かみかみの徒然草

たっぷりの笑いにちょっぴりの涙と怒りをスパイスに、毎日を心豊かに生きよう~

春まであと少し・・・・

2006-02-21 21:11:19 | ファッション・コスメ
ボチボチ受験勉強を始めたこともあり、そして節約月間ということもあり、
今月は、なるべく寄り道をしない方向で頑張ってきた。
でも、そんな二月も下旬に突入し、自分自身に課していた寄り道禁止令も幾分緩和気味・・・
ここ最近忙しくないこともあり、今日、仕事帰りにデパートへ春物を物色しに寄り道を決行。
春はちょっとオトナっぽくクールな感じで決めようという目論みがあり、
(でも、昨日のインターンシップ生の歓迎会の飲み会にて、U次長に「ハイジ」呼ばわりされた・・・
以前から、柄物でモノトーン系のものを探していたが、そんな私の希望に見合ったモノを発見!
今すぐにでも買いたかったものの、三月から二ヶ月間、大きな出費が見込まれていたので我慢・・・
来月の前半まではカードは一切使わないと心に決めたのだ。
我ながら、何という心がけなんだろう・・・
こんな禁欲的な生活を送っていて、まるで私じゃないみたい
今すぐにでも買いたいけど、もう少し、我慢大会を頑張ろう!!

ちと重いが、仕方ない・・・・

2006-02-21 00:04:39 | 読書
読み終わってまず思ったのが「ちと重いが、仕方ない・・・」

『負け犬の遠吠え』は、一時期大ブームだった頃、タイトルの過激さと読者の賛否両論の極端さに読む気ゼロでした。
酒井さんの本は、『枕草子 Remix 』が初めてで、そこでの酒井さんの清少納言への思いに共感出来るものがあり、『負け犬の遠吠え』も読んでみようかなと思い、読んでみました。
酒井さんの文体はどれもテンポ良く、いちいちウンウン頷きながら読み進めていきましたよ~
とても面白かったし、共感するところも多かったです。
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ただね・・・タイトルが過激です。
職場の図書館で借りたのですが、カウンターの司書の女の子が何とも言えない表情をしたのが引っかかって、表紙裏返しにして部屋に戻ってきた程ですもの・・・
でも、先週、本を返しに行く時、N嬢に「何の本借りたの?」と聞かれ、エレベーターホールに向かう道すがら、思わず「『負け犬の遠吠え』だよ」と言ってしまったのが運の尽き。
お昼時で外に出る人たちで賑わっているエレベーターホールは、私のその一言で、憐れみとも驚きともとれる、ひっじょーに微妙な空気が流れてしまいました・・・
一斉に振り向かれたわけじゃないが、皆さん、背中が物語っておりましたよ
混んでいてエレベータがなかなか来ないせいもありましたが、ここはN嬢の機転で、「階段で降りちゃおうか~」と言ってくれたおかげで、気まずい雰囲気から逃げることが出来ました・・・

いやはや『負け犬の遠吠え』と、一言言うだけで微妙な雰囲気になってしまうようでは、日本社会は30過ぎの未婚女性にはまだまだ世知辛いのでしょう・・・
酒井さんはこの本でも、「30過ぎて子ナシ・独身だからって憐れみの視線で見られるのは余計なお世話」と言っているが、まさにほっといてくれーというその気持ち、エレベーターホールでの経験を通じ、痛い程理解出来ました。
本では各章で「負け犬と○○」と言ったような感じで、色々と負け犬と勝ち犬の行動を論じておりますが、酒井さんが結論として言いたかったのは、「頼むからそっとしておいてー」ということだったのかもしれないです。
私も中学の頃、一人で行動したりしていると「あの子、友達いないんだー」と憐れみや奇異の目で見られるのに耐えられないのと同じ原理が『負け犬の遠吠え』にも感じられました。
日本社会での未婚女性の生き方について論じた本ではありますが、みんなと同じの方が安心~という考え方が根強く残る日本社会を批判しているようでもありました。(でも、結婚の問題は万国共通。)
独身・子ナシ、その上、老後の心配もしなければならない・・・という現実。
そんなちょっと重たい現実と共存していかなければならない。ちと重いが、仕方ないのだ。
ま、何はともあれ、周囲のノイズに惑わされない生き方はしたいものですね・・・