湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

ケニアのビール・野菜・コーヒー・ペストリー:ナイロビ飲み食い

2010-04-12 23:50:18 | 旅:ケニア

せっかくナイロビに行くんだから
夕食くらいナイロビならではのものを食べよう。
そう思って、ドバイでの乗りかえ時間に
空港の本屋でガイドブックをさがした。

ところが、あいにく「ケニア」のガイドブックがない。
ケニアに限らず、アフリカ諸国については
「アフリカ」とひとくくりにした分厚くて重い本しかなかった。

しばし迷ったものの、情報の有無が生死をわけることがないともいえない。
アフリカは初めてなので、ここはやはり、たしょう重たくても
情報を入手しておくべきだろう。そう考えてレジへ行き購入。

ちなみに米ドルでいくらなのかと思って尋ねると、US$40だとか。
おかげで財布は軽くなり、手荷物は重くなった。
何十カ国もあるアフリカ諸国を1冊にまとめないでほしい。

ナイロビへの機中でページをめくる。
わかったことは、どうもナイロビはケニアで最も評判の悪い街らしい
ということ。治安は悪い、食事はいまひとつ…だとか。
外へ夕食を食べにでるのは難しいかもしれない。

それでも、最後まで希望はすてない。
ホテルの隣に美味しいレストランがあるかもしれないし、
どんな幸運に出会えるかもわからないから。

一寸先は闇というけれど、つまり
この先にどんな幸運が待っているかはわからないということ。
巡りあえたときにそれをつかむには、すこし準備も要る。
念のため、初心者がさけるべき地区や通りの名前と
「トライするならこれ」というケニア料理の名前をチェックした。

なのにホテルに着くころには、さすがに移動の疲れか、疲労困憊気味。
しかも、ホテル自体はコロニアル風の瀟洒な造りだし
道路からホテルへはゲートもありガードマンもたくさんいるけれど、
Nさんによれば、近くの大きな公園は昼でもひとり歩きは危険とか。
外のお店に食事に行けたら…という淡い期待は、この時点で無理と判断。

でも、ホテル内にもレストランは2つある。
ひとつは屋外のテラス席もあって気持ちよさそう。
…と思ったけれど、
お風呂にはいったら疲れがドッとでて、何処にも出たくなくなった。

ありがたいことにルームサービスは24時間。
ガイドブックでナイロビの地元ビールをチェックし、サンドイッチと
ケニアビール2種類を注文。Pilsnerは冷で、Tuskerは 室温で。
エアコンなしでも辛いこともない乾いた暑さに、このビールはおいしい。


写真右側の瓶がピルスナー、左側がタスカ。
象のマークがキュートなタスカは、象の牙tusukに由来する名前だとか。
脇にあるのがLonely Planet社刊のガイド本「アフリカ」。

翌朝は午前10時までレストランで朝食ビュッフェサービスがあるというので
モーニングコールを9時半にたのんでから眠った。

次の日めざめると、身体がなまりのように重くてダルい。
朝ご飯もパスしたい、いや、1日ゴロゴロして休みたいくらい。
とはいえ、そういうわけにもいかない。ストレッチとヨガをしてみた。

1時間もするとだいぶすっきり、いい感じ。
ちょうどモーニングコールが鳴り、時刻は9時半。
いざ、1階のレストランへ。

聞いたことのない料理や珍しいものは、まずは試してみよう。



手前のサラダの皿に盛ったのは、
ブラックオリーブとグリーンオリーブと白いんげん豆とミニトマト。
かけたのはバジルドレッシング。このあたりは単なるわたしの好み。

奥の皿は、ハーブ風味のベイクドトマト、茹でたサツマイモ、
ポークビーンズ、温野菜。サツマイモは、日本で食べるものより
水分が多くねっとり。ややタロイモっぽいのかもしれない。



手前のペストリーは、右がバナナケーキ、
左がノンシュガーのバナナペストリー。
バナナの天然の甘みが効いているバナナペストリーが気にいった。
コーヒーはもちろんケニアンコーヒー。美味しくて、3杯ものむ。

奥は、はじめてみるペストリー。
奥右が、粉砂糖とイチゴシロップをかけた一口ドーナツのようなKaimati



奥左は、粉砂糖をかけた三角のペストリーMandazi
東アフリカのドーナツだとか。



下の皿の手前は鳥フィレ肉と野菜の煮込み、
奥左がスクランブルエッグ、奥右は(ふたたび)茹でサツマイモ。
あとで尋ねると、スクランブルエッグの白い色は
卵に牛乳をいれてつくるからのよう。



この日は朝から霧雨がふっていたけれど、
朝食をもりもり食べているあいだに雨があがった。
しだいに雲がとぎれて、青空がのぞきはじめる。
またいい天気になりそうだ。



短いあいだに雨もくもりも晴れも味あわせてくれて、
ありがとう、ナイロビの空。

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