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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「マダム イン ニューヨーク」

2015-05-30 18:37:18 | 映画
良い映画を見たな~としみじみさせる今作。
おそらく今作の魅力の80%くらいは
主演のシュリデヴィの美しさが占める。
(彼女、1963年生まれとか!この初々しさ、なんなんだ?!)
誰かに似てると思ってみていたけど
草刈民代さんを柔らかくした感じじゃないかと思ったり。

夫や娘から敬意を感じないと
自分の人生に疑問を持つシャシ。
料理の腕前はかなりのもので
母としても妻としてもしっかりと役割を果たしているのに
ただ、英語ができない、ということで
家族から軽んじられていると引け目を感じている。
誰もが気付く彼女の魅力に
自身や家族は近すぎて気付かないのだ。

娘の学校の面談に急に夫が行けなくなり
代わりにシャシが行くのだが
娘はあからさまに嫌な顔をする。
娘の価値観では“頭のいい人”ではない母を恥じているのだ。
でも学校の先生はとても和やかにシャシとの会話を楽しむ。
シャシにはそういう魅力が備わっているのだ。
英語が話せるよりも、ずっとそれの方が素晴らしい特技なのに
娘にはわからないんだよね~。
シャシ自身にも。

そんなシャシが突然インドからニューヨークへ。
姪の結婚式のためだ。

飛行機で出会った人に
自信を持って決然と、と言われ
シャシは少し気分を変えるが
カフェで失敗して激しく落ち込んでしまう。

そこからの転換がすごい。
どんどん面白くなる。

そしてローランとの出会い。

とはいえ、いっさい揺るがないシャシ。
ここをちょっとでも揺るがせてしまうのは
インド映画としては絶対にナシ、なんだろうか。

引け目を感じるのも
家族に軽んじられていると思い悩むのも
結局は自分のせいなんだと気付く。
前向きな人々と交流し
自分に自信を持つ。
夫が料理を褒めるのは
料理が上手いからであって、それしかできないという意味ではない。
それしかできない、ではなくて、それができる、って考えれば、
人生はとっても素敵になる。
最後に飛行機で「ヒンディーの新聞はある?」と自信を持って答える彼女がすごい。

ボリウッドらしく歌と踊りがあるけど
結婚式のエピソードなのでわりと自然。
これは見て良かった!
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