「ワールド・ウォーＺ」

ただブラピさんが登場する、
ディザスタームービーみたいなものだと思っていた。
前知識ゼロだったので
予告編の爆発シーンだけ見てて
宇宙戦争モノ？っていう感じ。

ところが・・・

ゾンビ映画だったなんて。

ゾンビ映画もホラーもちょっと苦手。
お化けよりも何よりも、ゾンビって怖いと思うシウ。

お化けよりも絶対にありそうなんだもん。


ゾンビって言ったり、アンデッド（不死者）って言ったり、Ｚって言ったりしてたけど
ゾンビとしては今までのゾンビと、特段変わった風もない。

ただ、全力疾走してくるのがいやだよね。

集団で、まるで、水の動きのようになっているのが恐ろしい。

軍隊アリって表現しているのもあったけど
まさにそれも正しい。

水の１滴は本当に弱弱しいものなのに
その弱弱しい水が大量になると
もっとも恐ろしいものになると思う。
少しの隙間からも、いかようにも形を変えてなだれ込んでくる。

そんな水の恐ろしさをゾンビ集団で表現しているようだった。

ブラピさんはいつもアンジーとうじゃうじゃいる子供たちのナニーとして生きている感じだけど
今作もそんなブラピさんをほうふつさせるものだった。

家族をゾンビの真っただ中に降ろすぞ、みたいな脅しを受けて
（そこまで直接的ではないけど）
仕方なく、最悪の戦場に舞い戻る。
あの“希望の星”と言われた細菌学者の扱いが面白すぎだ。
（あっけな・・・・って感じの）


ブラピさんの、残念な童顔。
本当にかっこいいんだけど、でも童顔。
まったく凄みとか渋さとかが無いのよね。
無精ひげや、ザンバラ髪で演出しているけど
ただただ汚くなってるだけ。
何をやってもスキャンダラスで尊敬されちゃうアンジーの、
完全なる引き立て役に成り下がった感だ。