うなぎ

仕事の用事で会社の人と出かけたのですが
そこに地元では有名なうなぎの名店っていうのがあったんです。

もう３０年も前から続いている老舗で
遠くからわざわざ多くの人がやってくるらしい。

時刻はちょうどお昼時。
同行者はどうもそこに行きたい様子。

ところがシウはうなぎが嫌い

昔、宮内庁御用達の店なんてところに連れて行ってもらって
「ここのを食べればうなぎが好きになるよ。」
なんて言われて無理やり食べさせられたけどダメ。
だいたいうなぎの“美味しい”という部分が苦手なんだもの。
美味しい店なら尚のことダメと決まってるじゃん。

同行者曰く
「わざわざここまで食べに来る人もいるのに、
　“ついで”に行けるなら普通行くよね～」
とか。

ふんっ。

別にどうしても一緒にご飯食べなくたっていいんだけど？
一人で行ってきたらいいじゃん。

あんまりしつこくうなぎ屋行きたそうにしているので

「じゃ、行けばいいじゃん。
　他のものもあるかもしれないし、
　無かったらシウもうな重とかを注文するからいいよ。」

「だって、食べられないんでしょ？」

「だから、あんたにうなぎ部分はあげて、
　シウはうなぎの“タレかけご飯”をたべるから！」

「え～～。うなぎ２人前は要らないな～」
　　　（そういう反応か？）

ま、結局違う店に行きまして、
しかも彼のおごりだったのでご機嫌は直したシウですが。

うなぎも穴子も大嫌い。