夫婦もんの登山日記

ここは、年配の夫婦もんが中国と九州の山歩きをしたお話を載せております

越敷岳(こしきだけ)1,061m・緩木山(ゆるぎさん)1,046m 大分県/熊本県県境 九州百名山

2011-04-07 15:56:50 | Weblog
 越敷岳は大分県と熊本県の北部県境に位置します。緩木山は県境よりは少し東の大分県竹田市郊外に在ります。
祖母・傾山地の最北に位置します。

 家を17時30分に出発し途中ファミリーレストランで夕食を摂り21時30分には今夜の宿泊地に着く。 名瀑【原尻の滝】で
有名な道の駅で22時には眠りに入れた。朝の3時30分まで熟睡し近くのコンビニで朝食と行動食を求めて登山口に向かう。

  ナイアガラに似る原尻の滝と満開の桜               チュウリップ畑で囲まれた道の駅 フェスタ中でした
 

 国道502から竹田市内で県道8に入り数十分も経つと夜も明けかかり、目的の山々が目の前に見えてきました。
山頂が岩山と聞く越敷岳は直ぐ分かりました。

 

 県道を左に折れ緩木神社の参道を突き抜けると登山口が有りました。登山届けボックスが有り届けましたが
其の先100mの所に駐車スペースと本登山口が有りました。左が緩木山へ右が越敷岳へと案内あり。時計回りの
周回縦走登山なので左に進みます。

 

 簡易舗装された林道を暫く歩き最後の砂防ダムを過ぎると左に緩木山への案内が出て本格的な登山道に成りました。

 

 急な斜面を登り涸れた沢を何回か渡ります。段々と体が暖かく成って行きます。

 

 最初の尾根に出ると右に石塔へとの案内がある。登山道から離れますが行って見る事にしました。直ぐに何やら謂れの
有る様な石塔が有ったので手を合わせ来た道に戻ります。

 

 登山道に戻り少し登ると今度は左に緩木神社の元宮の印が、行かない訳には成りません。
急斜面を行くと簡素な元宮様の祠が在りました。懇ろにお参りし戻ります。

 

 また登山道に戻り緩やかに東へと向きを変えると小枝で支えてある大岩を過ぎ行きます。

 

 程なく緩木山への案内がでます。縦走には此処に叉戻って来る訳ですが、左側斜面を登り最初の目的の山頂に立ちます。
割りと広い山頂広場です。小休憩と行動食と水分補給をします。

 



 山頂の木々の合間から今から行く遠い尾根や越敷岳が見えます。頑張ろう、歩き涯が有りそうです。

 

 縦走路に戻り南東に向かう、アップダウンの繰り返しだが路は広く歩き易い。途中1,060mの高城と言うピークが
有る筈だが幾つも其れらしきピークが有って良く分かりませんでした、山と印の在る此処かな。

 

 南南西に最下部鞍部まで下りてゆく途中は南が開け祖母山系が山頂辺りを雲に隠しながらも見えてきました。
其れから祖母山分岐までの登り返しは両サイドの背の高い竹笹を見事に刈り込んである路です。
誰が登山道の整備をするのでしょう?刈り込んでなければ物凄く歩きにくい感じの斜面です。有り難うです。
 この上り返しは標高差150mは優に有り、急登をハアハアー言いながら歩くのでした。楽しかったですね(笑い)

 

 祖母山分岐に着きました。南東に行くと祖母山で反対方向の北西が越敷岳への路です。祖母山への路は余り
登山者が居ないのか踏み跡が浅い感じです。反対の路はシッカリとしていて安心です。此処で小休憩しようと
思っていましたが風が吹き抜け寒いので少し先の1,136mのビューポイントのピークで休憩しました。

 

 また歩き出し上り下りを繰り返します。国土地理院のポールの立つ1,107mの三角点のあるピークを過ぎ、
大岩の横を通り過ぎ行きます。緩木山より高い名も無いピークを幾つ越してきたかしら、不思議な縦走路です。

 

 1,022mのピークを過ぎると越敷岳の岩山が目の前に迫ってきます。凄いね、と言いながら歩くと下山時に使う
登山道分岐を右に分けます。分岐には山頂まで20分と在ります、もう少しですね、頑張ろう。ぐるりと右回りに
登ると左から高森・小津留コースを合わせます。

 

 目の前に越敷岳山頂部の岩肌があり、ヤット着いたねと言う感じです。さあ、登りましょう。



 岩の山頂には左右どちらからでも登れる案内が在ります。左は山賊の岩屋経由、右は御神水経由とあり、左から
登り右から降りましょう。程なく山頂に立ちました。山頂は二俣に別れ大小の頂と祠がある。

        此方は北西側の小さい方                      此方が広い本山頂らしき造りです。
 



 山頂からは朝早く登った緩木山が東南に祖母山が南南東に霞みながらも見えて大満足です。

 

丁度昼過ぎに着きましたので、越敷岳山頂でお昼を戴きます。食べ終わった頃から雨垂れがポツリポツリと落ちて来ました。
殆んど濡れない感じですが下山中に本降りとなるのが嫌なのでレイウンウエアーを着ました。

 山頂岩場は帰りは右回りで降りる積もりでしたが、少し間違う不安が出て来た路を降ります。
其の為に悪い人は通れないと言う狭い岩の間の【挟み岩】は試さず済みました。
しかし飲むと賢くなると言われている【御神水】は戴けませんでした、残念です。

 時計回りの周回縦走路の分岐に戻りました。ガレバの斜面を急角度で降りると開祖様が修行された岩屋が在り、
昔の修行僧は完全なアルピニストだったんだと思います。

 

 長いガレバも【明神の滝】と【仙人の枕岩】を過ぎると、標高750m辺りでヒョイと林道に出会います。

 

此の林道は一度横切り、登山道に入り標高660m辺りでもう一度林道に出会い、登山口までの林道歩きで戻って来ました。
時刻は14時50分です。朝6時20分出発ですので8時間30分山歩きを楽しんだ事になりました。

 今日、出合った登山者は祖母山分岐手前で擦れ違った男性と御聖洞の手前で追い越した男性で合計二人だけでした。
 アケボノツツジや三つ葉ツツジの咲く今月末からゴールデンウィークはもう少し多いのでしょうけどね。

 

 着替えて安全に下山できたことを報告に緩木山神社に行きました。他にも色々お祈りします。




下の小さな画面のリンク付きサムネイルを二回クリックして下さい詳細な歩いた軌跡が分かります。

 

 (完)













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