「街角・路地」徘徊老人気まぐれ日記

爺さんの日常徘徊記録を写真で投稿。

猫の恋

2017年10月25日 | 冬支度

 

近づきて そっと窺う 猫の恋

 

「鈍草」のつぶやき

若いころまだ写真をフイルムで撮っていたころのことである。

富士フイルムの100フート缶を買って、36枚分を18本ローダーで巻いて、

カメラバックに入れ街へ出て撮りまくっていた。

当時使っていたカメラはAペンタクスSPである。

なけなしの小遣いはたいて、質屋で買った。その時に

ついていたレンズは28mm。開放F値が4だったと思う。

ファインダー覗いても暗くてピントが合わせにくかった。

一日撮影に没頭してフイルムは18本全部使って、足らなくなると、

カメラ屋でトライXを買ってとにかく夢中で撮ったものである。

なぜかその当時から路地や街角の壁の崩れかけたものや、

壊れて捨てられたものなどを撮っていた。

綺麗な風景を見る感性がないわけではないのだが、

どうしても路地や我楽多に魅かれてしまう。

路地が遊び場だった、少年期に見た昭和の光景が

写真の原点、原風景となって、今もなを続いているようだ。