夫婦もんの登山日記

ここは、年配の夫婦もんが中国と九州の山歩きをしたお話を載せております

広島県の最高峰 恐羅漢山(おそらかんざん) 標高1,346m

2009-06-29 20:56:30 | Weblog
6月28日の日曜日も九州全域と山口県は一日中、梅雨の雨が朝から夜まで降り続けるでしょうの天気予報です。

今回は九州百名山はお休みして広島県なら雨が降り始めるのが少しは遅くなるだろうと足を伸ばしました。

広島の山といえば雪の冠山には何回も登っていますが、県最高峰の恐羅漢山には名前が怖いしスキーの山のイメージが
強く今まで避けていて初めての山となります。

中国縦貫道を走り吉和パーキングで朝を向かえ準備を整え戸河内インターで下ります。国道191号線を芸北の方に走ると
真新しいトンネルが出来ていて抜けると直ぐに大看板の案内通りに左折してクネクネと細い道を走ります。



厳冬期には3mも雪が積もる内黒峠を過ぎると目指す山が見えてきました。(スキー場のゲレンデで其れと直ぐ判りました)

 

西中国山地国定公園の牛小屋高原を過ぎるとスキー場関係の案内に混じって恐羅漢山の案内も見え安心します。

 

山頂までの登山道は立山コースと夏焼尾根コースの二箇所が在るとレストハウス前の案内板に在りました。
急坂の立山コースを登りに傾斜の緩い夏焼尾根コースを下りに決定し時計回りの周回縦走としました。

登山口はレストハウス前のスキー場用草原を20m位登った所に見つけました。看板が倒れていたので直しときました。

行き成り、始めてみるササユリの花のお迎えで超感激しました。何しろ絶滅危惧種と聞いていましたから。

 

登山道はゲレンデとゲレンデの境に出来ていますが時々はゲレンデを横切ります。     中級コースの斜面ですので
息が上がります。しかし雪の無いゲレンデはお花畑です。何でもないアザミも良く見ると素敵です。

 

登山道は大体小さな丸太で出来ていて歩き易いのですがスキー場なので尾根に出るまで木陰は少ないです。 予報に
反して快晴なので汗が噴出してきます。ササユリや他の花を楽しみながらの歩きですので、何時も以上の休憩が入ります。

 

 

ゲレンデを過ぎ木立の中を歩きますが、時々大きな蜂が追いかけてきて刺されそうになります。
フマキラースプレーを振り掛けながら必死に逃れます。そうこうする内に傾斜が緩くなると分岐です。
国設スキー場5分とあり。多分、上級コースの最高地のリフト下り場でしょうか?確認しませんでしたが。

 

直ぐに尾根道に出ました。右からは夏焼尾根登山道と合流する地点で左に進むと恐羅漢山とありました。
左折すると【山頂まですぐ】の新しい看板もありました。

 

山頂に着きました。展望は余り良くは有りませんが広々としていて気持良い所です。何しろ広島県最高地点です。
旧恐羅漢山へ25分とあり往復する積りで向かいましたが踏み跡が少なく可也下りる感じだったので止めて引き返す。

引き返した山頂で休憩とします。フルーツとコーヒーを戴き一番高い岩の上に立ち景色を楽しみました。

 

 

休憩後は夏焼尾根登山道へ向かいます。立山コースからの分岐までは同じ来た道を引き返す。分岐は直ぐです。
この先は何処までもナダラカで道幅も広く歩き易い。殆んどのハイキング登山は此方なのでしょう。

 

このコースは森林浴が楽しめますね。木陰ですが尾根道なので適当に風は有り気持良いですね。
コースを示す赤色のテープが高い所に付けて在るので冬は積雪が深い事が容易に判りました。

小一時間もすると夏焼峠に着きました。左に進むと砥石郷山ですが右に折れて牛小屋高原に向かう。

 

もう少しで登山開始した登山口に出ます。大きな木が一杯の森林の中を歩く。ヤマボウシの大きな木も幾つも有り、
本当に白い帽子をかぶっている感じです。写真を何枚も撮りましたが遠くでもあり、木のテッペンに咲いているので
良い絵とは成りませんでした。多分其れなりのカメラが必要なのでしょうね。

 

キャンプ村のバンガローが見え始めたら直ぐに登山口に戻ってきました。未だ11時前でしたし、快晴のままでした。

 

 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元越山(もとごえさん) 大分県/佐伯市 九州百名山

2009-06-24 21:14:47 | Weblog
6月第3日曜日は雨模様の予報。梅雨の晴れ間も九州の何処かには在るだろうと天気予報とニラメッコする。

長崎の方から雨脚が近づく感じなので今回は九州の最東に在る未だ登った事の無い九州百名山は何処かにないかな?
在りました、元越山です。大分県/佐伯市・中野河内に登山口が在るそうです。

