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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『幸せのレシピ』・・・キスシーンが見どころ

2007-10-03 23:11:17 | 映画
自分が絶対に正しいと思っていると
他のものが見えないし
自分と違う人を嫌いになってしまう。

たしか『サウスバウンド』のお母さんもこんな事を言っていたっけ。

主人公のケイトも、
まさにこんな人。
完璧主義だから
周囲のすべてを自分の統制下に置かないと気がすまない。
傍から見たら
「もっと楽にしたら良いのに。」
と思うけど、
彼女にとっては“楽にする”なんてことがストレスの元になるのだろうな。
セラピストとのシーンにすごくそれが現われている。

ケイトにしたら
食事は自分の作る、食材とレシピにこだわったものこそが美味しくて
誰もがその価値観だと疑わない。
料理をしない姉クリスティンが言う
「ピザでいいわよ。」
というのは、仕方なく・・というセリフだと思っているのだ。
デリの“ピザ”も美味しいものだ、ということを
到底認めることができない。

クリスティンの娘ゾーイが
ケイトの料理を食べなかったのは何故なんだろう。

子どもの目にも素晴らしいケイトの料理を食べることは
逆に庶民的で簡単だった(であろう)母クリスティンの料理を
完全に過去のものにしてしまうようで寂しかったのだろうな。
だからニックの素朴な賄い料理を受け入れたのだと思う。

こんな風に
違う価値観を受け入れること、
少なくとも違う価値観があるということを認めること、
それは妥協ではなくて
新しい幸せへの確実な一歩なのだと
教えてくれる素敵な映画だった。

==============

キャサリン・ゼタ、
すご~くカッコイイ。
すぐに影響を受けるシウは
もう可愛い系の服など二度と買うまい。
いつもキリっと姿勢正しく、
短いながらも歩幅は大きく歩く事にするぞ。

と、ついついテーラードジャケットを買ってしまった。
そんなの持っているのに。


それと、
お話とは別に
キスシーンが沢山あって、ウットリ。


ケイトのキャラが
『フレンズ』のモニカそっくりで面白かった!


幸せのレシピ - goo 映画
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