『ミスト』

スティーブン・キング作品には
本当に好き嫌いが激しいんだけど
これは完全に『嫌い』な方。

とはいえ、
すごく興味深いし
見始めたら途中で止められないんだけど。

面白いともいえるかな。
だから、人には薦めたい。

ただ、気分悪いし
納得いかないって気持ちもマックス味わえるよ。

以下ネタバレあり。

まず
人間は悪・・・っていう考え方が
正しいって、肯定されてしまうのがつらい。
性善説を唱える品行方正な素敵な女性に与えられた結果があれ。
ちょっと前まではただの“変人”で皆に相手にされてなかった女が
あっという間にちょっとした“教祖”と化して、
人々を煽動。
そして、
善良なはずの人々が
平気で殺人に走る。

そんな人間模様はとっても興味深く、
考えさせる。

というか、スティーブンキングって
やっぱり性格最悪なんじゃないの？

モンスターが登場するのだけど
そこは
登場させっぱなし。
説明はまったく無くて、
あまりにも酷いラストに
最悪な気分を味あわされる。


映画館で見なくて良かった。