sepak鳥in札幌→函館→札幌

北海道から、鳥や虫や植物のこと・セパタクローのことを気長に書いていこうと思います。

バンクーバー①

2011-03-30 | 海鳥
ダウンタウンでレンタカーを借り(車はヒュンダイ)、いざバンクーバーの南、
アメリカとの国境近くのデルタという地域へ。


道中、ハクトウワシが何羽もいて、テンション↑↑

高速道路を降りて、ライフェルに向かう。

途中、畑に白鳥の群れを発見。
なんと日本のど珍鳥ナキハクチョウ!!
顔の回りが泥だらけの個体ばかりだけど、
真っ黒な嘴、会合線付近の赤、そしてその巨体をしっかりと確認した。





手前の水路にはアメリカオシとアメリカヒドリが数羽、木にはホシムクドリとハ
ゴロモガラスの群れ、少し離れたところにハクトウワシのペア。
北米に来たんだなーと感じる鳥達だ。

マガモ、オナガガモはこっちでもたくさんいる。


またライフェルへの道を進む。

途中、川沿いで車を停めると、オオアオサギがたたずんでいた。
このサギ、日本のアオサギにムラサキサギのテイストを加えて、一回り大きくし
た感じだ。
バンクーバー周辺では普通種で、他のシラサギ類はいない。

ここの茂みではキガシラシトドの小群がいた。

成鳥冬→夏かな?


これは幼鳥。

新大陸には日本のホオジロ類(Emberiza属、英名でBunting)のニッチをシトド類
(結構細かく属に分かれている、英名でSparrow)が占めている。
日本のアオジやホオジロなんかと比べるところころしてて、動きも遅く、スズメ
に近いなぁと感じる。

さらに観察を続けると、同じ仲間のゴマフスズメ、ウタスズメも確認。
3種とも日本では数例しか記録がないど珍鳥だ!!

日本のど珍鳥、ゴマフスズメ。
ウタスズメより一回り大きい。

他にもホシワキアカトウヒチョウやセジロコゲラも観察した。



なかなかライフェルに到達しない


今度は畑の一角が真っ白なのに気付いた。
双眼鏡で確認するとハクガンの大群!!





その数は数千羽。

圧巻である。




ハクトウワシも多い。








ハイイロチュウヒも飛んだ。
北米のハイイロチュウヒは日本と亜種が異なる。
幼鳥では、下面の赤味が強い。



警戒心が薄く、数も多かったので満足に観察できた。



次に発見したのは、畑に降りているシギの群れ。
ほとんどがハマシギとダイゼンだったが、中にはアメリカヒバリシギが数羽混ざ
っていた。
ヒバリシギとの識別は難しそうだ。


ライフェル野鳥保護区とバウンダリーベイの様子はまた後日。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Tommy)
2011-04-02 17:42:47
見ているだけでよだれが出そうな鳥たちですね(笑

ハクトウワシってこんなに地面でのそのそしてるんですね・・・(汗

そして、ハクガンの陰にはマガモの姿が(笑

ナキハクチョウも向こうでは普通なんですね。

キガシラはこちらで出ている子をしっかり見ておこうと思います。

他の子は・・・極めて難しそうですね(汗
海外は特に小鳥類の種類層が全く異なるので、見ていて飽きません。
こうして、他の人の記録を見ているだけで、見慣れない鳥を見られるので勉強になります。
返信する
Unknown (kura)
2011-04-05 21:44:47
>Tommyさん
バンクーバーはトビがいないので、そのニッチにハクトウワシが占めてる感じです!
ちなみにカラスも、「ヒメコバシガラス」というコクマルガラスの暗色型みたいな可愛いのしかいないので、スカベンジャーの役目はハクトウワシが担っているようです。

ナキハクチョウは西海岸でも局地的みたいです。
バンクーバー周辺では結構見ることができました。

ゴマフスズメとウタスズメは・・・日本では相当厳しいですね(^_^;)
返信する
すごいな~!! (じいちゃん先生)
2011-04-06 14:58:23
やはり日本とはスケールが違うね。懐かしいのもいます。
数年前浜頓別に≪ナキハクチョウ≫が居るというので走りましたがすでに飛び立った後でした。
ハクガンもこんなにたくさん居るのですね。驚きです。浦幌の≪ハクガン≫毎年見ています。
ハクトウワシみたいな~~

貴重な画像ありがとう。
返信する
Unknown (kura)
2011-04-06 22:17:27
>じいちゃん先生さま
ご訪問とコメント、ありがとうございますm(_ _)m

本格的な海外探鳥は初めてでしたが、スケールの違い、鳥相の違いが体感できてとても面白かったです!!

同時に地元での鳥見の重要性、面白さも再認識させたられました。
これからもコツコツ北海道で鳥見を続けていこうと思っています!
返信する