水温む
緋鯉の化身か
美女立ちぬ
(鈍草)
路地裏で 昭和の記憶 辿りたり
梅雨晴れの 緑もみじや 風に揺れ (鈍草)
紫陽花の 花一面に 咲きており (鈍草)
ささユリと 梔子の花 ともに白
紫陽花の 花紫や 梅雨の入り (鈍草)
路地裏の 奥の細道 迷い込み(鈍草)
思い出の 雨降る路地や 鞆のまち (鈍草)
路地の朝 寝ぼけ街燈 灯りたる (鈍草)
春の路地 記憶をたどり 歩くなり (鈍草)
思い出の 雨降る町角