち、早いうちに歯医者に行った方が良いことには変わりない。
近いうちに歯医者行かなきゃな・・もちろん、歯石除去のためです(汗)
でも、あの親不知を見たら、「抜きましょう」と言われるに違いない・・・
一度、上の親不知を抜いたことあるけど、
麻酔してたため痛くなかったモノの、音が明らかに痛そう!!>*0*<
ああ、歯医者行きたくない・・・

あばれヌンチャクのその後

2006-02-27 22:49:45 | 巷のこと
今日の昼休み、いつものようにヤフーのサイトを見ていた時のこと。
トップページのある見出しに、思わずページを開いてしまいました。
あゆがスケバン!?桜塚やっくんだよ~ッ!!

何じゃこりゃ!?と思いながら記事を見たら、
今、「エンタの神様」で女装キャラ“スケバン恐子(きょうこ)”を演じている桜塚やっくんがブレイク間近らしい。
ふーん・・・と思って、記事を読み進めていったらあるコンビ名に思わず、声を上げそうになりました\(◎o◎)/!

あ、あばれヌンチャクだー???>*0*<
ええ、あばれヌンチャクです・・・
そう、あれは忘れはしない大学二年の学祭の時、ステージで部活動の紹介の中で、パフォーマンスの一環として、私、あばれヌンチャクの片方を投げましたですよ・・・その片方というのが、当時、つなぎを着ていた桜塚やっくんだったのでした・・・
割と簡単な技だったんだけど、やっくんにはかなりの衝撃だったらしく、目を白黒させてました・・・(汗)
思いがけないところで、こうして日の目を見ようとしている元・あばれヌンチャクの片割れ・・・
パフォーマンスとは言え、彼に技をかけたあの頃が昨日のように思い出され、ちょっと恥ずかしいものがあります・・・
でも、彼が大ブレイクした暁には、職場で自慢してやろうっと~

『プライドと偏見』

2006-02-26 14:39:20 | 映画
先日、『プライドと偏見』観てきました!
うちの母が元々、ジェーン・オースティン作品が好きで、その影響で私もオースティンものはかなり好きだったりする。
この日は六時の終わりと同時に職場を後にし、母と待ち合わせて観てきました。
ブリジョンやフォー・ウェディング、ラブ・アクチュアリーの製作を手がけたワーキングタイトルが今回も製作。
ここのプロダクションが製作する作品ってハートフルでそれでいて、ピリリとスパイスも効いていたりして、何度観ても飽きない。
ブリジョンの元ネタ作品をとうとう映画化してくれたのがワーキングタイトルってのがまた嬉しい。

ブリジョンでコリン・ファースのファンになった私、実は、テレビ版の『高慢と偏見』のDVDを持っておりますが、エリザベス役の女優さんは常ににこやかで、エリザベスVSダーシーのバトルが今ひとつ、迫力に欠ける気がしたのがちょっと気になってました。
でも、新生『プライドと偏見』では、エリザベスをキーラが演じることになり、テレビ版よりも身近な感じになりました。
いるよな~こんな感じの女の子♪って感じになって良かったです。
品がありながら、同時に元気いっぱいでボーイッシュさも同居するキーラの魅力が見事にエリザベスに合ってました。
バッチリお化粧して、きれいなドレスを着たらさぞかし美しいキーラですが、
いつもよりお化粧は控えめで全体的に地味な感じもまた、清楚な感じが出ていて好感持てます。

 

単純にいうと、最初は、お互いにいい印象を抱かなかった二人の男女が、段々と惹かれあっていくというお話。
(ま、ダーシーさんは、元気いっぱいで頭の回転の速いエリザベス嬢に一目ぼれしていたのですが、自分の資産と家を守らなければならないという使命感から、どうしても身分の違いというものを常に意識せざるを得なかった・・・)
それに加えて、身分の違いや当時の考え方(いくら財産があっても、男性と結婚しないと女性名義で財産を継ぐことが出来ず、路頭に迷ってしまう・・)といった要素も加わり、ラブロマンスに深みが出てきています。

