最初から最後まで涙が止まらない映画でした。
この監督さん、きっと描きたいことが沢山ありすぎて、
少し散漫になっている感もありますが、
人と人との愛や友情と、男女の愛がテーマになっているので
これは感動せずにはいられない出来具合です。
『BEYOND BORDERS -すべては愛のためにー』
この映画は充分に見応えがあり、私は好きなタイプの映画です。
主人公のサラとニックのすさまじい愛には憧れを抱きます。
ということで、
ここからは映画の出来ではなく、
映画の中の人間関係について思った事。
金銭的に恵まれた暮らしのサラがある慈善パーティの席上に乱入してきた平和運動家の医者であるニックの演説にショックを受けるところから始まります。
サラは衝動に駆られて夫のヘンリーをロンドンに残し、エチオピアに支援物資を運びに行きます。
その際ヘンリーに初めは一緒に来ないかと誘うのですが、ヘンリーは
「僕はそういうところでは暮らせない。」と言ってサラを一人で行かせます。
そのエチオピアでサラはニックと再会します。
サラは難民キャンプのあまりの悲惨さに心打たれ、
ロンドンに帰ってからも国連関係の仕事に付くことになります。
そしてその数年後、今度はカンボジアに行く事になるのですが、
その頃にはもう夫ヘンリーとの仲は子供が一人いるものの、
その子供の為に仕方なく夫婦を続けているという状態になっています。
カンボジアでサラは再びニックと会い、
お互い数年前に会った時から一時たりとも忘れた事がなく、
かけがえの無い相手であると確認してしまうのですが、
なにしろサラには子供がいるし、ニックは人助けをやめてロンドンに帰ることが出来ません。
涙を呑んで二人は別れ別れになって行きます。
そしてまた数年後、今度は騒乱のチェチェンでニックが行方不明になり、
いてもたってもいられないサラは現地へと飛びます。
粗筋をざっと追うとこんな感じです。
確かにサラとニックの愛は誰もがこんな相手にめぐり合いたいと思うような
素晴らしい愛です。
邦題のすべては愛のために・・・愛の為に飢える子を助け、愛する人のためなら死んでもいいということなのでしょう。
でも、ヘンリーは何か悪い事をしたのでしょうか?
確かに人助けこそ人生と思い込み、
その道の師匠であるニックを愛するサラにとって
ヘンリーは全く意気地なしですし、偽善者に見えるのかも知れません。
でも、サラが難民救済に行っている間、
子供たちの面倒を見ているのは彼のようですし、
家族の為に生きる姿は普通の父であり夫なのです。
仕事に失敗した時、心の安らぎを与えてくれないサラに失望し、
他の女性に走ったりもしますが、それも同情の範囲内ですし。
最後チェチェンに向うサラがこっそりと出かける所を見て、
「君はあまりにも自分勝手だ。」と言ってしまうのは仕方ないことです。
人を助ける為に危険をかえりみない行動をする人たちを
私は羨ましいと思い、尊敬します。
でも、そういう人の影でそのために悲しい思いをする人たちの心がある事を思いました。
この映画は主旨からしてサラとニックの愛と勇気の物語ですが、
この夫ヘンリーの存在はあまりにも可哀相ではないでしょうか。
ところで、アンジェリーナジョリー姉さん。
ここでも相変わらずカッコイイです。
最初出てきた時はお嬢様風に装っていたので、
「あらら・・いつもと感じが違うわ。」って
思いましたが、段々とアンジェリーナカラーになっていきました。
あの唇は他の追従を許さないですよね。
この映画も途中から完全にララ・クロフトでした。
この監督さん、きっと描きたいことが沢山ありすぎて、
少し散漫になっている感もありますが、
人と人との愛や友情と、男女の愛がテーマになっているので
これは感動せずにはいられない出来具合です。
『BEYOND BORDERS -すべては愛のためにー』
この映画は充分に見応えがあり、私は好きなタイプの映画です。
主人公のサラとニックのすさまじい愛には憧れを抱きます。
ということで、
ここからは映画の出来ではなく、
映画の中の人間関係について思った事。
金銭的に恵まれた暮らしのサラがある慈善パーティの席上に乱入してきた平和運動家の医者であるニックの演説にショックを受けるところから始まります。
サラは衝動に駆られて夫のヘンリーをロンドンに残し、エチオピアに支援物資を運びに行きます。
その際ヘンリーに初めは一緒に来ないかと誘うのですが、ヘンリーは
「僕はそういうところでは暮らせない。」と言ってサラを一人で行かせます。
そのエチオピアでサラはニックと再会します。
サラは難民キャンプのあまりの悲惨さに心打たれ、
ロンドンに帰ってからも国連関係の仕事に付くことになります。
そしてその数年後、今度はカンボジアに行く事になるのですが、
その頃にはもう夫ヘンリーとの仲は子供が一人いるものの、
その子供の為に仕方なく夫婦を続けているという状態になっています。
カンボジアでサラは再びニックと会い、
お互い数年前に会った時から一時たりとも忘れた事がなく、
かけがえの無い相手であると確認してしまうのですが、
なにしろサラには子供がいるし、ニックは人助けをやめてロンドンに帰ることが出来ません。
涙を呑んで二人は別れ別れになって行きます。
そしてまた数年後、今度は騒乱のチェチェンでニックが行方不明になり、
いてもたってもいられないサラは現地へと飛びます。
粗筋をざっと追うとこんな感じです。
確かにサラとニックの愛は誰もがこんな相手にめぐり合いたいと思うような
素晴らしい愛です。
邦題のすべては愛のために・・・愛の為に飢える子を助け、愛する人のためなら死んでもいいということなのでしょう。
でも、ヘンリーは何か悪い事をしたのでしょうか?
確かに人助けこそ人生と思い込み、
その道の師匠であるニックを愛するサラにとって
ヘンリーは全く意気地なしですし、偽善者に見えるのかも知れません。
でも、サラが難民救済に行っている間、
子供たちの面倒を見ているのは彼のようですし、
家族の為に生きる姿は普通の父であり夫なのです。
仕事に失敗した時、心の安らぎを与えてくれないサラに失望し、
他の女性に走ったりもしますが、それも同情の範囲内ですし。
最後チェチェンに向うサラがこっそりと出かける所を見て、
「君はあまりにも自分勝手だ。」と言ってしまうのは仕方ないことです。
人を助ける為に危険をかえりみない行動をする人たちを
私は羨ましいと思い、尊敬します。
でも、そういう人の影でそのために悲しい思いをする人たちの心がある事を思いました。
この映画は主旨からしてサラとニックの愛と勇気の物語ですが、
この夫ヘンリーの存在はあまりにも可哀相ではないでしょうか。
ところで、アンジェリーナジョリー姉さん。
ここでも相変わらずカッコイイです。
最初出てきた時はお嬢様風に装っていたので、
「あらら・・いつもと感じが違うわ。」って
思いましたが、段々とアンジェリーナカラーになっていきました。
あの唇は他の追従を許さないですよね。
この映画も途中から完全にララ・クロフトでした。
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