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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

1996年映画『バードケージ』

2004-07-21 14:47:13 | 映画/旧ブログ 引越中
フランス映画『Mr.レディ Mr.マダム』のリメイクとのこと。
本家のフランス映画のほうは観ていません。
もう、8年も経つのですね。
いったい何度観た事か・・・。
色々な深いテーマもあるのでしょうが、
全然考えずとも楽しめるお話です。

ミセスダウトファイアで立派な女装ぶりを見せていたロビンウィリアムスですが
これではゲイカップルの夫側役です。
演技も少し押さえ目にして、
“妻”アルバート役のネイサンレインを引き立てています。
ネイサンレインの役どころは複雑。
ネタバレしちゃいますが、
心は女性の見た目はオジサンな男性。
それが事情があって男らしくしなきゃならなくなって、
男らしい行動の特訓を受けます。
でも結局は本当に女装して、完全なる女性として振舞う。
ネイサンレインは多分ストレートの男性でしょう。
ということは男なのに女らしくして、
女らしい男が男らしく演技するのを演技しなきゃならない。
でも、彼は細かい所まで、きっちりやってくれていて
見ている私たちをうならせます。

ゲイカップルに愛情をたっぷりかけられて
ストレートに育った男の子が
お固い上院議員のセレブな娘と恋に落ち、
結婚するというのがメインテーマです。
上院議員をジーンハックマンが演じていますが、
この人がまた全然融通のきかなそうな
偏見の塊のようなお父さん。
娘の結婚相手の実家がゲイクラブを経営していて、
しかも“お母さん”が男なんて絶対理解できない。
ドタバタですが、前述のネイサンレインが
完璧にお母さんなのには大笑いしつつも
心温まっちゃいます。

こんな男達が中心のお話ですが、
出てくる女たちも負けてません。
男の子の本当の女のお母さんが元気、
そして議員の奥さんもナカナカ強い。
全然目立たないようで、キラっとしているのが議員の娘。
彼女をキャリスタフロックハートが演じています。
そう、アリーマックビール。
いまやハリスンフォードの事実上の妻。
(あれ、正式結婚しましたっっけ?)
18歳っていうことですが、
実際にはこの当時キャリスタは既に三十路だったはず。
厳格な家庭で育った娘という設定が
三十路で18歳をやるということをメリットにしてくれたみたい。

オリジナル版と吹き替え版を両方観ましたが、
吹き替えの方がネイサンの雰囲気が判り易くてお薦めです。

=お気に入りのシーン=

「ねぇ、もう一つ食べてみていいかしら・・。
 チョコがあたしを呼ぶのよ・・・。」
   
    SWEETS SHOPにて
      アルバート(ネイサンレイン)
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