当時のイギリス社会は、身分制が厳然と存在し、家名を守るためには、違う階級の人間との結婚が出来ないこと・また、女性も家の財産を継ぐには結婚しか道がなかったことなど、結婚はあくまで「手段」という見方が色濃く残っていた時代。
そんな時代の風潮にあって、エリザベスとダーシーは、決して、時代の考え方に染まりきらず、あくまで自分の意思を尊重していたと言えます。

エリザベスは、やかまし母ちゃんから、
「家族が路頭に迷わないためにも然るべき人と早く結婚しなさい!気に入られてなんぼよ!」的な考え方を押し付けられていた中で、遠縁にあたるチンチクリンな牧師にプロポーズされるも、はねつけてしまう。
この当時の女性は、いかなるブオトコな小金持ちからプロポーズされても、
家族を路頭に迷わせないためにも嫌々応じるのが当たり前な中、
見事にそれをはねつけたエリザベスの行為は、母親にしてみれば「何てバカなことを!」ということになりますが、好きでもない人とわざわざ結婚していどうなるのか?という人として至極当たり前な考えを持つことがいかに大変なことなのかが伝わってきます。
恋愛観だったり、最初は見かけで判断し、後でダメ男と判明してそんな自分に凹んだりと、私たちと何の変わりない普通の女の子。
キーラの演技で、エリザベスという人物がますます身近で愛おしく感じられました。
そして、そんなエリザベスに惹かれるダーシーを演じたマシュー・マクファディンもなかなか良かったです。
特に、ダーシーがエリザベスのことを想っていながらも、前半、その感情を押し殺し続けてきた様子は何とも切ないものでした。
最初の出会いやビングリー家でのダンスパーティーの中で、愛想の悪さの中にも、エリザベスへのほのかな好意がにじみ出ていたところも中々良かったです。
映画のダーシー役の俳優さんは、ドラマ版でダーシーを演じたコリン・ファースに比べると、華やかさに欠けるものの、そういった細やかな感情の表現はよく出来ているし、自然な感じがしました。

当時の風潮の中で、エリザベスとダーシーが惹かれあっていく過程は見ていてキュンとするものがあるけど、映画版はとても自然に身近に感じられました。
映画版は、音楽もとても良かったです。ピアノの伴奏が何ともショパンっぽいところも好感持てます。てっきり、マイケル・ナイマンが担当していると思っていたのですが、全く別の人だったらしい。(イン・ディスワールドの音楽を担当した人らしい・・・)
近頃忙しいこともあり、映画はあまり見ないのですが、久しぶりに見た映画がこれで良かったです。
DVD出たら間違いなく買いそうです・・・・

『プライドと偏見』

祝 金メダル

2006-02-24 21:35:39 | 巷のこと
一夜明けて、今回のフィギュアスケートでは荒川静香が金メダル!
いや~まさに金の芽が出ましたね!
実は、私、今回のオリンピックは開会式前よりスキャンダルまみれで、
寝不足になってまでリアルタイムで見る気を失せていました・・・
フィギュアですら、眠気には勝てず、ぐっすり寝ておりましたので、しずかちゃんの競技も見ることがままならず・・・
ギリギリ出かける三分前にハイライトで見ることが出来たのですが、感動しました!

今回のオリンピックで初めて知ったのですが、荒川静香は私と同い年。
1981年生まれ(1981年4月2日~1982年4月1日)の有名人ってどれも微妙な人ばかりで、パッとしないなーと思っていたのですが、しずかちゃんの金メダルで、やっと1981年生まれの希望の星誕生です。
今までの1981年生まれはかなり微妙です・・・
先日、黒田アーサーを捨てたかと思ったら出来ちゃった婚した安達祐実に、10代で20歳上の歌手と結婚してしまった三船美佳、タッキー&翼(トップアイドルですが、かなり別の世界の人・・・)と、何とも共感出来ない人たちばっか。
荒川は、若い頃に挫折したものの、努力を続けてきた結果の金メダルを獲り、頑張れば輝けるという、一番いいお手本です。
それにしても、1981年生まれは遅咲きが多いな~
鈴木亜美も芸能界引退危機に瀕したものの、休止期間を練習の時間にあてて、アイドルからアーティストに生まれ変わったしね。

