年齢と共に・・・

シウよりもちょこっと年上の女友達。

彼と付き合って約１０年、
結婚を８年近く待たせていた彼女。

彼の方は結婚する気マンマンだったのに
彼の家が農家で
そこのところに彼女の両親（特に父親）が引っかかっていたみたい。
彼と彼女の父親、彼女とで以前に（これは３年前くらい）話合いをもったとき
「農家の手伝いをしなくてもしても良いよ。っていうのは、
　現実問題、しないわけにはいかなくなるだろう？」
と心配する父親にたいして
なんと、彼氏、暴言を吐いたらしい・・・

そんなこんなで、
彼女の方もそんなに乗り気じゃなかったので
一度盛り上がった結婚話はご破算。
彼女は両親に彼と別れたと告げ、
実は内緒で付き合ってたんだよね。

でも最近になって、
いまだ彼と続いていることが両親に発覚。
両親から散々詰られたそうだ。

とはいえ、結婚に“あるリミット”があるとしたら
彼女は今、そんな年齢なので
彼女の母親が父親を説得して、
彼との結婚を認めさせたそう。

で、彼女もこれを機に結婚についてマジに考え始めた。

ところが今度は
彼氏のほうが若干引きはじめたとのこと。
あれほど彼女との結婚を望んでいたのに、
なんだか不本意な立場逆転に戸惑うシウ友人。

彼氏いわく、
以前は二人の仲を応援していた彼の母親がちょっと様子が変わったというのだ。
「君と一緒にいると幸せにはなれないと母に言われた。」
「うちの母は相当キツイから、いじめられるかもしれないよ。」
そんなことを言われたらしい。


それを聞いてシウは一瞬沸騰したよ。
「なにそれ！！」でしょ。

８年の月日は
男と女とに流れる実際の年月としたら、
違いがありすぎるのかもしれない。
男はまだまだ若いけれど
女にとってはどうだろうか。
普通に付き合う分には良いけど
結婚となれば
子どもを産んで育てるという問題も出てくるし、
息子の嫁には、
確実にこれから何人かの孫を産んでくれる、
もっと若い女が来た方が良いとおもうのだろうか。


彼女は仕事もできるし頭も良くて、
そしてすごく洗練された素敵な女性。
この地方ではかなりのお嬢様情況で、
地元セレブに友人知人もとっても多い。

そんな彼女がわざわざ、そんな鬼みたいな姑の元に行くことないじゃん。
「そんな所にいって、待っているのは老人介護だし
　だったら自分の両親を介護した方が良いんじゃん？」
と、シウは彼女に言ったよ。
シウにしては珍しく“行っちゃえ、行っちゃえ”ではない、
ネガティブな意見だけど、
それは当然じゃないかと思う。
だって、なにかあったとき、
そんな夫、全然頼りにならなそうじゃない？
だいたい、“待ってる”みたいなことを言ってたけど
結局彼の方だって一緒に遊んでいる気楽な関係を楽しんでたんじゃないかと思う。
しかも彼女の父親に吐いた暴言はひどくて
彼がすごく“お子ちゃま”なのを物語っているのだ。

これを書いていて、
まただんだんと腹が立ってきたシウ。

しかし、
彼らの結婚話が盛り下がってしまった一因に
シウも絡んでいるという事実もあるの・・・・

この続きはまた後で・・・。