sepak鳥in札幌→函館→札幌

北海道から、鳥や虫や植物のこと・セパタクローのことを気長に書いていこうと思います。

激似!!

2007-05-22 | 海鳥
この2種はホントに似てます。
条件がよければ飛び方で見分けることも可能なんですが、
群れで混ざって出現したり、
一瞬だったり、強風で羽ばたかずに飛んだりするとかなり厳しいです・・・

この2種は北上のタイミングが微妙にずれます。
正確には分かりませんが、だいたい一ヶ月位ハイイロの方が遅いです。
津軽海峡では4月中旬にハシボソが飛来し、
5月の中旬にはハシボソとハイイロが半々くらいになりました。
(今年のデータしかないのでなんとも言えませんが・・・)

また食べているものも違います。
ハシボソは主に動物プランクトン、ハイイロは小魚だと言われています。


これは多分ハイイロで間違いないです。
撮影は去年7月の北方四島クルーズ。


これは先週末の津軽海峡の個体です。
多分ハイイロです。
この時期のハイイロはこのように換羽中の個体ばかりでした。
(と言うより、このようにごっそり換羽している個体をハイイロとしました)
多分成鳥なんだろうなぁと思っています。


ハイイロの群れです。


最後に浮いてる写真です。
これは去年7月の北方四島クルーズでの撮影です。
ハイイロの一番の特徴は「長細い嘴」です。
また、おでこが“ハシボソガラス”のようになだらかなのも特徴です。

一方ハシボソは「太短い嘴」をしています。
おでこは正に“ハシブトガラス”の形をしてます。
ただ飛翔時はあまり“おでこ”のラインがはっきりせず、
どっちつかずな感じになることが多いです。


北方四島クルーズでのハシボソです。
上のハイイロと嘴を見比べて見てください。
微妙に違うような・・・って感じが伝わるかとおもいます。


これも多分ハシボソ。
津軽海峡のです。


もう一枚津軽海峡のハシボソを・・・
同時期のハイイロと違い、羽はちゃんとそろっています。
単に幼鳥なのか、それともこの2種の換羽様式が明らかに違うのか・・・
気になるところです。


最後に2種が同時に写っていると思われる写真を・・・


左がハシボソで右がハイイロだと思っているのですが、
両方ハイイロかも・・・
若干右の個体の方が大きく、翼も太いかと思います。


津軽海峡の写真です。
右と真ん中がハイイロ、左がハシボソだと思います。
嘴の長さの違いが分かるかとおもいます。
換羽の状態も違います。




以上、数少ない経験からこの2種の野外識別に迫ってみましたが、
どうでしょうか??
詳しい方のご意見おまちしています。

正直に言うと、

「わけわからん」

というのが感想です。

こうやってある程度しっかり写真を撮れればいいのですが、
実際に海上では後ろからしか見えなかったりと条件が悪いことが多く、
どっちか分からないことが多々あります。



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