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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『グッド・ウィル・ハンティング』先生といえばこの人・・ロビン・ウィリアムス

2004-10-24 00:24:25 | 映画/旧ブログ 引越中
今までロビン・ウィリアムスのファン、と公言してきましたが、
この映画を見ずにそんな事を言っていて、本当に反省します。

先生と呼ばれる役の多い、ロビンウィリアムスです。
『パッチアダムス』、『レナードの朝』、『デッドポエットソサイエティ』等々、
全て大好きな作品ですが、この『グッドウィルハンティング』も
シウの中では傑作のひとつになりました。

主人公のウィル・ハンティングは
頭がいいけど、いけ好かない生意気なガキ(失礼。)
をやらせたら一番、なマット・デイモンが演じています。
彼も本領発揮で、
大天才ながら過去の虐待の記憶がぬぐえない乱暴な若者、
という役どころを上手にやっています。
よくブラットピットをジェームスディーンの再来、なんて言いますが、
シウは、顔は似てないけどマットデイモンは雰囲気がジミィに似ている気がします。

ロビンウィリアムスはマット演じる天才少年の心を開く大学教授ショーンを演じています。
彼はとても優秀な教授のようなのですが、
最愛の妻の死を乗り越えられない、というみずからも心に重荷を背負っています。
ロビンはあの通りのずんぐりした体格なのですが、
彼よりもずっと背の高い成功した大学教授に迫っていく姿は大迫力でした。
最近の『インソムニア』や『ストーカー』では
笑顔の裏に恐ろしさも秘められる事をみせてくれましたが、
この映画でのロビンは限りない優しさと包容力を持つ笑顔を見せてくれています。

天才ウィルはわざわざアカデミックな世界に背を向けて生きているのですが、
その彼の周りの人物たちもそれぞれ魅力的でした。

ハーバード大に通う、天才が初めて本当に好きになった彼女をミニー・ドライバが演じていますが
知的で可愛くて、でも強い女性という雰囲気にぴったりでした。
二人の雑貨屋さんでのデート風景は、
きっと誰もがあんなデートをしてみたい・・・って思うのでは。

また、ベン・アフレック演じるウィルのお兄さん的存在の友人との友情が素晴らしいです。
ウィルの理解者ですが、ウィルが自分達と違うという事を心に留めていて、
「お前は当りクジを握ってるのに金に換えるのをビビってる・・
 もし20年後も俺達とここにいたら、俺はお前を殺してやる・・。」
ずっと優しくしているのに、ウィルが色々変わり始めたときにこの台詞を言います。
ベン・アフレックは今まで単にJ.LOの元カレ、位の認識しかなかったのですが、
そもそもこの映画の脚本もベンとマットが二人共同で書いたということなどを考えると、
ちょっと見方を変えなきゃ・・と思わせました。

ロビン演じるショーン教授が、ウィルが受けた虐待について、
「君のせいじゃない、君のせいじゃない・・」と
何度も言い続けるシーンは圧巻です。
今は虐待を受けた子供に「君のせいじゃない、」って言い聞かせるのをよくみますが、
この映画は今から7年前の製作です。
アメリカでは児童虐待は日本よりずっと早くから問題になっていましたが、
日本で当時公開されたときはきっと今よりさらにショッキングだったのではと思います。

英会話の先生(オーストリア人)に絶対見て、といわれて見たのですが、
彼女に感謝です。

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