夫婦もんの登山日記

ここは、年配の夫婦もんが中国と九州の山歩きをしたお話を載せております

烏帽子岳 標高1,692.2m 九州百名山  熊本県/宮崎県 新椎葉越(峰越峠とも)秘境

2010-09-04 20:33:14 | Weblog
平成22年8月22日登山記録

熊本県に在る九州百名山は烏帽子岳登頂で皆、登った事に成りました。

                 烏帽子岳を最後の鞍部より見上げる



この夏は暑いですね、と言うわけで九州百名山でも標高の高い山を選びました。

登山口は峰越峠(新椎葉越)で標高も1,450mは楽に在ります。アプローチが厳しいと言うか登山口までの遠い事も
含めて秘境の峠が出発地です。


    地図はクリックで大拡大出来ます。
 

峠には登山者用の大きな駐車場があります。南側には白鳥山の登山口が北側には烏帽子岳のが有ります。
下界と大違いで朝の登り初めで14℃です、最高温度も24℃は越しませんでした、避暑地にしたい感じです。

元々の登山口と登山道は国見岳の樅木登山口へのルート途中にある林道から在りますが今は道が崩落していて
通行止めなので新椎葉越ルート位しか無いようです。今から行かれる方は注意が必要です。

駐車場の北側の舗装道路の反対側に烏帽子岳登山口の立て看板があり其処から行き成り急な登りが始まります。

 

登山口よりピークを一つ越え鞍部までに蜂に注意と有り、その通りに何回か迫ってきましたが静かに歩きますと何処かに
去って行きました。

 

最初の鞍部に着くと其処は旧椎葉越と言う所で案内板には色々記してあります。熊本県側の泉村からの登山道が左に
有りますが右側の斜面には宮崎県側への旧道が有る筈ですが見当たりません。

もう誰も通らず落ち葉や枯れ木に埋もれてしまったのでしょう。小休憩を入れ再び歩くと岩場に差し掛かり一寸だけ登り
切ると見晴らしの良い所に出て南を見ると歩いて来た尾根道と遠くには市房山まで見えました、ラッキー。

 

両側のスズタケが十分に刈り取ってあり歩き易かったです。藪漕ぎ笹漕ぎを覚悟して登り始めたのですが見事に
手入れしてあり感謝です。

【実は昨年10月4日には泉・五家荘登山道整備プロジェクト】が有り峰越から烏帽子岳までの約5㎞の区間を整備し
スズタケが覆っていた登山道も国道並みに改善しましたと地元の方のHPに有りましたがプロジェクトより10ヶ月経っても
歩き易かったです、有り難う御座いました。

 

この登山道は標高差は無い割には距離が長くアップダウンが多いのでメリハリを自分なりに付けながら歩く事に成ります。

幾つかのピークを過ぎるとオムスビ型の可愛い岩が有り大分山頂に近づいたでは無いかと思われる前方の景色です。

 

最終鞍部から一気に上りきり平坦な道に成ると向こうに分岐を示す看板が見えてきました。

五勇山と烏帽子岳への分岐です。

 


凄いシャクナゲ群生地です、その木の大きい事、今まで見たことも無い大シャクナゲ群生地です。残念ながら季節が
違いますので花は有りませんが素晴らしい場所ですね、花の咲く頃又たずねて見たいですね。

分岐より数百メーター山頂まで続くシャクナゲの森を歩きました。

 

山頂です、朝ごはんを戴きながら大休憩し景色も堪能します。おもに南側がよく見え此処からも市房山が見えます。
朝も遅く成って来たので市房山山頂にも薄雲が掛かって来ました。

 

 

さあ~帰りましょう。直ぐに先程の五勇山へとの分岐に着きます。シャクナゲの大木が気になりますね。



振り返ると烏帽子岳が見れます、古い登山道は尾根の左から登るのでしょうとか言いながら今まで居た山頂を懐かしがる。

 

帰りは矢張り早い、もう旧椎葉越え分岐です。急ぎ過ぎて足に来たので中休憩を入れます。そして最後のピークを登り
最初の急坂を下りると出発点です。誰にも会わない山ですねと言っていると下山時に6~7人と擦れ違いました。

 



                    山頂から見る市房山方面です



 
コメント
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