★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「屋根裏部屋のマリアたち」

2013-07-19 17:55:15 | 映画
フランコ政権の頃
スペイン女性たちはフランスに働きに来て
故郷にせっせと仕送りしてたよう。

「スペイン人なのに清潔」とか
「掃除して洗濯して料理してるだけ」とか
フランス上流の奥様たちが
スペイン人メイドたちをバカにする発言をしている。

おじいさんみたいにしか見えないジャン・ルイと
美しいマリアの組み合わせが、なんとなくアンバランスで面白い。

資産家で家族代々受け継いだ会社を経営するジャン・ルイだけど
マリアを好きになってしまい
その浮かれようがユーモラスに描かれる。
好きな人の言葉を使い、
同じような暮らしをしたがり
食べるものからなにから、すべて影響を受ける。

生活が生き生きしてくる。
恋をするって、本当に素敵、なのだ。

メイドたちの暮らしも楽しそう。
朝早くから働き通しだけど
目的があって、一所懸命。
国に居られないというつらい状況なのだけど
こうして“住めば都”で働けるのは
女性ならではかもしれない。

結局は元のさやに納まる・・・というのが決まりというイメージだけど
これはそうはいかない。
ラストのマリアのほほえみは
色々なその後を感じさせて秀逸。
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