★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『不都合な真実』・・・爆弾を抱えるわたしたちを救う映画です。

2007-04-09 01:28:26 | 映画
自分の好きなもの、
心地良いものだけで自分の周りを固めたいシウ。
人の家に行くのもそんなに好きじゃない。
だって、シウ家よりも散らかっているお家って無いもの。

ということで
この『不都合な真実』は
まさにシウにとって“不都合”なことばかりを突きつけられるに違いない。
地球がダメになっていって、
ヒトにとって心地良くない環境になっていくこと、
そんな恐ろしい真実を目の前に並べ立てられる映画を
何でお金払って見に行くんだ?

そんな徹底的に自分に甘いシウなのに
なにを間違ったか、この作品を見に行ったのです。
ちゃんとお金払って。

見て良かった。

現代を生きるヒトとして、
気持ちがとてもラクになった気がします。

地球温暖化の恐怖は誰もが既に感じているもの。
ただただ目をそむけて
怖いものを見ないようにしているだけ。
そうでしょう?
地球温暖化の恐怖を知らない、感じないヒトなんて
今や、いないはず。
多くの地球人が(文明の発達した地域のヒトは特に)
恐怖を抱えて暮らす今、
この映画は
その恐怖を伝えるのではなくて、
「まだ、間に合う。何とかできる。」
という事を教えてくれているのです。

人類が「ほんのちょっと、わたし位・・・」という意識で
やってしまう少しの環境破壊。
その“ほんのちょっと”が集まってたいへんな破壊力を持つように、
同じく人類が「ほんのちょっとでも、わたしも・・・」という意識になって
自分たちに優しい環境を守ろうとすれば、
それが合わさり大きな力となってわたしたちの暮らす環境を守るバリアになるのですね。

変な例えですが、
虫歯が気になっているものの、
治療が怖くて歯医者に行けないでいるとする。
でもなんとなく勇気を出して行ってみたら、
意外と治療はそんなに辛くもなく、
早く治療すれば良かった。
そんな風に思う感覚かもしれません。

ここのところの異常気象。
破滅の陰におびえる人類に
まだまだ生き延びられるんだという勇気とその手段をゴア氏が示してくれます。
漠然とした恐怖の正体をはっきりさせて、
目標を与えてくれます。

不都合な真実
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4 Comments

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不都合な真実 (haroharo)
2007-04-10 07:44:15
一人当たりの環境破壊量x地球上の人口-一人当たりの環境保護量x地球上の人口=環境破壊量

私はこの映画見たことないですが 不都合な真実 のもう一つは 一人当たりの環境破壊量-一人当たりの環境保護量 がプラスであるならば 人口を減らす必要がある ということだと思います。
これって 大きな声ではなかなか言えないことだと思うのですが 真実だったりすると思います。

身の回りの小さなことからこつこつと 環境破壊を防ぐことを 世界中でなんとかしないといけない問題ですよね。
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haroharoさん (シウ)
2007-04-10 15:21:39
映画の中でも
やはり人口の事を言っていました。
でもだからこそ、
よりCO2を減らす必要があるんだ、って思いましたが。
なんとかしないといけないけど
なんともならないんじゃないか、
もう既に手遅れなのではないか、
そんな漠然としたものを持っている人が多いとおもうのですが、
これを見たら
手を尽くせば、
まだなんとかなりそうだ、と思わせてくれます。
返信する
Unknown (lefty_zoe)
2007-04-11 22:54:31
私も少し前に劇場に観に行きました。
作品としては決して悪くはないのですが、正直言ってアメリカ人の環境に対する意識の低さに愕然とさせられました。
オーストラリアと並んで京都議定書に批准していないアメリカというエゴの塊である「超大国」の今後には、諸外国が真剣に注視しなくてはならないと思います。
返信する
lefty_zoeさん (シウ)
2007-04-11 23:44:16
ゴアさんがアメリカ人政治家たちを
あそこまで赤裸々に語る、っていうのが
すごいと思いました。
フロリダ(だったでしたよね?)の件では
相当頭にきてるんでしょうね。
そりゃそうですよね。

アメリカの州でもだんだんと環境に配慮する州が増えたと言ってましたが、
おっしゃるとおり、
外の国からもきちっとした意見をぶつけていかなければならないですね。

もしもゴアが大統領になっていたら・・・
誰もが考える事を、
シウも考えました。
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