幸いに東九州自動車道が佐伯まで一年前に開通していました。宇佐別府道路、大分自動車道、
東九州自動車道と走り佐伯インターで終点です。

10号線に出た所に道の駅やよい(弥生町)があり温泉施設と大駐車場の設備が在りました。
多くの県外者の車が止まっていて私達も此処で仮眠して朝を待つ事にしました。

天気が気に成り寝付けないかな?と思いましたが夜明けまで良く寝ました。
起きて外に出て見上げると雲が多いものの切れ間には青空も覗いていました。ラッキー。

この調子だと御前中は天気が良いでしょう。
国道10号線から直ぐに国道217号線に入り、佐伯市内を逆Uの字に回り国道388号線と移動して一級河川の
番匠川を渡って県道501号に入る。最初の橋の袂に手作りの「九州百名山/元越山⇒」が在りました。
この手作りの案内看板はトテモ親切です、次から次へと誘導してくれます。
指示通りに走ると中野河内の登山口に着きました。

綺麗に整備された登山口から歩き出しましょう。         森林浴です。

 

景色は有りませんが木漏れ日が差し込んできて気持よく歩けます。
下の地蔵に手を合わせ先に進むと一旦林道に出ました。林道は一部崩落していましたが危険は有りません。

 

林道を100m弱右に登ると崩落した斜面に登山道出てきました。山頂まで1,250mと在りました。
崩落部を過ぎると又気持いい森林の中の歩きです。1,000mから100m間隔で指導標があります。
実に懇切丁寧な登山道です。滅多に在るものでは有りません。

 

中の地蔵様です。                         ここら辺から先はコンナ感じのシダと立ち木の景色が続きます。

 

あと600m。     100mずつ減ってゆきます。         あと100mです。

 

山頂に着きました、山頂ですよ。      初めての山は、山頂に立った時の感動は何とも言えませんね。

 

山頂には一等三角点(全国に347ヶ所しか無い)と珍しい天測点の六角形の石柱、Ⅰm四方の御影石で作られた元越
山頂展望図の石碑などの公的なものと私的な記念碑が一杯在りました。
中でも石碑は東西南北に展望図画丁寧に描きされていて素晴らしい。

 

明治の文豪、国木田独歩が若かりし時佐伯市に10ヶ月滞在していて、その間二回も元越山に登った時の感動の詩が
石碑の上の面に彫って在りました。いい詩です。

四国までは見えない視界でしたが其れでも可也の範囲が見え我々も感動しました。
日豊海岸国定公園の米水津湾(よのうずわん)から色利浦の港が綺麗。ちょっぴり文豪もどきの感情が涌いてきたような。

 

今日は父の日です。今まで誰とも会いません、皆さん遊園地あたりですかね。
今日もまた九州百名山の貸切登山でした。

日が未だ差している御前中に里まで降りましょう。

 

中野河内の村の皆さん有り難うございました。登山者用駐車場、登山者用トイレ、登山者用飲料水、登山者用杖の用意、
登山届けボックス内に無料で用意して有った元越山ガイドマップなどなど本当に素晴らしい心のプレゼントでした。

九州百名山今回で丁度半分の50座目です。ふもとの皆さんに愛されている山が区切りの山で良かったです、本当に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久住山   第57回くじゅう山開き

2009-06-11 20:21:43 | Weblog
 今年も久住山の山開きの日に九重連山に行ったよ。今までは山頂祭に参加してないので朝早く登山開始して
10時からの山頂での儀式に間に合わせる事にしました。
 長者原に前日21時に着きましたが8割がた駐車場は登山者の車で埋まっていました。
出発時の長者原は車だらけです。牧の戸登山口までは臨時バスで行き高度を稼ぎます。

  
 
 朝一番のバスに乗る事が出来ました。6時05発でしたが一杯でした。何所も彼処も道の横の空き地まで車だらけです。
6時30分過ぎには牧の戸登山口より歩き始めました。人だらけです。昨日までの霧雨が嘘みたいに晴れてきました

  

急坂を登り最初の東屋の在る休憩広場から朝もやに浮かぶ景色が素敵です。
遠くに由布岳が雲海に見える。登ってきたほうには湧田山が見える。

 

沓掛山まで来ると扇ガ鼻斜面がピンクに染まっているのが判る。沓掛山を降り振り返ると登山者が続く。

 

鞍部の広場に着き皆さん休憩中なので、私達もそうしましょう。
 
 

西千里に着き、扇ガ鼻と今から進む方を見てから登ってきた方も見ます。

 

西千里原を久住山へと向かう、北側の星生山を見ると其の尾根にも沢山の縦走者が見えます。本当にてんきが良いです。

 

星生崎の岩場を過ぎ避難小屋とバイオトイレの在る広場を過ぎ先に進みます。

 

久住別れに来ると北千里原方面からも列を成し大勢の登山者が歩いて来ているのが遥か下に見えます。
勿論、平治岳も見えますし今日の視界は凄いですね。

 

 