私もくじけそうになりましたが、しずかちゃんの金メダルはとても大きな励みになりました。
同年代の人の頑張りって、ホント励まされます。
アテネオリンピックでアーチェリーで銀メダルを取った山本選手に、
オジサンたちが熱いまなざしを向けたというけれど、そのオジサンたちの気持ち、とてもよくわかります

どうにも止まらない人たち

2006-02-24 21:10:00 | 職場のこと
うちの係の出張ネタをもう一つ。
こちらはどうしようもないアホっぷりを発揮していて救いようがない・・・
U次長に庶務のY下係長、ランニング小僧の珍道・・いや、出張はそれはそれはもう、デンジャラスだったそうで・・・
このメンツでの出張はハッキリ言って危険極まりない。

この3人は、常日頃より、ぶっ飛んだ伝説を生み出しており、
ボーリング大会の後の打ち上げでは記憶をなくすほど飲みまくり、
二軒目にどうやって辿りついたのか覚えていない!気づいたらお金が減ってた!というツワモノ揃いである・・・
普段はまだ、周囲に人がいるから何とかなるけど、東京から遥か離れた地で三人っきりは冗談抜きでやめたほうが良かったのでは・・・

止める人がいなかった今回の出張にて、またまたこのお三方、やらかしてくれましたよ・・・もはや、コントです・・・
九州→神戸→京都と出張したわけだが、彼らは各地でこれまた失態を・・・・
まず九州では、出張先の方へのお土産としてひよこ饅頭を持参したのだが、それ、博多名物ですから!!
東京のモノと思いこんでたランニング小僧、とんだ大失態を・・・
そして、そのことは九州出身のコフコフさんの失笑を買うことに・・・
次の神戸では、接待を受け、飲み会に突入。
説明会という大仕事を終えた安堵感からか、お三方はとにかく飲みまくり、
「やめられない止まらない」状態になり、飲んでからホテルに戻る記憶が全くナイという状態へと至る・・・
翌日の京都はどんより気分だったらしいが、仕事の後、午後から精力的に伏見の酒所ツアーを敢行!!
どうやっても懲りない人たちである・・・

N嬢とも、あの三人は絶対飲み倒れると噂してましたが、案の定やってくれました・・
今回は他に止める人間がいなかったため、歯止めがかからず、トコトン大暴走・・
それにしても、あのメンバー構成にしたのは誰だったんだろう・・・・

姐さん危機一髪!!

2006-02-23 21:18:30 | 職場のこと
先々週末から先週にかけて入れ替わりたちかわりの出張は無事終了。
飛行機が苦手なN嬢は無事に帰ってきて、「ボンバルディア、楽勝楽勝~♪」と笑い飛ばしてましたが、出張終了後に衝撃の事実が発覚!!
なんと、そのボンバルディアがちょうど出張の頃に何度かトラブルを起こしていたらしい・・・
着陸時に車輪が出ない・ドアが完全に閉まってないなど、数え出したらキリがない・・・
そして、中部-松山間のボンもまた係の出張期間中にトラブっていたらしく、しかも、ちょうど一緒の時間と来ている・・N嬢の出張日が一週間早かったら、ホント危ないところだった。
ボンバルディアのトラブルで説明会は大幅に遅れるという非常事態を引き起こすところだったのだ・・・

「どうして、うちの係の出張シーズンにこんなトラブルが続出???一週間早かったら取り返しのつかないことになってたよ・・・」
「でもま、何も起こらなかったし。うちらの日頃の行いがよかったということにしておこう
慰めになってないけど、その言葉が一番適切だと思われます

「でも、ボンバルディア、無茶苦茶ちっちゃかったよ・・・乗り場が離れたところにあって、バスで移動したけど、入口と地上の距離はわずか二段だよ・・・」
「ビートルズがタラップから華麗に降りてきたのとは天と地の差だね・・・」
それにしても・・・地上との距離がそんなにないボンバルディア、相当小さな奴だね~
ま、何はともあれ、無事に帰ってきて良かったよ。

京都に生息する動物たち

2006-02-23 20:05:01 | 京都、再発見!
と言っても、本物ではなくおみやげ物です。悪しからず・・・・



左側は今回お雛様と共に飾られているネズミとわんこ。
二匹のネズミは、哲学の道の途中にある大豊神社の名物・こま鼠をかたどった土鈴。振ると一応、音は鳴ります。
去年の秋、あまりの可愛さに思わず買ってしまった逸品です。対のセットで1200円也。
さて、竹から出てるわんこは、山田松さんのお正月飾り。元々、香飾りでした。水引もついてましたが、お正月は過ぎてしまったので今はそれを外して日常仕様に。
今年戌年だから、ということらしいですが、わんこ自体、とてもキュートで、正月以外はずっとしまっておくのが勿体ない。

さて、右側の黒光りしてるわんこは高山寺で売られているもの。
なんでも、明恵上人が可愛がっていた子犬らしく、運慶の作と伝えられている像のレプリカです。(確か・・・)
うちの母が、あまりの可愛さに衝動買いしてしまったモノです。
黒くつぶれちゃってるのでなかなかわかりづらいかもしれないけれど、
筋肉のつき方もまるで本物っぽくて、意外に写実的。でも、子犬なので可愛らしさは残ってます。

京都にいくたびに、おみやげ物が増えていきます。
こういうちょっとしたものを少しずつだけど買い足していくのもまた旅の楽しみ。

ひなまつり

2006-02-23 01:10:01 | 日常
二月も残すところあと僅か。もうすぐ三月だと思うと、春ももう少しです。
さて、三月と言えばひなまつり。お雛様を飾り始める頃です。
今日、仕事から帰ってきたら、早速家の中はひな祭りモードに・・・・
お雛様を並べるだけで、幸せな気分になれるなんて、ホント、日本女子の特権ですね~



こちらの写真にあるお雛様は私が生まれた時に両親が買ったもので、うちの親に言わせると、作家モノのお雛様ラシイです。
シンプルながら、お顔立ちが涼やかで上品。今のお雛様は目鼻立ちがはっきりしている傾向が強いですが、私はうちのお雛様が一番好きです。
でも、哀しいかな・・・
私が小学生の頃はバブリーな時代で、こじんまりとしているけれどいい仕事をしているお雛様より7段飾りがもてはやされた時代。
同級生の女の子には「7段飾りじゃないんだー貧乏なんだねー」と貧乏呼ばわりされてしまいました・・・・(泣)チックショー
現在は、狭い住宅事情を鑑みて、三人官女までのタイプや上の私んちのタイプのお雛様が好まれるようです。
でも、物心ついて、量販店で売られている7段飾りのお雛様をマジマジ見ましたが、ちょっとばかり安っぽい気が・・・・(○ーカドーで展示されているせいもあるかもしれませんが・・・)やはり、家のお雛様は一番です

左側の写真は全体像ですが、うちは三人官女の代わりに色々と飾ってあります。
ミニお雛様からはたまた小動物系まで・・・
てんでバラバラな飾りつけですが、和小物もしくは、ミニお雛様のため、秩序は何とか保たれています

左は気づいたら昔からあったもので、右はうちの父が今日仕事帰りに買ってきたもの。

そして、最後にこけしのようなお雛様とお内裏様を・・・

これも気づいたら、昔からあったものです。
うーむ。こうしてみると、家には色んなお雛様がいるものですね~
日本が長い間、大切にしてきた伝統行事。是非とも守っていきたいものです。

春まであと少し・・・・

2006-02-21 21:11:19 | ファッション・コスメ
ボチボチ受験勉強を始めたこともあり、そして節約月間ということもあり、
今月は、なるべく寄り道をしない方向で頑張ってきた。
でも、そんな二月も下旬に突入し、自分自身に課していた寄り道禁止令も幾分緩和気味・・・
ここ最近忙しくないこともあり、今日、仕事帰りにデパートへ春物を物色しに寄り道を決行。
春はちょっとオトナっぽくクールな感じで決めようという目論みがあり、
(でも、昨日のインターンシップ生の歓迎会の飲み会にて、U次長に「ハイジ」呼ばわりされた・・・
以前から、柄物でモノトーン系のものを探していたが、そんな私の希望に見合ったモノを発見!
今すぐにでも買いたかったものの、三月から二ヶ月間、大きな出費が見込まれていたので我慢・・・
来月の前半まではカードは一切使わないと心に決めたのだ。
我ながら、何という心がけなんだろう・・・
こんな禁欲的な生活を送っていて、まるで私じゃないみたい
今すぐにでも買いたいけど、もう少し、我慢大会を頑張ろう!!

ちと重いが、仕方ない・・・・

2006-02-21 00:04:39 | 読書
読み終わってまず思ったのが「ちと重いが、仕方ない・・・」

『負け犬の遠吠え』は、一時期大ブームだった頃、タイトルの過激さと読者の賛否両論の極端さに読む気ゼロでした。
酒井さんの本は、『枕草子 Remix 』が初めてで、そこでの酒井さんの清少納言への思いに共感出来るものがあり、『負け犬の遠吠え』も読んでみようかなと思い、読んでみました。
酒井さんの文体はどれもテンポ良く、いちいちウンウン頷きながら読み進めていきましたよ~
とても面白かったし、共感するところも多かったです。
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ただね・・・タイトルが過激です。
職場の図書館で借りたのですが、カウンターの司書の女の子が何とも言えない表情をしたのが引っかかって、表紙裏返しにして部屋に戻ってきた程ですもの・・・
でも、先週、本を返しに行く時、N嬢に「何の本借りたの?」と聞かれ、エレベーターホールに向かう道すがら、思わず「『負け犬の遠吠え』だよ」と言ってしまったのが運の尽き。
お昼時で外に出る人たちで賑わっているエレベーターホールは、私のその一言で、憐れみとも驚きともとれる、ひっじょーに微妙な空気が流れてしまいました・・・
一斉に振り向かれたわけじゃないが、皆さん、背中が物語っておりましたよ
混んでいてエレベータがなかなか来ないせいもありましたが、ここはN嬢の機転で、「階段で降りちゃおうか~」と言ってくれたおかげで、気まずい雰囲気から逃げることが出来ました・・・

いやはや『負け犬の遠吠え』と、一言言うだけで微妙な雰囲気になってしまうようでは、日本社会は30過ぎの未婚女性にはまだまだ世知辛いのでしょう・・・
酒井さんはこの本でも、「30過ぎて子ナシ・独身だからって憐れみの視線で見られるのは余計なお世話」と言っているが、まさにほっといてくれーというその気持ち、エレベーターホールでの経験を通じ、痛い程理解出来ました。
本では各章で「負け犬と○○」と言ったような感じで、色々と負け犬と勝ち犬の行動を論じておりますが、酒井さんが結論として言いたかったのは、「頼むからそっとしておいてー」ということだったのかもしれないです。
私も中学の頃、一人で行動したりしていると「あの子、友達いないんだー」と憐れみや奇異の目で見られるのに耐えられないのと同じ原理が『負け犬の遠吠え』にも感じられました。
日本社会での未婚女性の生き方について論じた本ではありますが、みんなと同じの方が安心~という考え方が根強く残る日本社会を批判しているようでもありました。(でも、結婚の問題は万国共通。)
独身・子ナシ、その上、老後の心配もしなければならない・・・という現実。
そんなちょっと重たい現実と共存していかなければならない。ちと重いが、仕方ないのだ。
ま、何はともあれ、周囲のノイズに惑わされない生き方はしたいものですね・・・