★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『異邦人』(上)(下) ・・・ パトリシア・コーンウェル

2008-09-16 00:42:50 | 読書
ドクター・ケイ・スカーペッタ
リッチモンドの検死局長として長い事活躍していた彼女、
不遇のすえ、今回はアメリカ南部の町チャールストンにて
自分の検死局みたいなものを運営している。

前回はフロリダだった?

ドクター・セルフとか
前回も出てきたと思うんだけど
うっすらとしか思い出せない・・。

以下ネタバレ。反転してます。


検死官シリーズをまだ途中までしか読んでいない人には
この名前を書いただけでネタバレしちゃうんだけど、
ベントン・ウェズリーとケイの仲が一歩(数歩?)前進。
そのせいで長年の盟友ピート・マリーノとケイの仲は
とんでもないことになってしまう。

そもそもケイが人間関係にはっきりとした決断を下すのが怖くて
ついつい避けて通ろうとしてしまうことに原因があると
本書のラストの方でケイ自身が気付く。
遅いよね。

ルーシーもローズも問題を抱えながらも
なんとかやっていってるし、
ローズには辛いことと幸せなことが両方起きていたり
ルーシーの成長ぶりには目を見張る。

一人“雄”情況だったケイが
だんだんと弱さが出てきて、
というか
回りが大人になってるのかなって感じ。

これはファン限定の読み物。
シリーズで読んでいない人には
何がなんだか分からないだろう。

ところで
情けないことになってしまったマリーノに代わり、
今回からの新キャラ、ブルは
次回作でもぜひ活躍してほしい。

次回作、あるかな~


ケイの検死シーンは、
もう見られないんだろうか・・・。
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