Walking Holidays ~ニュージーランド編~

大好きなトレッキングを中心にニュージーでの生活を綴ります。なのでWorkingではなくWalking Holidays!

やさしさの設計

2013-02-23 | ニュージーランド生活
海外に出ると、建築や工業デザイン、社会のシステムや、その他色々のデザインって、
ああ、各国の人間味というスパイスで変わるのかなっと思う。

例えば、よく思うのがバスなど乗り物のアナウンス。
日本にいれば、「次の停留所は○○です」というのが当たり前。
けれど、海外に出ると停留所名を告げてくれないところが多かったりもする。
それは、バスの運転手に最初に聞けば用は済むでしょ。ということが前提でデザインされているのだろう。
たしかに、バスの運転手に告げて→降車場所にきたら、「着いたよ、お客さん」と教えてくれる。

けれど、いつも乗っているお客さんでも、ぼーっとしていたら忘れちゃう時もあるでしょ。
運転手もうっかり告げるの忘れることだってあるだろうし。
そもそも、乗車客が多いのだからアナウンスした方が効率良いよね?

そう考えだすと、けっして「やさしさ」からだけではないのかもしれないが、
日本では、アナウンスに関しては、やかましいくらい流れる。
いや、アナウンスだけではなくて、いたるところで時として過剰なまでの説明がされている。

それは、日本人の親切心と心配性とサービス精神などからできているのだろうか。
良く言えば、素晴らしいホスピタリティー。悪く言えば、干渉しすぎ?なのだろうか。

個人的には、思いやりのある人、習慣、国民性が存在する国は、
他人思いの社会システムがデザインされているのではないかと思う(超主観だけれど 笑。

ちなみに、カナダのバスは日本のようでした。
ニュージーランドのバスは、常連さんにしか分からないような感じで、サッと停まり、いつの間にか出発しています。
はい、こちらから教えてねといっておかない限り何もいいませんw

他にも、例えば欧米のモノと比べると、イケてないデザインの工業製品が日本にはあふれているけれど、
実はユーザーを思って、分かりやすく、使いやすく、長持ちするようにと思ったら、ああなっちゃったんだよね。と思う 笑。
でも、最近はステキなものも多いと思います。

取り留めがなくなってしまいましたが、
要は、日本は形あるモノのデザインにしろ、形はないサービスなどのデザインにしろ、
ユーザーを思いに思いまくったものなのだなと感じました。