久住山の最後の登りは何回登っても厳しいが天狗ガ城と中岳斜面のミヤマキリシマが素晴らしく其の応援で登り切ります。

 

登り切り緩やかに成ると南斜面も見える尾根に出て山頂は西に90度方向を変え直ぐ其処に見えます。山頂には、
もう相当の人で溢れているので此処らで休憩しているグループも多いです。ミヤマキリシマの咲き誇る場所もいっぱい在りますし。

 

 一応、山頂に行き記念写真を撮りますが登山者でごったがえし写真どころでは有りませんでした。

 

 まだ9時一寸です。山頂祭は10時からです、座れそうな隙間を見つけ二回目の朝食を摂ったりして時間を潰します。
皆さんも食べたり飲んだりお喋りしたりしながら神事が始まるのを待っている感じでした。誰も下山しませんもの。

 そうこうしている内に10時に成り始まりました。厳かに祝詞が始まりましたが、どう言う訳か皆さん起立して頭をたれるものですから
中心部での神事の様子は想像するしか出来ません。
それでもカメラを高く上げメクラ取りしました。中心で白い服を着た若い神主さんが確認できました。

 

 式典が終わり記念の旗を貰い一斉に皆、下山開始です。大方の人達が出発後、ゆっくりと歩き出す。
下山は余裕があり、景色を見ながら下りれます。天気は良い、花も綺麗、本当に本当に恵まれた山開きの日です。

 

 天狗ガ城、中岳分岐にくると遠くに修験者が尾根道を歩いています、絵になりますね。 

 

久住別れに戻り避難小屋前広場を過ぎ星生崎岩場横を抜けています。



 西千里を西へと戻り扇ガ鼻へと進むとミヤマキリシマのピンクが待っています。

 

 ここ扇ガ鼻斜面のも素晴らしいの一言以上の言葉は要りません。

 

 扇ガ鼻山頂でお昼をゆっくり戴き戻ります。楽しかったね。扇ガ鼻山頂には紅ドウザンツツジも咲いていました。


 

 一斉に皆、下山開始です、渋滞するだろうねと言う間も無く混雑してきました。
沓掛の登りでは停滞して動けません、腰が引けて登れないお嬢さんが居たりして大変です。

 

 沓掛山を過ぎ休憩展望所を走るように歩き15時20分の長者原行きのバスに間に合わせました。

 

久住山に久しぶりに登りましたが、やっぱし日本百名山、九州の誇れる山です。
天気もよく最高でした。今回の写真はクリックで皆大きく拡大できます。見てね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八郎岳・小八郎岳 長崎県/長崎半島 九州百名山 H 21.5.31

2009-06-01 21:08:42 | Weblog
長崎自動車道から出島有料に入り、出たら直ぐ左折して国道499を南下する。平山バス停近くの細道を山側に折れる。一寸判り難く通り過ぎたりした。細道の途中に登山口が在った。登山者用駐車場は無かったので更に500m登り空き地に留めて戻り登山開始です。

  

登山口は墓地の一番下の所を通ります、その下にはサイクリングロードがあり思わず其方を歩きたくなりますが違います。直ぐに林の中の歩きとなり、出発点とは違い気持良い森林浴が楽しめます。急な登りが続きますがソンナには苦しくは有りません。

 

五合目、八合目、あと少しと成ります。

 

一時間三十分位で山頂に着きました。残念ながら朝もやが濃ゆく長崎市内や周りの山々が全く見えず記念写真を撮ったら小八郎岳へ行く事にする。

 

山頂から小八郎岳への矢印が反対を指しているように見えるし他の案内に書いてある地名、山名を知りません。其の上、地図を持って来なかったので山頂から進めません。仕方なく途中、小八郎岳へ近道と書いてあった場所まで来た道を引き返す。

草住神社への分岐です。此処からも登山道は判り難く困ったけど鳥居の横を無理やり分け入り進みます。藪こぎ笹こぎを15分ぐらいする。すると山頂からの本登山道に合流した。大安心です。

 

暫く広い登山道を行くと小八郎岳への分岐が出て登り切ると後五分とある急登りです。

 

小八郎岳の山頂で大休憩の予定でしたがクマンバチみたいな大きな蜂が威嚇の音を出し続けます。蜂さんにお断りを言いながら素早く山頂写真だけは撮らせて貰い先に進む事にしました。

 

道なりに下山すること暫くして急に視界が開け乙女峠に着きました。此処は広いし休憩には持って来いの所でしたね。振り返ると小八郎岳が手を振ってくれてます。

パンとお結びと枝豆と色々戴きました。其れから叉森の中に降りていく。幾つかの沢を渡ると平山への道になりました。市民の農園が400ブロック以上在る所を降り切ると車を留めていた場所に辿り着いたよ。

 

到着して振り返ると益々天気が回復していた。国道に出て見ると八郎岳と小八郎岳が綺麗に見えて嬉しくなりました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする